私は普段は山鳥を中心に撮影していて、カワセミを撮り始めてまだ3年程度しか経っておらず、その3年も「たまに撮りに行く」程度でしたので、まだまだ初心者です。
ただ、少しはまともな写真を撮れるようになってきましたので、初心者の方のために簡単に撮影方法を紹介したいと思います。
カワセミ撮影の準備
ロケハン
カワセミ撮影で、最も重要で、大変で、時間がかかるのはロケハンです。
現役勤労者はおおむね週1回くらいしか撮りに出ることができず、毎回カワセミに出会えたとしても月4回くらいしか撮影機会がありません。
この撮影機会の少なさが、現役勤労者のカワセミ撮影を困難にしています。
頻繁に撮りに行ける場所を確保できれば、おのずと撮影機会も増えてスキルも向上していきますので、自分の生活スタイルに合わせて良い場所を探すことが、とても重要になります。
カワセミを見つける
インターネットでさがす
鳥仲間がいる方は良いのですが、野鳥撮影を始めたばかりの方は、休暇にアテもなくカワセミを探すと心身ともに消耗します。
こういう時に助かるのが、日本野鳥の会が公開してくれている探鳥会記録です。
カワセミに限らず撮りたい鳥の情報を得るのにとても有効です。
最近はZooPickerというサービスもあって、メジャーな探鳥地はおおむねインターネットで検索できます。
また、ブログなどで撮影場所を書いている方もいますので、Google検索などで探してみるのも良いでしょう。
インターネット全盛の時代ですので、様々な方法を駆使してカワセミを探しましょう。
ネットで引っかかるような場所では、多くの場合は大砲を構えた人たちがいるので、現地に行けばすぐに撮影ポイントはわかります。
家の近くに有名なカワセミスポットがある方は非常に幸運です 🙂
自分でさがす
自分で探す前に、まずはメジャーな場所で「飛んでいるカワセミを見つけられる」くらいのスキルはつけておくことをお勧めします。
カワセミは飛び方も鳴き声も独特で、水面近くを羽根をバタバタとさせながら、キィーという鳴き声(自転車のブレーキ音)をあげて、一直線に飛びます。
鳴き声でも飛び方でもすぐ判断できますし、青い色の鳥は珍しいのでまず見逃しません。
ただ、思ったよりも小さい鳥なので少し慣れておかないと見逃すかもしれません。
慣れると、ほんの一瞬だけ視界の端を横切っただけでもわかるようになります 🙂
飛んでいるカワセミを見つけられるようになったら、探したいエリアの水場をGoogleMapなどで探して、川なら川沿いを散歩、池ならしばらく張り込んでみましょう。
カワセミは決まった時刻に来ることが多いので、同じ場所でも少し時間をズラして散策すると効果的です。
私の感覚ではカワセミは2~3時間くらい周期で狩りにくる気がしますので、1時間程度ぶらつけば発見できる可能性が高まる気がします。
季節は秋~春先くらいがオススメです。春後半~夏はどうも安定しません(繁殖時期なため)。
環境としては「サギ」のいるような、水深が浅くて魚などが豊富な水場になります。
水深が深かったり、流れが速かったり、水が汚れていたり、魚影が少ないところではカワセミはあまり狩りをしません(例外はあります)。
慣れてくると「ここはカワセミが来そうな場所だな」というのは、なんとなくわかるようになります。
自分で探すならば近場、例えば早朝に1時間程度の散歩で散策できる範囲をお勧めします。
そういう場所ならば、発見した場合に撮影頻度を飛躍的に向上させることができます。
都会ではきびしそうですが、田舎ならばそこらの小川や用水でよくみかけます。
「こんなところにいるの?」という意外な場所にもいますので、是非いろいろな場所を探してみてください。
自分でロケハンするのは、メジャーな場所で撮るのとはまた違った醍醐味があります 🙂
止まり木を特定する
カワセミは縄張りで何本か止まり木を決めていて、そのどれかにとまります。
エリアによっては100%決まった枝から狩りをします。
ですので、カワセミを見つけたら止まり木を探しましょう。
カワセミが飛んでいくのをみたら、どこに向かって飛んで行ったか、どこに止まったかをしっかり見届けて、止まり木を特定することをオススメします。
撮影ポイントを探す
止まり木がわかったら、あとはカワセミがストレスを感じない距離で撮影ポイントを探します。
近づける距離は個体によりますが、人慣れしていない場合は初めは満足できない距離でしか撮影できません。
日々少しずつ近づいていったり、ブラインドをはるしかないので、気長にいきましょう。
焦って近くで撮ろうとすると、せっかく見つけたその止まり木に、もう来てくれなくなる可能性があります。
カワセミを見つけて止まり木はわかったけど、ちょうど良い撮影ポイントがないことも多いので、そういう場合は固執せずに別の場所を探しましょう。
ボディとレンズ
ほとんどの人がカワセミの飛び込みを撮ってみたいという想いがあると思います。
カワセミの飛び込み撮影で必要な機材は、通常の野鳥撮影とはかなり違いますので、何がポイントなのか説明しておきます。
シャッタースピードが1/4000以上必要
※結構明るい日ですが、SS 1/4000 F4.0 EV-1でISO 1600までいっています
この時点でかなりハードルが高くなります。
カワセミの飛び込みは非常に高速です。
止まり木から飛び込んで、止まり木に戻るまで1秒~2秒程度です。
そのカワセミの動きを止めようと思うと1/4000~1/8000というシャッタースピードが必要になります。
ですのでこのシャッタースピードを保ちつつ、ISO的に許せる画質を維持する事が重要になります。
多くのカメラマンが早い時刻に撤収するのはこれが理由です。
リタイアしている方で毎日通える場合は撮影機会が多いので晴天装備で良いですし、現役勤労者で頻繁には通えない場合は、少し値は張りますが悪環境でも撮れる装備をそろえた方が少ない撮影機会を有効に使えます。
高速&高精度なAFが必要
MFで撮る方もいるのですが、私のようなヘタれではAF性能に頼らないと無理です。
また飛び込みは一瞬ですので、瞬時にピントを合わせないといけないためAFスピードが必要で、かつ背景や水面にピントを持っていかれず、カワセミにしっかりピントを合わせてくれるだけのAF精度が必要です。
CanonならばレンズはSTMではかなり厳しいので、少なくともUSMのレンズをお勧めします。
連写速度が必要
カワセミの飛び込みは一瞬ですので、なかなか狙ってワンショットというわけにはいきません。
※飛び出し~着水~浮上~飛び去りまでエモノがなければ1秒くらい(上の写真は着水以降)
ですので連写は高速なほど歩留まりは良くなります。
感覚としては10コマでギリギリ、15コマでなんとか、30コマあればまず大丈夫という感じです。
15コマ/秒でもほんのちょっと前の一眼レフのフラグシップくらいの性能はあります。
適切な焦点距離とトリミング耐性が必要
こちらは通常の野鳥撮影とは逆になるのですが、あまり焦点距離がありすぎると、カワセミをフレームにとらえるのが厳しくなります。
私はAPS-C + 600mmですので35mm換算960mmで撮っていますが、最近通っている京都の川ではノートリで上の写真くらいです。
私はこのくらいがちょうど良いですが、適切な焦点距離はその人のスキルや、求めている画質次第です。
上の写真は中央にとらえていますが、飛び出し~着水の瞬間は中央を維持するのは厳しいので、少しフレーミングには余裕を持った方が良いとは思います。
焦点距離をのばして被写体をフレームに大きく入れるほど画質は向上しますが、フレーム内にとらえ続けるのが難しくなりますので、歩留まりは悪くなります。
また、そういった理由から少し引いて撮る場合が多いので、トリミング耐性が高いにこしたことはありません。
焦点距離が長くなると一般的にはレンズは暗くなりますし、明るくて焦点距離の長いレンズは高価ですので、そのあたりのバランスも重要です。
EOS R7はどうなのか?
EOS R7はカワセミ撮影では、その長所を最大限には活かしきることができない場合があります。
カワセミの飛び込みは、ロケーション次第ではかなりの近距離で撮影できる場合があるためです。
APS-C 3250万画素が必要ないほど近距離で撮影できるならば、メリットよりも、画素ピッチが狭いことによる、ISO耐性の低さのデメリットの方が大きいことがあります。
また連写については電子シャッター30コマ/秒はローリングシャッターの歪みであまり使えないので、15コマ/秒と考えてください。
ただ実際はほとんどの人にとって、カワセミの飛び込み撮影でも焦点距離が足りない場合が多く、APS-C 3250万画素の恩恵は非常に大きいです。
連写も15コマ/秒は1世代前のフラグシップ機の性能ですので高性能です。
ただ、本当に「カワセミの飛び込みだけを撮影する人」にとってはベストの選択ではない場合がありますので、そのあたりは自分に適したものを選びましょう。
具体的には10mくらいで撮れるなら、EOS R3やR5+大砲レンズのほうが良いのではないかと思います。
もちろん私はEOS R7 + RF600mmF4L IS USM で撮っていますが、快適に撮影しています。
以前はEOS 1DX2 + EF600mm F4L IS II USMで撮っていましたが、その頃よりは撮りやすいです。
欲を言えば電子シャッター30コマ/秒が使い物になると良いですが 🙂
これ以上の部分はEOS R7 IIやEOS R5 II、EOS R1あたりに期待です。
※2023/03/06追記。
カワセミの飛び込みを続けていくうち、成功率を高めようとした場合にスキル向上に伴ってEOS Rシリーズの主機能であるトラッキングや動物検出がかえって邪魔になるケースが増えてきました。
上では1DX2 + EF600mm F4L IS II USMよりも撮りやすいと書いてますが、今は1DX2や1DX3の方が撮りやすく感じています。EOS Rシリーズを色々使ってみたのですがR3以降はどれもAFシステムをトラッキングベースに揃えていて、どれも似たような性能をしていますのでEOS R7がEOS Rシリーズで特段撮りづらい…という事はありません。
どのようなシーンを撮影したいかにもよると思いますが、水絡みだと一眼レフの方が撮りやすい場合もありますので自分に合ったものを使いましょう。
カワセミ撮影のコツ
初心者にありがちなパターン
私も初めはそうでしたが、
- 手持ちでファインダーを覗きながらカワセミの飛び込みを撮ろうとする
- 飛び出し直後からいきなり見失う
- 飛び込みから戻ってきた後に餌をくわえているカワセミしか撮れない
- 何をどうしたら良いのかわからず途方に暮れる
このようなパターンが多いです。
三脚、雲台、照準器を用意する
まず、安くてもかまわないので
- 三脚
- 雲台(ビデオ雲台 or ジンバル雲台)
- 照準器
をそろえましょう。
今は昔と違ってボディとレンズは軽いので雲台も三脚もそんな高価なものは必要ありません。
ビデオ雲台は
Manfrotto MVH502AH
このくらいあれば十分です。
極めてきたら機材も突き詰めて高価なものに買い替えたら良いのではないかと思います。
ジンバル雲台でも可ですが、カワセミ専用ならビデオ雲台の方が撮りやすい感じはします。
ただ、ビデオ雲台は重いのでカワセミ以外も撮るならジンバル雲台の方が汎用性は高いです。
あと初心者が照準器なしにカワセミを追いかけるのはまず無理ですので、照準器はオススメです。
撮影のコツ
照準器で撮る
照準器さえしっかり設定してあれば、ファインダーを覗く必要はあまりありませんので、まずは照準器で撮ることをお勧めします。
もし照準器をつけずにカワセミの飛び込みを撮っているならば、照準器を使った瞬間に「こんなに簡単に被写体を追えるのか」とびっくりすると思います。
カワセミの着水点を予測する
カワセミは飛び込む前に飛び込む方向をジっと見ます。
真剣に獲物をみていますので、ほとんどの場合どこに着水するかは飛び込む前にわかります。
カワセミはいきなり後ろに飛んだりはしません。
このカワセミが飛び込むとしたら大体左下の、直下ではなく少し離れた場所です。
またカワセミは大体同じような場所に飛び込みますので、何度も通うことで「この枝からは大体このあたりに飛び込む」というのがわかってきます。
うまい人ほど正確に飛び込む場所を予測しますし、カワセミが飛び込む瞬間の挙動も見逃しません。
サーボで撮る (EOS R7)
動きものをワンショットで撮る人はいないとは思いますが、一応。
一眼レフ時代はとまりものはワンショットで撮ることが多かったので、とまりもの専門でこれからカワセミの飛び込みを撮る人は、サーボはあまり使ってないかもしれません。
飛び込みではサーボAFを使って、継続的にAFし続けます。
設定は一旦Case2くらいにしておいて徐々に調整していけば良いと思います。
ゾーンで撮る (EOS R7)
玄人は中央1点でカワセミにAFを合わせ続けて撮ることができるそうですが、私には無理です。
ですので、基本的にはゾーンで撮ります。
ぶっちゃけゾーンでとらえさえすれば、あとはボディが何とかしてくれます。
R7の場合はフレキシブルゾーンでゾーンエリアを調整できますので、自分の環境やスキルにあったゾーンのフレーム設定しておきましょう。
どうしても水しぶきに合焦してカワセミにピントが合わないことがありますが、実際のところそれを運任せにしたとしても、ゾーンの方が歩留まりは高いと思います。
範囲は全体じゃないの?というのは、流石に他のものにピントがあってしまうことが多いからで、撮影距離やレンズ焦点距離に合ったゾーン範囲をつくっておくのがよいです。
トラッキングや動物検出はOFFにする (EOS R7)
この記事で書きましたが、R7はトラッキングがONだと処理スピードやアルゴリズムの関係で、AFが1歩遅れてついてくるような動作をします。
通常の被写体ならば気にならないのですが、カワセミの飛び込みのように素早いものではAFが追い付きません。
基本的にはトラッキングはOFFにして、素早くピントが合うようにしておいた方が初めは良いと思います。
また、動物検出は水中から浮上してくるカワセミをなかなか認識せず、逆に背景をとらえることが多いのでこれも初めはOFFにしておいた方が無難と思います。
もちろんカワセミの飛び込み以外の野鳥撮影ではトラッキングは非常に有用ですので、うまくボディの設定を分けるかカスタム設定しましょう。
2023/03/06追記
動物検出についても概ね傾向はつかめたので追記しました。
メカシャッター or 電子先幕で撮る (EOS R7)
電子シャッターはローリングシャッターの歪みが盛大に発生しますので、飛び込みについてはメカシャッター or 電子先幕で撮る方が安全です。
飛び出しのプリ撮影 (EOS R7)
EOS R7にはプリ撮影という機能があります。
ただ、この機能は電子シャッターでしか使えませんのでローリングシャッターの歪みが起きます。
ただ飛び出しのタイミングをはかるのは難しいので、初めのうちは飛び出しを撮る場合はプリ撮影で撮って、歪んでいないショットを抽出することをお勧めします。
初めから水面で待つ
カワセミの飛び込み撮影を始めてみてどうしてもうまく撮れない方は、初めのうちは着水位置を予測して、初めからそこに照準を合わせておくのをお勧めします。
上の写真で言うと、赤い線でレンズを振るのは初心者には難しいので、黄色い線でレンズを振りましょう。
この黄色い線の範囲ならカワセミが飛び込むまでには、ほとんどの場合は間に合います。
初めからピントが飛び込み位置近くに合っているので、ピントが外れづらいという利点もあります。
もちろん慣れてきたら赤線で良いのですが、初めは黄線の方が歩留まりは高いと思います。
上の写真はカワセミが明後日の方向を向いていて良い例ではないのですが、赤いラインの方を向いている場合..と考えてください。
機材を見直す
それでもどうしても厳しい場合は、機材を見直すことをおすすめします。
ボディとレンズ
少なくとも、ボディかレンズのどちらかに投資すると撮影は格段に楽になります。
Canonは幸運にもR7がコスパ最高ですので、レンズにお金をかけることをおすすめしますが。
もしサードパーティのレンズでうまく撮れないと悩んでいるようでしたら、Canon純正のLレンズを使ってみましょう。
そこまで古くないLレンズでUSMのレンズなら十分撮れるのではないかと思います。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMあたりはAF速くて評判良いですね。
EF400mm F5.6L USMは古すぎるので、今度余裕がある時に試してみます?これでちゃんと撮れたら、ボディ込で30万くらいですね
RFマウントでAFが高速に動作するL単なら文句なしですが、中古でも50万以上はするのでそのあたりはお財布とご相談で。
雲台と三脚
良い雲台や三脚をそろえるのは大事なのですが、安い雲台や三脚でも撮れるので感覚を掴むまではそんなに高いものじゃなくても良いのかなとは思います。
とはいえ、それぞれ数万はかけた方が良いと思いますが、初めは数十万かけるひつようはないのではないかと。
いろいろとわかってきたら、自分にあったボディやレンズを決めて、その重量やサイズなどに合わせて雲台や三脚を選ぶのが良いのではないかと思ってます。
昔は本当に重量級のボディやレンズしかなかったですが今ではいくらでも軽量で小さいもので撮れると思いますので。
まとめ
- ロケハンしてカワセミを撮影できるポイントを探し、撮影頻度を高める
- 自分にあったボディとレンズを選ぶ
- 三脚、雲台、照準器は必ず揃える
- 照準器で撮る
- 機材の短所を知り、対処する
- 難しければ初めから着水点を狙う
- 思い切って機材を見直してみる
まずはロケハンして、できれば毎日でも早朝に通えるような近場で、カワセミ撮影ポイントを見つけるのが重要です。
撮影チャンスの少なさがカワセミ撮影を困難にしている大きな原因ですので、ロケハンをしっかりやって撮影頻度を増やしましょう。
それでもカワセミを撮るのは結構難しいので、初めのうちは失敗ばかりになります。
失敗が続くとカワセミ撮影を辞めてしまったり、機材沼にハマってしまったりするので、まずは「どんな方法でも撮る」ことを目標にしましょう。
初めから玄人の真似をしても絶対うまく撮れません。
どんな方法でも撮れさえすればモチベーションも保てますし、どうやれば歩留まりを向上させることができるか?、どうやればより綺麗に撮れるか?と、次につながっていきます。
良い機材を使うと、驚くほど撮影が楽になりますので、それもオススメです。
どうでしたでしょうか?
また私自身がもっとすごい写真を撮れるようになったら上級者向けの解説も書きたいと思います 🙂
以下、この投稿中でも出てきていますが、カワセミ撮影検証の記事です。
ヤマセミも撮ってますのでどうぞ。
付録:撮影装備紹介
ミラーレスになってから、できることも増えたのでいろいろ模索中です。
先日少し紹介しましたが、ベースはこれです。
フードをショートフードに変更しているのでロクヨンにしては小さく見えますが。
照準器がかなり斜め上に飛び出ていますが、ロクヨンだとこのくらい離さないと照準がフードにかぶってしまうという問題が。
これが普段の撮り方。
自分のスマホを外部モニターにして照準器の右側につけることで、「両眼視っぽく」撮れます。
初めは動画の録画のためにつけたのですが、これが思ったより便利です 🙂
実はその先があって、これがフル装備…ちょっとヤマセミ装備が混ざってます。
なんかおめでたい感じですね 🙂 バカそうです
スマホのバッテリーが先に切れてしまうので、モバイルバッテリーで給電しながら使ってます。
レリーズは最近はカワセミではあまり使いませんが、ヤマセミはとにかくジッとしている時間が長くて、シャッターボタンに指をのせたまま待つのが苦痛なので使ってます。
その場合は左手レリーズ、パン棒は右手になります。
日々装備は変わっていますので、また面白いのを見つけたら紹介します。
スマートグラス
最近はこういうスマートグラスつけたら両眼視できるんじゃない?とか思い始めてます 🙂
さらにバカ度数が上がりそうですが、まだまだ性能低いのと高いのとで買いません 😛
装備一覧
参考にどうぞ。
Canon EOS R7 ボディ。
何度か記事にしていますが、私の用途では最高の野鳥撮影カメラです。 |
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Canon RF600mmF4L IS USM |
RFの600mm F4L IS USM、ロクヨン。
野鳥撮影においては最も汎用性の高いレンズじゃないかと。 とまりものや大き目&遅めの野鳥だけを撮るならRF800mm F5.6の方が有利。 ただ、やはりこの焦点距離でF4というのは暗所や動体に強いため非常に便利です。 |
RF用のExtender x1.4。 ヤマセミ撮影などでは重宝します。 |
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Gitzoのフルードジンバル雲台。
ビデオ雲台よりは頼りなく感じるかもしれませんが、重量も操作感も軽いので持ち運びしやすいのと、フルード機構でカワセミ撮影などでは結構ピタっと止まります。 |
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GITZO GT5542LS | Gitzoの5型 三脚。
はるか以前にEOS 1D mark IV + EF500mm F4L IS USMを使ってた時から使ってます。 比較的軽いのと、まったくブレないので重宝しています。 |
SmallRig Canon R7用“Black Mamba” ケージ 4003
L型ブラケットが発売されないので購入してみたのですが、左肩についているコールドシューが照準器装着に丁度よかったので使い続けてます。 一応、ボディ保護にもなってはいます。 |
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Olympusの照準器 EE-1
他の照準器を使ったことがないのでなんともですが、必要十分。 |
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Canonの純正レリーズ。 | |
HDMIからの出力をスマホで表示/録画するためのUSBビデオキャプチャー。
スマホを外部モニターとして使う&スマホで動画を録画するために使っています。 |
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SmallRigのスマホホルダー。
いろいろ使いましたがこれが一番しっかりしてますね。
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USB Type-C ハブ。
これを経由することでモバイルバッテリーで給電しながらUSB Type-C ビデオキャプチャを使用できます。 |