夏鳥探鳥まとめ
この投稿について
3回にわたって2025年の夏鳥探鳥についてまとめていきます。
第2回は中継地の鳥たちも目的地に向けて移動し、滋賀県に入ってきた渡り鳥たちを追う5月中の探鳥となります。
滋賀県をメインに書きますが、近隣の県だと参考になる点も多いかと。
滋賀の夏鳥の傾向
過去の傾向からですが、夏鳥は大体2回にわけて渡ってくるように感じています。
私はなんとなく先鋒隊と本隊と呼んでいますが、大阪に渡ってきてから大体1~2週間くらいで滋賀に先鋒隊が到着します。
この時期は滋賀は盛況で、サンコウチョウやアカショウビン、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、サンショウクイ、クロツグミといった夏鳥レギュラーメンバー達を見る事ができます。
ただこの先鋒隊は長続きはせず、通過したり営巣を始めたりでわりかし短期間で一度静かになります。
その後少ししてから本隊が6月くらいから入ってくるような感じですね。
本隊は先鋒隊と同種の鳥たちの数が増えるほか、さらに珍鳥が入ってきたりしますが、難易度は上がっていく感じかなと。
この時期はじっくり探鳥地に通う

第1回は遠征を中心としてきましたが、この時期は地元の探鳥地にひたすら通って探鳥しています。
これは私が単純にサンコウチョウが好きだからというのもありますが、この時期に鳥たちの行動傾向や探鳥地の変化を把握しておくと6月の探鳥が充実したものになるというのがあります。
この時期は一期一会というよりは鳥たちの行動を把握することで撮影成功率は高まりますし、鳥種は増えていきますので何度も通う事で珍鳥を発見できたりもします。
例えば今年はサンコウチョウが非常に高い確率で通ってくれたルート場所があって、この7月の初旬までそれは変わらず、長く撮影を楽しむことができました。
朽木の夏鳥
サンコウチョウ
私の夏の野鳥撮影は、とにかくサンコウチョウを撮らないと始まりませんし終わりません🤣
今年は先鋒隊のサンコウチョウが少なかった上に、かなりイケズでしたのでヤキモキしましたが無事撮影。
探鳥地で「グエ、ピヨロピー、ホイホイホイ」という声が聴こえたら、ソワソワして撮れるまで毎日通ってしまうような勢いです。
私が初めてサンコウチョウを撮ったのは白山の麓の秘境で、「こんな鳥が日本に実在するのか」と衝撃を受けた記憶があります。
他の鳥と見た目が全く違うし鳴き声は特徴的だし、本当に童話や図鑑の中の別世界の生き物という感じでした。
いや、どうみても変でしょ🤣
正直な所、アカショウビンやヤイロチョウなどよりも好きな鳥ですので、他の鳥は放っておいてずっと撮っていたいというのが本音ですが、撮りすぎると流石に疲れますね😇
サンコウチョウは鳴き声を追って行動を把握すればほぼ確実に撮れる鳥ですので、探鳥の練習相手としては非常に良いターゲットです。
この時期はずっと鳴き続けていますので気分的にも盛り上がりますし、オススメですね。
今年すこし心残りだったのはメスをあまり撮れなかったこと。
これは去年撮ったメスですが、これは流石にあざとすぎて心が持っていかれてしまいました🤣
まだ渡ってしまったわけではないのでチャンスはありますが、何とか残り短い期間で撮影できますように….。