夏鳥探鳥まとめ
この投稿について
3回にわたって2025年の夏鳥探鳥についてまとめようかと思います。
この時期は野鳥の移り変わりが激しく、野鳥撮影を始めたばかりの方はうまく探鳥地を巡ることができずにチャンスを逃してしまう事が多いかと思いますので、また来年の夏鳥の季節になる前…3月くらいに読み返してもらえたらと。
滋賀県をメインに書きますが、近隣の県だと参考になる点も多いかと思います。
第1回は4月初旬~5月頭、渡りの真っ最中となります。
遠征のススメ
滋賀は内地のため、冬鳥は早く去って夏鳥は遅く飛来します。
そのため滋賀県内だけで探鳥をすると、どうしても約2~3週間ほどの空白期間ができてしまいます。
もちろん待つのも良いのですが中継地には冬鳥も夏鳥もいる上に、滋賀ではみられない珍鳥にも出会えるチャンスですので4月の初旬~5月頭は遠征をお勧めします。
滋賀県からの場合は大阪、兵庫、福井、石川あたりがオススメですね。
渡りルート
滋賀県は昔から交通の要所と言われていて、近畿圏はもちろん北陸や中部地方の県とも接しているため1~2時間ほどの車移動でいろんな県へ移動できます。
滋賀から見ると夏鳥の渡りは、兵庫県の方から入ってくる南ルートと、石川県の方から入ってくる北ルートの大きくわけて2つのルートがあります。
4月初旬にはこのあたりを探鳥しに行って様子を見ますが、ゴールデンウィークかその少し前くらいがピークなように思います。
年によっても多少はズレるのでそこは毎年ネットやなんかで調査を。
今回紹介する大阪城公園や普正寺の森などの鳥の渡り情報は、ネットで探せば何かしら出てきます😎
南ルート (兵庫、大阪)
大阪城公園は野鳥の中継地として非常に有名な場所ですが、こちらは南ルートで渡る鳥たちの中継地となります。
数日だけ滞在するサンコウチョウやアカショウビンも撮影できるため、近い人はここに通ってれば大概の鳥は撮影できます🥴
ただ観光客も多い公園の茂みに鳥たちがいるといった風情なのと、大阪は餌付け文化のある地域ですので大きな自然の中で鳥を撮影したい人は合わないかもですね。
私はその土地の文化は尊重しますので別に問題ないですが、ワームを咥えた鳥を撮るのはちょっと避けています😇
コマドリ
鳴き声は「ヒンカララ」と美しく、主に藪の中にいます。
初めて聴く人はおそらく鳥の声かどうかすら判断できないくらい特徴的な鳴き声ですね。
大阪城公園には毎年のように現れて、見事に餌付けされています🤣
滋賀にもコマドリはやってくるのですが数は少ないため、私はコマドリはこの時期に大阪城公園で撮影することにしていたり。
ヤブサメ
今年はヤブサメがいて、カメラマンが藪の周りを囲んでいました。
こちらも滋賀に一応いる鳥ですが、あまり見ないですね。
ヤブサメを撮ろうとして訪れたわけではないですが、嬉しい出会いでした🐧
遠征は一期一会が多いのも魅力ですね。
クロツグミ
クロツグミは滋賀まで入ってきた後はかなり警戒心が強いので、中継地で撮影しておくと楽です😎
渡ってきてお腹がすいているのか、一心不乱に落ち葉をひっくり返していました。
朽木では毎年繁殖していますので山や森ではなじみの深い鳥ですが、遠征地の公園などで見るとまたちょっと感じが違いますね。
アトリ
こちらは滋賀では冬の間によく群で行動しているのを見ますが、今年は渡り中のアトリを撮影できました。
オスは繁殖期にはマスクをかぶったみたいに頭が真っ黒になるんですが、黒くなりかけていますね。
滋賀では冬にしかみない鳥ですが、夏は結構ファンキーな鳥だったりします🤣
ツグミ
冬の公園では定番の鳥。
まだ寒かったので羽毛に空気をいっぱいにため込んでふっくらしていますね。
「雨降ってきたな…」という感じで物思いにふけってボーっとしていました。
4月は大きめの公園で地面に何かいるなと思ったら大体ツグミです😂