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カワセミ撮影の魅力
カワセミ自体の魅力
青色の鳥は人気
そもそも青色の鳥たちは人気があります。
有名な青い鳥の童話から「幸せの青い鳥」という言葉が日本でも広まっていて、探鳥地で青い鳥を撮った人からはよくその言葉が出てきますね。
オオルリ、コルリ、カワセミあたりが青い鳥の代表格。
どの鳥も綺麗な鳥ですが、特にカワセミは水に飛び込むこともあって他の青い鳥よりも更に『青』という印象が強いのではないでしょうか。
ブッポウソウ目カワセミ科は人気
こちらも同様なのですが、ブッポウソウをはじめとしてカワセミ、ヤマセミ、アカショウビンなどのブッポウソウ目の鳥たちは人気があります。
その中でもブッポウソウを除くカワセミ科の3種は大きさは違うもののクチバシの形から体形、仕草まで酷似しています。
長いクチバシに短い足、背伸びをするように頭を上下させ、少し笑っているかのように見える表情が何とも言えないくらい可愛いですね。
King Fisher
カワセミは、英語では「King Fisher (魚獲りの王)」と呼ばれています。
名前の通りでカワセミは枝から水に飛び込み、魚やエビなどを狩って生活しています。
枝の上から水面にクチバシが突き刺さるように急降下し、少し水中に潜ってから魚を咥えて浮上して飛び去る姿は一度見ると虜になってしまいますね。
カワセミ撮影の魅力
ダイナミックで二度と同じショットがない
多くの人がカワセミの水絡みを撮ることにハマっています。
「水絡み」と呼ばれる通り、カワセミの魚獲りのシーンは水しぶきとセットで無限の表情を見せてくれます。
カワセミ抜きでも水面に何かを落としてその瞬間の水しぶきを撮るのは楽しいのですが、そこにカワセミが狩りをして魚を咥えているとなると可能性は無限大ですね。
その過程でホバリングなどをしてくれることもあって、様々なシーンを期待できます。
難易度バランス
カワセミの撮影は運が絡むもののスキルでカバーできる面が多く、難易度のバランスが非常に良いです。
初心者でも最高の機材を使えば歩留まりは高まりますし、玄人ならどんな機材でも弱点をスキルで補って撮れたりします。
その上で100%成功とはいかないため、なかなか飽きが来ないんですよね。
これが難しすぎて慣れても数%くらいしか撮影に成功しないものだと楽しくありませんし、100%簡単に撮れるような撮影は飽きられてしまいます。
「もうちょっと良い機材なら…」「もう少し上達すれば…」という感じでどんどんハマっていくわけですね🤣
ロケーションの安定度
カワセミは留鳥ですので、基本的に繁殖期以外は安定して毎日同じ狩場に現れます。
また縄張り意識が強く毎日巡回しているので、丸一日全く見られないという事はあまりありません。
更にお気に入りの枝やフンをする場所があるので、それらを把握すれば簡単に見つける事ができます。
「ほぼ毎日会える」というのは野鳥撮影では重要なことで、この点も多くの人がカワセミ撮影にハマる大きな要因です。
身近な鳥
昭和の環境破壊が酷かった時期は、カワセミは大きく減少して「なかなか見られない鳥」でした。
ですがその後は環境改善が進み、私がカワセミを撮り始めた頃から比べても数はかなり増えているように思います。
もちろんカワセミの適応能力もあるとは思いますが、ぶっちゃけ滋賀だとほとんどの川もしくは湖の畔にいる気がしますね。
車で30分以上かかるような場所に毎日通うのは時間的、体力、金銭的に負担が大きいですが30分までなら気楽です。
ですので「近場で撮れる身近な鳥」というのも大きな魅力です。
人に慣れる鳥
カワセミは本来はかなり警戒心が強く、田舎で人が少ない場所では距離30mでも目が合った瞬間に逃げます。
ですが、公園のカワセミは人間に慣れていて距離10mくらいまで近づいても逃げないエリートが多いです。
おおよそ人がいる場所のカワセミは距離20mくらいまでは接近を許してくれる個体が多く、距離20mなら十分撮れます。
餌付けしている場所もありますが、そういうのを除いても人慣れしてくれる鳥ですね。
毎日会いに行って近くにとまってくれると、やはり親近感のようなものが沸いてついつい顔を見に行ってしまいますね。