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野鳥撮影 EOS R5 mark II+古いEF大砲(EF800mm F5.6L IS USM)の実戦レビューと撮影のコツ

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高速動体撮影(カワセミ)

カワセミの季節到来、飛び込み撮影 EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMで検証
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カワセミ撮影では流石にRF600mm F4L IS USMと比べて大きな違いがありました。

ただ全く撮影できないかというとそういうことはないので、違いとコツを紹介します。

AFスピードには大きな差


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 4000 -3EV 

猛禽は古いEFレンズでもさほど問題はなかったのですが、やはりカワセミの飛び込み撮影では大きな差がでます。

これはEF600mm F4L IS II USMを使っていた時にも感じていたことですが、水に潜って浮上してきた瞬間に被写体に即座にピントを合わせてくれず、被写体にAF合焦エリアは出ているのにピントが合っていないという事が多いです。

RF600mm F4L IS USMではこういうケースはほぼないんですよね。

感覚としては30コマ/秒換算でRF600mm F4L IS USMが1~2コマでピントをあわせてくれているとしたら、EF600mm F4L IS II USMで2~3コマ、EF800mm F5.6L IS USMは3~4コマくらいの感覚です。

これはつまり浮上した瞬間はほぼピントが合わないという事で、なんとかして浮上前からうまくピント面を合わせておかないといけないため工夫が必要そうです。

歩留まりがRF600mm F4L IS USMが90%としたら、EF600mm F4L IS II USMは60%、EF800mm F5.6L IS USMは50%くらいですかね…?

ただEOS R7の頃は10%くらいだったので、それを思えば普通に使えるレベルではあります。

これに関しては「現時点では」という事ですので、もう少し回数を重ねて工夫してみようかと思います。

連写スピードは安定


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 2500 -2EV 

これについては猛禽撮影と同様です。

20コマ/秒が安定して出てくれている感じがあるので「これだけ出てたら別に困らない」というのが正直なところですね。

16コマ/秒⇒30コマ秒って全然違う感じがするんですが、なぜか20コマ/秒⇒30コマ/秒って「ちょっと速くなったかな」という感覚になるんですよね。

あとはEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMの時に比べたら天国という感じ。

あきらめていたミラーレスでのEF800mm F5.6L IS USMカワセミ撮影を、これから少し掘ってみようかと思えました。

プリ連続撮影でレリーズタイムラグを解消


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 2500 -2EV 

プリ連続撮影はAFの作動開始の感覚がズレるので、使ってみて自分の感覚に合うかどうかで評価は変わりそうです。

私はカワセミが着水する瞬間にシャッターを入れるのですが、その場合はプリ連続撮影はレリーズタイムラグの短縮のようにつかえるため有効です。

私の場合はどうしても着水の瞬間にシャッターを押しても、ほんの少し遅れるんですよね。

もちろんこれが悪さして失敗するケースもありはするんですが、どちらかというと助かっているケースが多いかなと。

ブラックアウトフリー撮影によるレンズ制御抑制


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 3200 -3EV 

ブラックアウトフリー撮影は、RFレンズと古いEFレンズでは挙動が全く違います。

RFレンズではブラックアウトフリーONの間は常時レンズの絞り羽根が設定値で固定されているのに対して、古いEFレンズはシャッターを切った時(またはプリ連続撮影を開始した時)に初めて絞り羽根が固定されます。

古いEFレンズでは表示Simulationで絞り反映の設定はできないのに、ブラックアウトフリー撮影はONにできるので無理矢理やってる感じはありますね。

「最高連写速度に対応しているEFレンズ」でどうかは検証できてないのですが、EFレンズ共通かもしれません。

RFレンズではブラックアウトフリーの方がレンズ制御がシンプルになるので、連写スピードが向上するなど良い影響がある場合が多いです。

EFレンズでは無理矢理ブラックアウトフリーっぽくしてる関係で逆転現象が起きるかもしれないので、これに関しても今後もうすこし回数を重ねて検証してみます。

F値を上げて被写界深度を深く


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 2500 -2EV 

EFレンズはAFスピードが遅いので、それに対抗するためにF値を上げるのも手じゃないかと思います。

被写界深度は800mmレンズの場合は、以下のようになります。

距離/絞り F5.6 F8 F11
10 m 4.8cm 6.9cm 9.5cm
15 m 11.2cm 16cm 22cm
20 m 20.2cm 28.8cm 39.6cm
30 m 46cm 65.7cm 90.3cm

カワセミの胴体は横幅で5cm程度な気がしますので、距離15mや20mだとF8で撮るとかなり成功率は高まりそうですね。

逆に距離10mではちょっと撮るの無理なくらいですね🤣4.8cmて

EF800mm F5.6L IS USMではシャッター時に絞り羽の制御が入っても(つまり絞り開放以外でとっても)、連写速度が落ちる感じはなかったのですが、これについては他のレンズでどうかは怪しいので確認してください。

MFによる連写速度の向上


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/2000s 4000 -2EV 

EOS RシリーズはMFで撮る場合には、古いEFレンズでも最高連写スピードが出ます。

EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMでも30コマ/秒でますし、Extender x1.4をつけても30コマ/秒でます。

MFによる連写速度の向上はカワセミ撮影では飛び出し撮影で有効に使えます。

ただここでいうMFは完全なMFですので、AF-OFFではなくレンズ側のAF/MFスイッチでMFに切り替える必要があります。

飛び込み開始時はMFで連写速度を稼いですぐにAFに切り替えて着水をとるというのがやりたいので、次で紹介するワンショットAFを使う方がよい場合もありますね。

ワンショットAFによる連写速度の向上


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/250s 640 -1EV 

ミラーレスではめっきり使わなくなったワンショットAFですが、古いEFレンズでは大きな利点があります。

実はワンショットAFでも、MFと同様でEOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMでは30コマ/秒の連写ができます。

何がうれしいかというと、EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMではONE SHOT⇔SERVOの切り替えはボタンに割り当てられるのでレンズ側のスイッチを触らずとも即座に切り替えられるんですよね。

MF撮影する場合でも被写体の近くまではAFでピントを合わせたいのもあるので、非常に都合が良いです。

ワンショットAFならボタンを押してる間だけAF-OFF機能を使っている場合でも最高連写速度は出ますので、手元操作だけで最高連写速度の出せるMF撮影に切り替えることができるわけですね。

カワセミでは飛び出しをとる際にワンショットAFでピントを合わせて、そこからプリ連写撮影で飛び出しを最高連写速度で撮影、レンズを振りつつサーボAFに切り替えて飛び込み撮影という操作が可能ですので、まさかのワンショットAF復権です..。

また、とまりものをワンショットAFで撮るとどうなるのかな?というのもあるのでこれから試していきたいと思います。

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