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EOS R5 mark IIで野鳥撮影 約1年間レビュー(初心者向け)

この投稿について

EOS R5 mark IIが発売されたのが去年の8月末ですので、早いものでもうそろそろ1年が経過しようとしています。

8月は実質的に鳥がほとんど撮れない月なので、ほぼ通年の野鳥撮影サイクルをEOS R5 mark IIで走破しました。

そういうわけで、約1年レビューなどしたいと思います。

EOS R5 mark IIで野鳥撮影 5ヶ月レビュー&撮影のコツ
はい、気づけばもうそろそろEOS R5 mark IIが発売されてから5ヶ月ですね。 レビューと、撮り方のコツ的なものなんぞを。 長くなりすぎたのでページわけしてます。 初めてですので、何かおかしくなったらページわけを解除します。 EOS...

夏鳥の撮影もようやく落ち着いて、時間ができてきてるところですし😎

野鳥撮影におけるEOS R5 mark IIの特徴

裏面照射積層型フルサイズ4500万画素センサー

結局のところEOS R5 mark IIを支えているのは、やはりこのセンサー性能。

野鳥撮影ではフルサイズ2400万画素ではISO耐性過剰で解像度的に厳しく、APS-C 3250万画素は画素ピッチが狭くてレンズ的にも撮影的にもかなりシビアな撮影になります。

その中間のフルサイズ4500万画素センサーは「どっちつかず」ではなく「おいしいところどり」をしたようなセンサーで、高いISO耐性、ダイナミックレンジを保ちつつ高解像な写真を出力してくれます。

よくEOS R5の初代より少し画質が悪くなったという話を聞きますが、ほんのちょっとの画質劣化で読み出し速度2.5倍だったら流石に野鳥撮影ではこちらをとりますね。

高速で高精度なAF


Canon EOS R5m2 840mm ƒ/5.6 1/2000s 12800 +1.3EV 

EOS R5 mark IIは基本的なセンサー性能(クロスセンサー、読み出し速度)が影響する部分以外のAF性能は、EOS R1とほぼ同等のものとなっています。

センサー性能が大事なので実際に比べると性能は違うと思いますが、ファームウェア更新内容もほぼ一緒ですし大きな差異はないかなという気もします😂

これまでEOS R5、R7、R3などを使ってきましたが、EOS R5 mark IIのAFは完全に一世代違う事を体感できるもので、たまにR7に戻るとやっぱ厳しいなぁと思ってしまいますね。

サンコウチョウを撮っていると、尾羽を納めるために被写体を掴んで瞳AFが効いた状態で全体をフレーミングするのですが、そういう時でもほぼハズしませんね。

またカワセミの飛び込みなど、被写体の検出が効かない時のAFも大幅に改善されてます。

30コマ/秒の高速連写 + RAWプリ連写撮影

Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 1250 -3EV 

連写速度30コマ/秒もありがたいのですが、RAWプリ連続撮影がとにかく使い勝手が良いです。

EOS R7もRAWバーストでプリ連写撮影できるものの、現像時に切り出さないといけなかったり切り出したRAWデータがCaptureOneでそのまま読めなかったりと、ちょっと使う気がおきません😇

EOS R5 mark IIは本当にただのRAWファイルとしてプリ連写分が保存されるだけですので、非常に取り扱いが楽ですね。

もちろん動体撮影だけではなく、とまりものなんかでも保険の撮影で非常に有効です。

ファームウェアのv1.1.1でプリ撮影枚数を設定できるようになったので、とまりもの時の枚数を調整できるようになって更に使い勝手がよくなりました🐒

ブラックアウトフリー撮影

Canon EOS R5m2 1200mm ƒ/8 1/3200s 800 -1EV 

機能的にはカワセミほど素早くはないものの、ファインダーで追うと少し大変な被写体を撮影する際に有効です。

またRFレンズの場合はブラックアウトフリーや表示シュミレーション「露出+絞り」の場合にはレンズの絞り羽根が設定値の状態に動いたままの状態になります。

検証していてわかったのですが、レンズ制御の負担が減って最高連写速度が出やすくなります。

RF600mm F4L IS USMなどでは関係なかった気がしますが、RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMでは連写速度が向上しました。

ブラックアウトフリーってなんとなく処理が重いイメージがありますが、RFレンズでは逆なんですよね。

3ダイヤルによる操作性


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/200s 1600 -1EV 

これは久々にEOS R7などを使うと痛感するのですが、とにかく3ダイヤルが便利です😂1系みたい

絞り、シャッタースピード、露出補正の3つは基本的にシーンに合わせて調整することが多いのでこれが独立して割り当てられるのは非常にGoodですね。

EOS R7 mark IIは是非3ダイヤルにしていただきたく…。

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