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真夏の探鳥とEOS R5 mark II+EF800mm F5.6L IS USM検証 経ケ岬 ハヤブサ、ミサゴ他

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EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMでの猛禽撮影検証

EF800mm F5.6L IS USMについて


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 500 

何度か書いていますがEF800mm F5.6L IS USMはもう17年も前に発売されたレンズで、今も画質的にはトップクラスですが駆動系は今では高速とは言えません。

EFマウントレンズの中でも、EF II型以降の大砲はEOS Rシリーズで「最高連写速度を出せるレンズ」とされていますが、EF800mm F5.6L IS USMは「最高連写速度を出せないレンズ」とされています。


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 1600 +1EV 

実際にAFをONにして連写すると、EOS R5 mark IIは最高連写速度が30コマ/秒ですが20コマ/秒に制限されます。

MFでは30コマ/秒出る事は確認していますが、使えるシチュエーションは限られるので最後の手段ですね。

EOS R5 mark IIは発売からRF200-800mm F6.3-9 IS USM、EF600mm F4L IS II USM、RF600mm F4L IS USMと使ってきましたが、最高連写速度が出ないレンズでの撮影はEF800mm F5.6L IS USMが初ですので「使い物になるのか?」という所から、実際に撮影した所感を書いていってみたいと思います。

猛禽撮影ならほぼ問題なし

Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 5000 -1EV 

EOS R3で試していた時はレンズ性能以前の問題でAFが背景を掴み続けるなど、そもそもAFシステム的にどうにもならないことが多かったのですが、EOS R5 mark IIやR1では大きく改善されているので期待しつつ撮影しました。

結論としては「EF800mm F5.6L IS USMでも猛禽はまったく問題なし」ですね。

レンズのAF性能自体はもちろんスペック相応でRF600mm F4L IS USMと比べると遅く、連写も20コマ/秒で仕様的な性能制限はありますが、本当に「ただそれだけ」という感じです。

ミラーレスのフラグシップも発売されたことですし、「Canonももう古いEFレンズは足切りしてくるかな」と思ってたんですが逆に古いレンズでもちゃんとレンズ性能相応に使えるようになってるので好感がもてます。

初めは検証するつもりで撮ってたのですが、拍子抜けするほど問題なく撮影できたので後半は綺麗に撮る方に集中してました。

飛び出し

Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 4000 -1EV 

猛禽の飛び出しはカワセミと比べるとかなり遅いのと、距離が遠いので被写界深度が深く大外しすることは少ないです。

距離65mあるので、800mm F5.6のフルサイズだと被写界深度は大体±1mくらいですかね?

逆に飛び出し後に変なものを掴んでピントがズレるくらいなら、ピントが動かないままの方がマシという場合も多いです。

というわけで、EF800mmは「過剰反応しないから逆に安定している」というおかしなことが起きてますね。

これ実はカワセミでもよくあって「水面や水しぶきに中途半端に過剰反応すると安定しない」のですが、それに似てます。

AF合焦エリアもみてましたが、全く追従はしてないもののこれはEF800mm F5.6L IS USMのせいじゃなくてEOS R5 markIIの方ですね😂被写体の検出時点でNG

ただ、それでも変なものを掴みにいかないEOS R5 mark IIだからこそですね。

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