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EOS R5 mark IIで野鳥撮影 古いEFレンズで連写速度を稼ぐ方法 (RFレンズの場合の追記あり)

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テスト

テスト機材

テストはEOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMで行いました。

EF800mm F5.6L IS USMはもう17年前に発売されたレンズで、これより古いとEFロクヨンなどのI型になるわけですが「違いがあるか」の判断には丁度良いのかなと思います。

EF800mm F5.6L IS USMは全く売れなくて、CanonがII型を結局最後まで発売しなかったという悲しい過去を持つレンズです🤣

テスト方法

Canon EOS R5m2 840mm ƒ/5.6 1/4000s 2500 -2EV 

これに関しては単純で、BUSYになるまで連写してEXIFの秒が同一の写真が何枚あるかを数えます。

数えるのは真ん中の秒の枚数で、3秒分の写真がある場合には2秒目の写真枚数となります。

AFについては合焦するターゲットがあって、それに合わせ続けた場合でテストしています。

全くピントが合っていなかった場合には初動はかなり遅れる可能性は高いですが、そのあたりはまたカワセミなどで。

もちろんRAW撮影ですが、普段はC-RAWで連写するのでC-RAWにしてます。

テスト結果

MF 手振れ補正なし ブラックアウトフリー 30コマ / 秒
MF 手振れ補正あり ブラックアウトフリー 30コマ / 秒
MF 手振れ補正なし 露出なし 30コマ / 秒
MF 手振れ補正あり 露出なし 30コマ / 秒
MF 手振れ補正なし 露出あり 30コマ / 秒
MF 手振れ補正あり 露出あり 30コマ / 秒
AF 手振れ補正なし ブラックアウトフリー 20コマ / 秒
AF 手振れ補正あり ブラックアウトフリー 20コマ / 秒
AF 手振れ補正なし 露出なし 20コマ / 秒
AF 手振れ補正あり 露出なし 20コマ / 秒
AF 手振れ補正なし 露出あり 20コマ / 秒
AF 手振れ補正あり 露出あり 20コマ / 秒

※ただしAF/MFの切り替えはレンズ側のAF/MF切り替えスイッチで切り換え

RFレンズでの意外な挙動 (2025/07/18 22:00追記)

EFレンズのテストをしていて「RFは流石に無条件でAFで30コマ/秒でるよね?」と思って後で試してみたのですが意外な結果が…。

表示シュミレーションが絞り羽根固定ではない場合、RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMでは20コマ/秒しか出ませんでした。

そして、表示シュミレーションが絞り羽根固定の場合、またはブラックアウトフリー、MFの場合は30コマ/秒でました。

たしかRF600mm F4L IS USMの時はどんな時でも30コマ/秒出ていた気がしたので気にしてなかったのですが、ちょっとこれはびっくりの結果。

RFレンズは、レンズによっては絞り羽根が動かない設定にした方が良さそう。

これについては意外過ぎて追記しましたが、また今後しっかり検証します。

明るいとまた違う結果になるのかもしれない。

結論

MFでは最高連写速度30コマ/秒

EOS R5 mark IIで野鳥撮影 アカショウビン MF撮影の利点(初心者向け)
今回の撮影 EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMという組み合わせ まず、このEOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMという組み合わせですが、この組み合わせを使っ...

前回この記事の時に咄嗟にMFで撮影したのですが、あとで現像してみて「あれ…?なんか連写スピード出てるんじゃないこれ?」と感じていました。

慣れてくると大体コマ割りで30コマ秒で撮れてるかわかりますよね。

今回はその裏付けが取れて、EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USMでもMFなら最高連写スピードである30コマ/秒出せるという事がわかりました(公式のどこかに書いてましたっけ…?)。

おそらくこれはEF800mm F5.6L IS USMだからという事ではなく、どのEFレンズでも可能な気がしますね。

※ただし、ボディ側の設定ではなくレンズ側のAF/MFを切り替えないとダメだったので注意

AFでは最高連写速度が低下する…とはいえEF800mmでは20コマ/秒


Canon EOS R5m2 600mm ƒ/5.6 1/4000s 500 -2EV 

これまではEOS R7などで撮ってきていましたが、今回EOS R5 mark IIで撮ってみてちょっとびっくり。

もちろん静止物にピントを合わせ続けていたのでフォーカスレンズを動かす距離も短いため「ベストなコンディションでは」ということなのでしょうけど、20コマ/秒出ていました。

実際にピントが合っていたかどうかもわからないのですが、「ああ、このくらいは出るんだ」というのが驚きでしたね。

ちなみに、AFでのテストはすべてのパターンで20コマ/秒で綺麗に揃っていたのでEF800mm F5.6の場合は少なくとも上限が20コマ/秒で制限されていそうです。

絞り羽根固定なのならAF中でも制限しないで30コマ/秒出してくれたらいいのにね、と思わなくはないですが、連写は速いけどピント合わないっていう評価を避けるためですかね?

どんなファームアップデートより、この制限を解除してくれたら一番嬉しいのですが😇

ただ、NikonのZ9やZ8がRAW最高連写速度 20コマ/秒な事を考えると、十分なのではと。

その他の設定は連写にはあまり関係ない


Canon EOS R5m2 800mm ƒ/5.6 1/4000s 1250 -3EV 

ブラックアウトフリーはもしかしたら関係してるかな?と思いましたけど、連写速度には関係していませんでした。

ただ、被写体の検出には影響するようです(これもまた今度ちゃんと検証します)。

※2025/07/18 22:00 追記しましたが、RF100-500mm F4.5-7.1L IS USMでは絞り羽根固定の設定かどうかで連写速度が変化しました。

※2025/07/19追記 EF800mmですが、ブラックアウトフリー時に絞り羽根は動いてないようです。
明らかにRFレンズとは違う挙動なのでその辺りもまた検証します。

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