(⇒トップページへ移動)
撮影チェック項目
SS、EV、ISO、(AV)の事前準備
相互関係の強いSS、EV、ISO、(AV)は、シチュエーションに合わせて即座に変更して撮影する必要があります。
ずっととまっている鳥を撮影する場合はともかく、実際の探鳥ではなかなかそういう余裕がないことが多いです。
ですので「今日のこの環境ならば、この設定なら最悪の失敗はしない」という設定を事前にセットしておくのが大事です。
私は大体の場合は「SS:1/200~1/400、EV:-2、ISO:AUTO、AV:開放」にしています。
高い確率で空をバックにした撮影になる場合にはEVは±0~+2にしてますし、明るい場合はSSをなるべく上げるといった調整はします。
実際に撮るときはまず数枚撮って、よりよい写真を撮るために少し調整して…という感じで。
手持ちなら3秒以内、三脚立てからなら5〜6秒以内で撮影できるとなんとかなるかなと思います。
一眼レフの頃なら手持ちは2秒くらいで撮れてた気がしますが、ミラーレスは何かともたつきますね😇
デフォーカス対策
これは主にミラーレスですが、大きく被写体がボケていると何をしてもピントが合ってくれないことが多いです。
フォーカスプリセットをつかったり、常にすぐにMFできる準備をしておきましょう。
珍鳥が目の前の近距離にとまっているのにAFがきかないと、焦ってチャンスを逃します。
デフォーカスの回避方法はひとそれぞれな気もしますが、何らかの手段は常に準備しておきましょう。
私は基本的に長射程の焦点距離では三脚で撮影してるのですが、圧倒的にデフォーカス対応がやりやすいからだったりします。
ミラーレスではカワセミ以外でも照準器を使っていますが、それも同様の理由です。
デフォーカスして被写体がボケてると、たとえフレーム内に鳥がいても全くファインダーから視認できません。
「フレーム内に被写体が入っていて、ピントリングを回せば確実にみつかる」という状態を作っているんですよね。
手持ちで長焦点大砲で撮影してると、デフォーカスしたときが地獄です😂見失い率高し
連写する
これは機材にもよるのですが、連写やプリ連続撮影は色々な面で有効です。
一眼レフ時代はシャッターユニットの耐久を気にしたり、現像が大変になったりするので連写をおさえる傾向がありました。
初めてEOS-1D系を使った時も遠慮目に連写していたんですよね(初心者なのに連写音を響かせるのが恥ずかしかったのもある)。
今ではシャッター音も気になりませんし耐久も問題ないので、バッファが尽きるまで連写することも多いです。
現像が大変な事よりも撮れていない事の方が悔しいので、私は容赦なく連写しておくことをオススメします。
先日アカショウビンを撮った時も容赦なくバッファフルを連発してましたね😂
鳥が気にするような動作をしない
鳥は…というか動物全般だと思いますが、速い動きに敏感に反応します。
珍鳥を見つけた時にはなかなか難しいですが、スムーズな動作でレンズを向けた方が、逃げられる可能性は低くなります。
三脚での撮影の場合には、それが三脚を立てる動作にも及びます。
スムーズにそれでいて鳥が逃げてしまわない限界のスピードで、素早く三脚をたててレンズを向ける意識をしましょう。
特に大砲での撮影はただでさえ被写体が逃げやすいので、細心の注意を。
順光になる位置どり
これは最重要というわけではなくまずは撮れる事が大事だと思いますので、できれば…です。
私も余裕があるときしかできてません😂最近はRAW現像が優秀で甘えてる
これは撮影だけではなく探鳥時にも大事で、順光になる場所をキープしていると鳥の姿を視認しやすいので発見率も高まります。
鳥からは逆光になるのでこちらが見えにくいというメリットもありますね。
大きくは探鳥路を歩く時刻と方向、小さくは被写体のとまっている場所からの位置取りですね。