4~6月の野鳥傾向
夏になるまでの滋賀での探鳥のヒントなど。
これから滋賀で、またはこの季節に初めて野鳥撮影をしていこうと思っている人の助けになれば。
ここで紹介するのは一般的または私が感じたことですので、イレギュラーはありますし間違ってることもあるとは思いますが、大きく違う事はない…ハズです 😛
玄人がみても仕方ない記事ではありますので、初心者向けです 🙂
探鳥地

いまの時期はちょうど冬鳥と夏鳥が入れ替わる時期ですので、両方の鳥がクロスオーバーする探鳥地を狙うのはアリです。
ただ大阪城公園や石川県の舳倉島だったりがそういう場所ですが、滋賀は内地ですのでそういう場所は少ないですね。
ですので滋賀ではほとんどの場合、潔く冬鳥が去った後に夏鳥を待つか、フライングして他の県で探鳥するかになります。
標高的には冬は低地の公園などに野鳥が多かったですが、これからはどちらかというと山のほうに野鳥が多くなります。
一年中いろんな野鳥を撮れる場所もありますが、ほとんどの場合は夏鳥と冬鳥どちらかに強い探鳥地が多いですね。
滋賀には高い山はほとんどないので冬に見た鳥たちを追って山で観察できることはあまりありませんが、周囲の山々は代表的な夏の珍鳥達にとって良い環境だったりします。
私がよく行くのは朽木だったり比叡山だったり音羽山や菅山寺や金勝山、あとは湖東の山々のあたりですかね?
滋賀は盆地で周囲を山で囲まれていますので、余裕があればいろんな場所を探鳥してみてください 🙂
野鳥の行動
夏にやってくる鳥のほとんどは繁殖活動をしますので、冬とは全く行動が異なります。
冬は群れて餌をバクバク食べている鳥達が多いですが、これからの季節は群れることはあまりなく、ツガイ単位でばらけていることが多いですね。
また地鳴きではなく囀りますのでどこにいるかわかりやすいのと、特にオスがメスを探している時期は人に対しての警戒心が散漫になるのでこの時期は撮影チャンスです。
カップリングが終わって営巣して抱卵…というような時期になると、逆に目立つ行動をしなくなって人に対しての警戒心も強くなります。
ですので、できれば入ってきてすぐ囀っている時期にパシャリできると良いですね。
という感じで冬とは違って短い周期で行動が変化するので、そのあたりも考慮して探鳥しないと期待通りに出会えない場合が多いです。
探鳥地には珍鳥博士みたいな人がいるので、そういう人に珍鳥の生態を教えてもらうのも良いですね 🙂
野鳥紹介(4月中旬~)
私の感覚では、なんとなくこの2種が先行してやってくるようなイメージがあります。
コサメビタキ (★★)
コサメビタキはかなり早めに入ってきて、しばらくしたらあまり姿を見なくなる鳥です。
いる場所にはいるんですが、早めに引きこもっちゃう気がしますね。
4月中旬~5月中旬くらいに撮っておくのが良いんじゃないかという気がします。
朽木をはじめ様々な公園で姿を見ることができます。
警戒心は強くはないのですが、キビタキほどフレンドリーかというとそこまででもない気がします。
サンショウクイ(★★)
「山椒は小粒でもピリリと辛い」ということわざを連想させるピリリーという鳴き声から名前がつけられたとか。
そんなわけで、サンショウクイはいたら鳴き声からすぐわかります。
高い場所を群れで飛んでいる事が多いので、簡単に撮影できるかというと実は案外そうでもありません。
山をブラブラ歩いているとたまに低い場所まで降りてきてくれるので、そういうチャンスにパシャリですね。
またサンショウクイは比較的長い期間姿を見かける気がします。
あまり低地の公園では見ない気もするので、朽木くらいの山に行った方が可能性は高いかもしれませんね。