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大砲(RF600F4L)運用にあたってのアドバイス

今日は大砲レンズ(RF600mmF4L IS USM)を購入する方のために、大砲を購入したらどのように運用していくと良いかをご紹介したいと思います。

需要はないと思いますが、大砲を使っておられない方も知識として持っておくのは良いのではないかと 🙂

RF600mm F4L IS USMの問題点

威圧感があるので、鳥が逃げる

そりゃこんな大きな大砲を突き付けられたら、人間でも逃げます

これはレンズコートをつけていますが、つけていない場合Lレンズは真っ白ですので、「危険です、逃げてください」と言ってるようなものです。

大きい

RF600mm F4L IS USM

EF600mm F4L IS III USM

長さが 24mm長くなり、40g重くなって、その他は手ブレ補正だけ5段→5.5段になったくらいです。

RF600mm F4L IS USM は EF600mm F4L IS III USM にEF→RFマウントアダプタをつけただけとよく言われますが、実際ほぼその通りです 😛

ですが確実に「内蔵マウントアダプター(?)の分だけ長くなっています。」

そして何よりそもそもが大きい。

安全に持ち運ぶ手段に乏しい

大きくわけて3種ほどのシチュエーションがあって

  • 家の中
  • 車で運搬中
  • 車を降りて撮影場所に向かうまで

傷が入ってしまいやすい箇所としては

  • レンズ
  • 筐体

で、特にレンズに傷が入るとゲームオーバーです 😛

大砲を買う方は注意ですが、当然ながら単焦点の大砲には保護フィルターなんてつけることはできません

使用しているアクセサリー

レンズコート

これはもう定番です、上の写真などでも装着されていますがレンズコートをつけましょう。
注意点として、このメイカー以外の安いものは選ばない方が良いです。

レンズコートは「レンズ保護」を目的としていますが、安いものは「迷彩」を目的としています。

LensCoatツョ Canon RF 600 f4 IS, LensCoat

日本ではHobbysWorldさんが扱ってくれていますが相当お高いですね。
https://www.hobbysworld.com/item/122601220/
ただ、在庫を持ってくれてることも多いので利用させてもらっています。

なお、ショートフード「ET-160B」用のレンズコートも発売されています。

ROLANPROというメイカーもありますが、こちらは使ったことがないですけど同じようなお値段ですので行けるのかな?

結構お高いものなので、実績のあるレンズコートしか私は買いませんが 🙂

ショートフード

RF600mm F4L IS USM と EF600mm F4L IS III USM には、Canonが専用で「ET-160B」というショートフードを発売しています。

これを既存のフードと換装することで、約10cmくらいレンズ長を短縮できます。

ただし、6万円くらいします

さらに、注文してから2ヶ月くらい待たされます

しかし、あとで説明しますがこれがないといろいろ困るので選択の余地はあまりありません。

https://www.yodobashi.com/product/100000001004051933/


フードだけで比べると約1/2になります。



こうやって比べると全然違うレンズにみえますね。

カメラリュック

カメラリュックは、ほぼ選択の余地なくカメラリュック GW-PRO RED レンズバックパック 02です。

YouTubeあたりで検索したら大砲持ってる人は大概このリュックを使っていました。

理由としてはボディ+大砲レンズのほかに、もう1セットくらいR7+RF100-500が入るだけの収納力がある点が非常に大きいです。

私が購入したのは2020年の発売直後だったので何の情報もなく購入しましたが、非常に使いやすいカメラリュックだと思います。

ただ、AMAZONなどいろいろなところ見ても、もう在庫がないので生産終了になった…?

HAKUBA カメラリュック GW-PRO RED レンズバックパック 02

これらのアクセサリーはなぜ必要?

レンズコート

レンズコートは、

  • 筐体を傷から守る
  • 鳥に威圧感を与えないようにする

という2点のためにほぼ必須です。

丁寧にあつかえばいいと考える方もいると思いますが、例えばレンズ持ち運び中に何かしらリュックやストラップなどの金具と筐体が擦れてしまっているだけでも、筐体には簡単に傷が入ります。

私の場合は野山に持ち出して撮るので、木の枝やら幹にぶつけることなんてしょっちゅうですね。

そういったものによる傷を100%ではないにせよほぼ防いでくれるアイテムで、かつ迷彩として鳥への威圧感を低減してくれるアイテムでもありますので、これは必須と考えてよいかと思います。

ショートフード

確実に鳥への威圧感は減る

初めの写真と比べるとフードが1/2になったことで、500mmくらいのレンズくらいになってます。
もちろん威圧しないとは言いませんが、600mm標準のフードに比べると相当マシです。

通常のロクヨンよりも長いRF600mm F4Lを短くしてくれる

ショートフードは何よりレンズの長さが10cm短くなるという点が重要になります。

簡単に言うと、

RF600mm F4L IS USM は EF600mm F4L IS III USM よりも数cm長いせいで、標準のフードではほとんどのカメラリュックにフィットしません。

これがなかなかひどくて、カメラリュックの大砲用は大体EF600mm F4L IS ISM + ボディを基準につくられていますので、「大砲用のリュックを買っても収納できない」という現実に愕然とします。

レンズが最も傷つきやすいのはフードの反転時

実は、ほとんどのカメラリュックが、フードを反転して収納することを前提に作られています。

しかし、これではフードによる保護もなくなってレンズがむき出しですね。

ですのでレンズに付属しているレンズキャップ E-185Cを装着してレンズに傷がつかないように運ぶわけです。


E-185C

ですが、このレンズキャップはそんなに頑丈なものではなく、実は内側のクッションがレンズ自体に触れるような構造になっていてあまり気分は良くありません。

何より、リュックから取り出してレンズキャップを外してフードを反転させるという動作が、レンズに触れたり傷つけてしまったりする原因になってしまいます。

ですので実際のところは「できる限りレンズフードは反転させずにそのままリュックに入れたい」というのが本音です。

さらに、「レンズコートをつけるとレンズキャップは装着できない」という、非常にまずい点があります。

簡単に言うと、レンズコートで厚みが増すぶんだけ半径が長くなって収まらなくなってしまいます。

フードがレンズキャップに収まりきらずに浮いてますね。

前に書いたようにレンズコートは私は必須と考えていますので、フードを反転するのは二重にNGです。

ショートフードならばフードを反転しなくてもカメラリュックに収まる

そしてなんと、ショートフードはR7+RF600F4L IS USMの組み合わせならば、Extender x1.4をつけても収納できるのに対し、標準フードではどちらもNGです。

もちろん標準フードの方がショートフードよりもレンズ保護という意味では強いのですが、

  • フードを反転しないとリュックに収まらない
  • 鳥への威圧感が大きい
  • 単純にサイズが大きくて取り扱いにくい

という点から私はショートフードを選んでいます。

ただ、注文しても2か月待ちなのと、お高いのは覚悟してください。

カメラリュック

カメラリュックは担いで移動という使い方だけではなく、「車の席に固定する」という使い方でも非常に有用です。

車での移動時は車が揺れてレンズが倒れるというケースがあるのでシートベルトをつけたりしてたのですが、やはりそれではなかなか固定は難しいので今はリュックに入れて座席に固定しています。

また、山など少し険しい場所に持っていくときは三脚につけたまま持ち運ぶのはかなり危険なうえに、体力を大きく消耗します。

RF600mm F4L IS USMは見た目の大きさに反して3kgなので、実はリュックで運ぶとかなり軽く感じます。

またこのリュックは上でも書きましたが収納力が高く、R7+RF600mmF4Lを収納したうえでRF100-500や食べ物、飲み物まで収納できます。

  • 車で移動中のレンズ保護
  • 険しい場所への移動時のレンズ保護
  • 他のものの収納

のために、カメラリュックは必要です。

まとめ

今回は、私が大砲をどのように運用しているのかについて紹介しました。

あまり大砲の運用について解説してくれているブログや動画は少ないので、たまにはこういうのも良いかなと。

  • レンズコート
  • ショートフード
  • カメラリュック

この辺りは必須と思いますので大砲を買う方は+αで購入を検討することをお勧めします。

レンズ165万円、さらにこれらで+12万円くらいですかね…。

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