まだほとんどEOS R7の設定に近い状態ですが、とりあえず初版ということで。
EOS R5 mark II とまりもの設定
撮影
撮影設定はこんな感じ。
画像サイズ
RAWで保存。
とまりものなので画質重視で。
静止画クロップ/アスペクト
APS-Cクロップする。
EOS R7で撮ってて私の用途ではAPS-Cのフレームではみ出ることはまずないので、ファインダーで被写体を大きく見えるようにするのと、容量削減のため。
ISO感度に関する設定
RF200-800mm F6.3-9 IS USMを使ってるのでISOは確実にデュアルゲインになるように800~に設定。
~F5.6くらいまでのレンズを使ってる人はISOは100~で良い気はします。
ドライブモード
高速連続撮影+(H+)で。
メカシャッターなので12コマ/秒、とまりものには丁度良いスピードな気が。
シャッター方式
メカシャッター。
EOS R5 mark IIは…というかほとんどボディでメカシャッターの方が電子シャッターよりダイナミックレンジは向上します。
とまりもの撮影は画質優先で。
メカで撮ればNikonのZ9やZ8より、EOS R5 mark IIの方がダイナミックレンジは良好です。
※ブラックアウトフリー表示
当然ながら、メカシャッターではブラックアウトフリー表示はできません 😛
表示フレームレート設定
なめらかさ優先。
バッテリーグリップでLP-E6Pを2つつけてるとバッテリーは切れる気がせず。
AF
サーボAF中の全域トラッキング
ON。
ぶっちゃけOFFでもいいんですが、とまりものはうまくトラッキングできないときはスポット1点で撮るのでいいかなと。
ただ、EOS R5 mark IIはとまりものなら全域でも高確率でとらえてくれる気がします。
検出する被写体
動物優先。
これは、まぁとまりものはいいかなと。
サーボAF特性
M、被写体追従特性:粘る 速度変化に対する追従性:-2。
被写体追従特性については粘るにしておかないと、結構AFが暴れます。
※2024/09/16修正
とまりもので速度変化に対する追従性を+2にすると、AFが暴れてウォブリングのような挙動をしてピントがブレます。
とまりものでは0もしくはマイナスの値を設定してAFを安定させる必要があります。
以下の記事で詳しく書いてます。
サーボAF1コマ目レリーズ
これは、とまりものはバランスで。
AFエリアの限定
これは相変わらずこれで。
フレキシブルゾーン1~3は、丁度スポット1点AFからフルフレームのAFの間を埋めるように大きくなっていく設定にしてます。
EOS R5 mark II 動体撮影 設定
撮影
画像サイズ
C-RAW。
RAWとは連写時間1秒ちょいと少しの違いですが、それでも大きくはあるのでC-RAWにしてます。
静止画クロップ/アスペクト
フルサイズ。
フルサイズで動体を撮る理由の1つに、フレームが広くて被写体を捉え易いというのがあります。
EOS R5 mark IIでカワセミを撮る理由の1つですね。
ISO感度に関する設定
RF200-800mm F6.3-9 IS USMを使ってるとSS 1/2000以上でISO800未満なんてほぼありえないので、正直どうでもいいw
ドライブモード
高速連続撮影+(H+)で。
EOS R5 mark IIを使う理由の一つ、30コマ/秒連写。
シャッター方式
電子シャッター。
画質よりは連写速度優先。
ブラックアウトフリー表示
OFF。
ブラックアウトフリーをONにすると、表示Simulationで「絞り込み中のみ露出」を選択できなくなります。
私は極限状況ではEV -2~-3くらいで撮りますので表示Simulationが行われるとファインダー内が真っ暗になるため、残念ながらブラックアウトフリー撮影はOFFにしています。
ただ、何度か書きましたがブラックアウトフリー撮影なしでも可視性は高いのでOFFでも気になりませんね。
表示フレームレート設定
なめらかさ優先。
バッテリーグリップでLP-E6Pを2つつけてるとカワセミをずっと撮っててもバッテリーは気にならず。
AF
サーボAF中の全域トラッキング
OFF。
カワセミ撮影では、これをONにするとフレーム内の別のものにピントが持っていかれることが多き気がしてるのでOFF。
まだまだ試行錯誤中です。
トラッキング自体はかなり反応が速くなってるので、遅めの鳥を撮るときはONで十分です。
検出する被写体
動物優先。
EOS R3やR7の時は変なものを検出して酷いことになる事が多かったですが、EOS R5 mark IIは比較的「意味のあるもの」をちゃんと検出してくれてる気がします。
サーボAF特性
M、被写体追従特性:粘る 速度変化に対する追従性:+2。
これはEOS-1D X mark IIIとかの時でもこの設定なのですが、基本的にAFを別の被写体に移したいときにはシャッターを離してもう一度押すので、シャッターを押してる間は粘ってくれた方が私の場合は使い勝手は良いですね。
サーボAF1コマ目レリーズ
これは、動体撮影ではテンポが狂うのでレリーズ優先で。
シャッターボタンを押してるのに撮影されなかったらかなりドキっとしますw
AFエリアの限定
これは相変わらずこれで。
フレキシブルゾーン1~3は、丁度スポット1点AFからフルフレームのAFの間を埋めるように大きくなっていく設定にしてます。
共通の設定
操作カスタマイズ
撮影時ボタンカスタマイズ
これは完全に好みでしょうけど、こんな感じ。
AF-ONボタン(登録AF機能に切り換え)の設定
AF-ONを押している間はトラッキングや被写体検出をOFFにしたスポットAFで。
EOS R7の場合はこれで撮りきる事が多かったですが、EOS R5 mark IIは被写体に1度ピントを合わせるとその後は動物検出に成功してくれることが多いのですぐにAF-ONボタンから指を離すことが増えました。
カスタム機能
撮影モードの限定
私はC1~C3しか使わないので、それ以外はOFF。
フレキシブルゾーンのサイズについて
私はボタンに「AFエリアダイレクト選択」を設定して、ボタンを押すたびに限定されたAFエリアが切り替わるようになっているんですが、このフレキシブルゾーンのサイズにちょっと罠が。
左がAPS-Cクロップ、右がそのままクロップ設定だけフルサイズにかえた状態です。
フルサイズだと範囲が小さくなってるのがわかりますね。
つまり範囲はフレーム内の割合ではなく、画素数(的な単位)で保存されてるんですね…これはちょっとまいったなと。
私だけかもしれませんが、AFエリアはAPS-Cとフルサイズを切り替えてもファインダーに占める割合は同じにしてほしかったなぁ….。
まとめ
設定について
まだEOS R5 mark IIをちゃんと使い始めて2週間、せいぜい4日間くらいですのでまだまだ全然です。
あまり私を信じずに自分で試してみてください 🙂
今回もEOS R7に引き続き、とまりものと動体で設定をわけています。
シャッター方式やクロップ、フレキシブルゾーンのサイズ、シャッタースピード、AF設定まで色々違うので、今後もこの流れは続きそうかな….。
結局、動体撮影のAF設定
まだ全然ジャスピンで撮れてませんが、ちょっとカスりましたね。
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMで撮ってた頃と比べると全くシャキっとしませんが、まずは一歩ということで。
私の環境でカワセミを撮るのにどのような設定が良いかを、試行錯誤中です。
- サーボAF中の全域トラッキング
- 被写体の検出
このあたりがカギですが、今は「サーボAF中の全域トラッキング」はOFF、「被写体の検出」は「動物」で撮ってみてます。
冬はカワセミが何度も飛び込んでくれる季節ですので、回数試していきたいなと。
トラッキングが速くなってるので、水面の上まで飛び出たとまり木にカワセミがとまっていて、そこから飛び込むのをフレームに収まるくらいのサイズで撮影するなら全域トラッキングONで普通に撮れる気がします。
私の場合はフレーム一杯くらいに被写体が何とかおさまるくらいの環境で撮ろうとしてるので、設定がややこしいというのはありますね。
DxO PureRAW
サポートされているカメラとレンズ
サポートされているカメラとレンズ - DxODxO PhotoLab と DxO PureRAW は、DxO のラボでキャリブレーションされた 500 機種以上のデジタルカメラの RAW 画像を処理します。
飽きもせず毎日ここでEOS R5 mark IIまだかなぁと眺めてるのですが、まだきませんね。
次のアップデート何日か決まっていたっけな…。
RF200-800mm F6.3-9 IS USMはDxO PureRAWを使うの前提のレンズですので、今週くらいでなんとか…。
またDxO PureRAWが対応したら、これまで撮った何枚かをしっかり現像しなおしてみます。
さて、カワセミ課長も戻ってきて盛り上がってまいりました。
何かしら設定の手助けになれば幸いです。
では頑張って行きましょう 🙂