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EOS R7で野鳥撮影 高解像度の小鳥写真を撮る方法(初心者向け)

野鳥撮影を長年つづけていると当たり前のことでも、始めたばかりの方には当たり前じゃないことが多々あるので、天気も悪くて暇ですし少しまとめてみたいと思います。

解像度と撮影装備について


Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/500s 125 -1EV 

A4印刷では概ね350dpi(dot per inch)程度の解像力を求められることが多く、つまりA4 = 11.69 x 8.27 inch = 4092 x 2895 = 1185万画素程度の解像度しか必要ありませんでした。

ですが近年では、4Kディスプレイや8Kディスプレイなどでの写真鑑賞が当たり前になりつつあります。

「4KだったらA4に求められるDPIよりも低いじゃないか」と思われるかもしれませんが、ディスプレイ鑑賞の場合は「簡単に拡大することができる」ため、等倍まで拡大されることも多く「細かければ細かいほど良い」という時代になってきています。

また、ディスプレイ鑑賞の場合はドットバイドットで非常にクッキリ見えるというのも高解像度が必要な理由です。

たまに「写真はそういうものじゃない」という方もいらっしゃいますが、自分がどう思うかではなく、見る人がどうしたいかですので、どうしても綺麗な小鳥の写真があると、拡大して細部まで見たくなってしまうのは当然の欲求のように思います。

実際TwitterやInstagramなどでも精細に撮れている写真の方がイイネの数などが多い傾向があります。

レンズ焦点距離、ボディ画素数、撮影距離による難易度


Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/200s 500 

では、どのくらいの距離でどのくらいの焦点距離のレンズ、ボディで撮れば小鳥写真は解像するのでしょうか?

ここで言う「解像する」というのは「羽毛の1本1本が識別できる」くらいを指しています。

概ねの目安を挙げておきます。サイズはスズメくらいと考えてください。

35mm換算 画素数 撮影距離 難易度
400mm 2000万画素 ~5m S (運が必要な距離)
600mm 2000万画素 ~7.5m A (警戒心の薄い鳥ならば、近づいてくる距離)
400mm 4500万画素 ~7.5m A (警戒心の薄い鳥ならば、近づいてくる距離)
800mm 2000万画素 ~10m B (近づいてくるのを待たないと逃げる距離)
640mm (APS-C 400mm) 3250万画素 ~10m B (近づいてくるのを待たないと逃げる距離)
600mm 4500万画素 ~10m B (近づいてくるのを待たないと逃げる距離)
960mm (APS-C 600mm) 3250万画素 ~15m C (こちらを気にするが、なんとかなる距離)
800mm 4500万画素 ~15m C (こちらを気にするが、なんとかなる距離)
1280mm (APS-C 800mm) 3250万画素 ~20m D (こちらをあまり気にせず、容易に近づける距離)

だいたいこのくらいの距離で撮れれば、小鳥の羽毛の1本1本まで解像するはずです(目安)。

それじゃもっと長い焦点距離の1200mm/F8をAPS-Cで使えば?と思ってしまいますが1200mmで35mm換算2000mm近くなってくると、ブレや大気の影響を受けて像が安定せず、さらにF8というレンズの明るさはAPS-Cには厳しいものになります。
MTF的にもちょっと厳しいものがありますしね。

野鳥撮影では400mm~800mmの焦点距離のレンズが良く使われますが、この辺りの事情があるからです。

赤字は警戒心の薄い鳥しか解像度高く撮影するのは難しい組み合わせです。
10mくらいならば頑張れば近づけますが、やはり歩留まり良く撮るには15m以上の距離で撮りたいですね。

「たかが数メートル」と思うかもしれませんが、この数メートルを近づけないから野鳥撮影は難しかったりします。

近づき方も低い姿勢でゆっくりと…とかあるのですが、警戒心の強い鳥はこちらが遠くからギリギリ気付くような距離で飛び去りますので、近づき方以前の問題だったりはします(多分、こちらが気づいてないうちに飛び去っている鳥はもっと多い)。

800mmは野鳥に近づく事を怠るようになるレンズと言われますが、別に良いのでは? 立体感が失われやすいですがほとんどの人は気にしないような

画素ピッチ

じゃあ35mm換算焦点距離が長くなるしAPS-Cで撮れば良いじゃないか?という事になりそうですが、一概にそうとも言えません。

ボディ センサーサイズ 画素数 画素ピッチ
EOS-1D X mark III 約35.8mm x 23.9mm 2010万画素 約6.52μm
EOS R3 約35.8mm x 23.9mm 2410万画素 約5.96μm
EOS R5 約35.8mm x 23.9mm 4500万画素 約4.36μm
EOS 7D mark II 約23.6mm x 15.8mm 2020万画素 約4.29μm
EOS 5Ds R 約35.8mm x 23.9mm 5060万画素 約4.11μm
EOS R10 約23.6mm x 15.8mm 2420万画素 約3.92μm
EOS R7 約23.6mm x 15.8mm 3250万画素 約3.39μm

一般的に画素ピッチが狭いほど、

  • 同距離で撮影した場合に精細に撮れる
  • 色乗り(ダイナミックレンジ)は悪くなる
  • 高感度耐性が低くなる
  • ブレに弱くなる
  • 解像力のあるレンズが必要になる

という傾向があり、実は画素ピッチが狭くて良いことは解像度高く撮れるという事だけで、多くのデメリットがあります。

特に、画素ピッチが狭いと解像力のあるレンズが必要になるというのが大きな問題ですので注意しましょう。

あと「フルサイズはAPS-Cより綺麗」という思考停止した変な人がいますが、ほぼトリミング前提の野鳥撮影にはそういうのはあまりありませんので、むしろ画素ピッチから「解像力、色乗り、ISO耐性」が自分の用途に合ったものを選ぶのが良いと思います。

「フルサイズで被写体に近づいて撮れれば綺麗」というのはわかりますが、野鳥相手にそれは無理な話です。

また、センサー技術は日進月歩ですので昔のセンサーはEOS R7よりも画素ピッチが広いにも関わらずダイナミックレンジもISO耐性も低かったりしますのでそのあたりは別途調べてください。

DxOマークなどは有名ではあるんですが、EOS-1DX mark IIIの時のセンサー評価でかなり酷いベンチマークがありました。

Canon EOS-1D X Mark III Sensor review - DXOMARK
The new Canon EOS-D1 X Mark III sensor achieves an overall DXOMARK score of 83, which puts it 67th place overall in our database of full-frame and MF sensors (b...
DxOMarkが「EOS-1D X Mark III」のスコアを「83」から「91」に大幅に修正
DxOMark が、以前に公開した「EOS-1D X Mark III」のスコア...

約1ヶ月間にもわたってこの間違ったベンチマークを訂正しなかったという、ちょっと恣意的なものを感じてしまう酷さです。

ですので、有名どころだから正しいわけではないので色んなサイトでセンサー評価は確認することをオススメします。

レンズについて

最近EF600mm F4L IS II USMを狙って相場をじっと見ていたので、2023/01周辺の中古参考価格やMTFスコアなどを。
中古価格はマッ〇カメラで見てた大体の相場です。

レンズ 中古価格 修理対応期間 MTF範囲
(+テレコン1.4)
RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM 34万 未定 0.69~0.83 0.57~0.76
RF400mm F2.8L IS USM 150万 未定 0.89~0.91 0.8~0.82
RF600mm F4L IS USM 160万 未定 0.83~0.9 0.73~0.82
RF800mm F5.6L IS USM 218万 未定 0.78~0.82
レンズ 中古価格
修理対応期間 MTF範囲 (+テレコン1.4)
EF400mm F5.6L USM 10万 2026年4月 0.72~0.8 0.65~0.72
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 19万 未定 0.680.87 0.62~0.78
EF400mm F4 DO IS II USM 55万 2029年2月 0.85~0.9 0.77~0.83
EF500mm F4L IS II USM 70万 2029年2月 0.85~0.91 0.78~0.85
EF400mm F2.8L IS II USM 80万 2025年7月 0.9~0.92 0.8~0.88
EF400mm F2.8L IS III USM 130万 未定 0.89~0.91 0.8~0.82
EF600mm F4L IS II USM 80万 2025年7月 0.82~0.9 0.75~0.86
EF600mm F4L IS III USM 140万 未定 0.83~0.9 0.73~0.82
EF800mm F5.6L IS USM 75万 2029年2月 0.77~0.87 0.69~0.8

野鳥撮影ではフルサイズで撮ったとしても概ねAPS-Cくらいの領域しか使いませんので、MTF範囲はセンサー中心から15mmまでの30本/mmの値を記入しています(15mm以降一気にスコアが崩れるレンズが多いです)。

EOS R7で使う場合、0.8~0.9くらいで収まっていればRAW現像でシャープネスをかけなくてもバキバキに解像します。
0.7~0.8くらいで収まっていればRAW現像でシャープネスをかけられる画素数があれば解像するくらいのイメージです。

一般的に焦点距離が長くなる、もしくはF値が大きいほど波動光学系MTFのスコアは落ちます。
EF800mm F5.6L IS USMがここまでのスコアを保っているのは化け物といって過言ではないと思います。
15mm以降も素晴らしく安定しています。

レンズのMTFチャートの罠
私はどちらかというとレンズは実際に使ってみて判断する方なので、MTF曲線とかはあまり見ないのですが、MTFチャートでレンズを判断している方はちょっと気を付けた方がいいよというお話。 たまにSONYのFE600mm F4 GM OSSの「M...

MTFについてはメイカーによって波動光学系/幾何光学系など基準が違いますので、違うメイカーのものを見比べても意味はありませんので注意してください。この点に関してはCanonやSIGMAが誠実な感じはしますが。

コスパ的にオススメなものはレンズ名を青色にしてあります。
RFレンズは手振れ補正、重量、サイズ的には素晴らしいのですが、まだまだお値段が高いですね。

あと余談ですが、テレコンx1.4をつけるとEOS R7ではどうも像が安定しないような感覚がありますので若干注意が必要です。

※なんとなくですが、最近少しずつEFの大砲が値上がりしてきてる?気もしないでもなく。ミラーレスへの買い替え特需で安かったのかもしれず。

装備について

まず、レンズ焦点距離、ボディ画素数、撮影距離による難易度、画素ピッチ、レンズ解像力、価格や重量から、「自分が撮りたい写真」にどのような装備が必要かを考えてみましょう。

野鳥撮影は相手が野生生物なこともあって、「努力と根性」だけではどうしようもない部分が多い分野だと思います。

ブラインドをはって早朝から張り込んだら綺麗に撮れる…といわれてもちょっと困りますよね。

また、焦点距離の長いレンズで撮ることはそれだけ近づかなくて済むという事ですので、被写体に与えるプレッシャーもそれだけ小さくなります。

解像度の高い小鳥の写真を撮るならばまずは装備を検討しましょう。

重量が気にならないなら、何も考えずにEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMあたりを初めに買ってしまえば、解像力には何の不安もなく撮影できます。

撮り方の注意点

順光で撮る


Canon EOS R5 500mm ƒ/7.1 1/100s 160 
※逆光でコントラストも解像度も低下

逆光での撮影はコントラストが低下し、解像度も低下します。

被写体を発見したらまずは順光になるように撮影位置を調整する癖をつけましょう。

味のある写真を撮りたいのなら逆光もありですが、ほとんどの場合で野鳥は逆光で撮ってもあまり良い結果になりません。

野鳥をみつけてから位置調整は大変ですので、常に太陽の位置を意識して、野鳥がいそうな場所が常に順光になるような移動の癖をつけておくと素早くシャッターを切れます。

完全な順光の場合、日差しが強い時は少しだけ角度をずらして撮ると程よくなる場合があります。

明るい曇りの日に順光で撮ると綺麗に撮れる事が多いですね 🙂

白飛びさせない


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/640s 320 -1EV 
※EV-1で白飛びしがちなシロハラの羽毛を解像

特に白い羽毛をもった鳥は普通に撮ると白飛びして解像度は失われます(真っ白になる)。

EOS R7の場合は測光が明るめになる事が多いので、EVは常に-1~-2にしておくことをオススメします。

白飛びさせてしまうとRAW現像でどうにかしようと思っても無理ですので気を付けましょう。

特にEOS R7はISOが1600を超えるとノイズで像が崩れ始めますので、ISO対策としてもEVは-2くらいで撮ってあとでRAW現像で調整した方が綺麗な場合が多いように思います。

鳥ごとに撮影距離を気を付ける


Canon EOS R7 560mm ƒ/7.1 1/320s 100 -1EV 
※モズは焦点距離の短いレンズで撮っても比較的解像しやすい

モズは比較的遠くからでも綺麗に撮れる事が多いです。

羽毛が解像…とは違うのかもしれませんがお腹の鮮やかな鱗模様が映えます。

ベイヤー配列がどうこう…とかはよく知りません?


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/250s 250 -2EV 
※とくに首元の白い羽毛を解像させるのはかなり大変。

シメやウソ、イカルなどはかなり解像させるのが難しい鳥で、遠くから撮ってもなかなか解像しません。

それでいて比較的警戒心も強いので苦労させられる鳥です 😛 イカルは高解像の天敵


Canon EOS R7 400mm ƒ/6.3 1/500s 100 -1EV 

身近な鳥では、セキレイも解像させるのが難しい鳥だったりします。

白い鳥は全般的に厄介ですが、特に目元のあたりが黒いので潰れやすいですね。


Canon EOS R7 800mm ƒ/6.3 1/250s 500 -1EV 
※光の加減で色が変わります。

カワセミの羽毛は構造色ですので光の向きや強さなどで、うまく解像したりしなかったりします。

特に木陰にいるカワセミはなかなか綺麗に撮れませんので注意。


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/250s 500 -2EV 
※メジロは解像力のバロメータ

メジロは解像度が足りていないと羽毛が潰れてベタ色に見えますので、装備の解像力が足りているかどうかのバロメータとしても良いかも。

特に、目の周りの白い輪がなかなか解像せず真っ白になる事が多いはずです。

昔はズームレンズを使っててかなり苦労しました。

もちろんどの被写体も近いほど良いですが、長く撮り続けると感覚的にどのくらいの距離なら解像するかわかってきますので、鳥によって撮影距離などを調整しましょう。

シャッタースピード


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/320s 250 
※ISOを400以内におさえながら連写でピントのあった1枚を抽出

野鳥撮影において最も解像度を低下させる原因の一つは「被写体ブレ」です。

小鳥撮影においては最低でもSS 1/200くらいは欲しい所。

SS 1/100くらいで撮ると「完全に撮れた」と思って家に帰ってRAW現像時にガッカリすることが良くあります。

ISO100に拘って低シャッタースピードで撮るならば、数枚は少し高めのシャッタースピードで保険で撮っておいて、あとはとにかく連写して奇跡のブレなし写真に賭けるなどしましょう。

手ぶれ補正についても今の時代はボディ内手ブレ補正やら協調やらで単純計算も難しいので、実際に撮っておぼえるのが良いと思います。

とくにAPS-Cは焦点距離x1.6倍相当なのと、R7は画素ピッチが狭いので、公称値よりも2~3段分ほどは余裕を持った方が良い場合が多いです。

実際の撮影において、600mm F4(ロクヨン)などのF4レンズはISOを800に抑えるという意味で非常に優れたレンズです。
夕方でもEOS R7で手持ちで撮影できるシャッタースピードを確保できますので、焦点距離的にもロクヨンはかなりの万能なレンズです。

瞳のピント


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/1250s 160 
※瞳にピントが合っているのでロクヨンで手前がボケていても立体感がある写真にみえる

EOS R7はデュアルピクセルCMOS+トラッキングAFで、かなり精度高く瞳にピントを合わせてくれますので、非常にGoodです。

鳥の写真を見るときやはり初めにみるのは瞳で、ピントが瞳にうまく合っていないと他は解像していてもいまいちに感じることが多いです。


Canon EOS R7 600mm ƒ/4.5 1/250s 500 -2EV 
※顔のあたりにピントが合っていないので主題のボケた写真に見える

どうしても顔にピントが合っていないと、身体がガチピンでもボケた写真に見えてしまいます。

この写真も顔と花弁あたりにピントがあっていればかなり良い感じだったのですが、どうしても厳しいですね。

ただEOS R7より前、レフ時代には素早く動き回る小鳥の目にピントを合わせるのは至難の業だったのですが、EOS R7ではトラッキングをONにするだけでほぼガチピンです。

良い時代になったものです 🙂

とまりものに関しては、ちょっとレフ機に戻る気は起きませんね…。

低ISOで撮る


Canon EOS R7 600mm ƒ/4 1/1000s 1600 -1EV 
※明るさにもよりますが大きく撮れてもISO1600でギリギリくらいの感覚

EOS R7の場合、以下のようなイメージ。

ISO 画質
ISO ~400 ノイズも感じられず、綺麗に撮れる。
ISO ~800 ノイズは感じられるが、綺麗に撮れる。
ISO ~1600 何とか許容できるギリギリ。
ISO 1600~ 像が崩れ出すのでかなり厳しい。

EOS R7はISO耐性が低く、ISOはできる限り800までで撮ることをオススメします。

800を超えるとノイズが気になり始めて、1600を超えると像が崩れるくらいにノイズがのります。

もちろん、明るい時のISO1600と、暗い時のISO1600では意味は異なりますので大体周囲の明るさでISOがどこまで許せるかは体感で憶えましょう。

また被写体を大きくフレームに入れることができると、多少のノイズは処理できる&気にならないので大きく撮れるならISOを上げるのも一つの手です。

この辺りが800mmが優れている理由の1つで、800mm(35mm換算1280mm)で撮ると被写体の画素数に余裕ができるため、小鳥撮影では600mm(35mm換算960mm)よりもレンズが暗くてISOが高くなったとしても高解像で撮れる場合が多いです。

質の良いRAW現像ソフトを使う


Canon EOS R7 400mm ƒ/5.6 1/500s 800 +1EV 
※RAW現像前


Canon EOS R7 400mm ƒ/5.6 1/500s 800 +1EV 
※RAW現像後

私は「Caprute One」というRAW現像ソフトを使っていますが、質の高いRAW現像ソフトを使うことで装備のレベルが1~2段くらい上がったように感じます。

上のムクドリの若はEF400mm F5.6L USMで撮ったものですが、どうしても解像力が低めのレンズでは羽毛が白くボケて境界があやふやになり、コントラストも低い感じになるところを、かすみの除去やシャープネス、ストラクチャなどで解像度高く仕上げています。

実際のところシャープネスは強くかければある程度のレンズでもシャープに見えるのですが、シャープネスは強くかけすぎると周りの画素を巻き込んでクッキリみえるように補正するため、少し線が太くなって彫りが深く見えます。

この写真も結構強くかけているので、ちょっと不自然な傾向はみられますね。

またノイズリダイレクションとは反するフィルタですのでノイズ感も高くなっていきます。

ですので、解像力の高いレンズで撮った写真は「よりRAW現像耐性が高い」と考えると良いかと思います。

ロクヨンなどでしっかり撮ると、RAW現像で処理するとかえって潰れて汚くなることがあるくらい見事に解像します。

RAW現像ソフトの質の評価は、各フィルタが綺麗に適用されるか、フィルタをかけたときのノイズが大きいか小さいか、あとは操作スピードや現像スピードなどになります。

質が低いRAW現像ソフトではシャープネスを強くかけたり、EVを上げたり、シャドウを上げたときに顕著にノイスがのります。

処理スピードが遅いと、この高速連写時代の枚数はさばけません。DPPでは数千枚の管理はちょっと無理ですね…。

CaptureOneは価格は高いのですが、スピードは爆速で数千枚程度なら簡単にさばけますし、フィルタもとても綺麗です。

私はDPPやLightRoomを使ってきましたが今のところCapruteOneで落ち着いてます 🙂
最近はAIを使って補正できるソフトもありますが、そのあたりは好みで。

AIはすでに改変に近いので私は少しためらわれますが、時代的にはAIで補正を入れるのが主流になってくるんでしょうね。

あ、もちろんですが撮影はRAWもしくはC-RAWで撮りましょう。
CanonのC-RAWは優秀なのでRAWじゃなくて良い気はしますが、気になるならRAWで。

ただ、連写可能枚数は少なくなります。

まとめ

解像度の高い小鳥写真を撮るには

  • 相応の装備で撮影する
  • 順光で撮る
  • 白飛びさせない
  • 鳥毎に適切な撮影距離で撮る
  • 被写体ブレしないシャッタースピードで撮る
  • 瞳にピントが合うようにする
  • 低ISOで撮る
  • 品質の高いRAW現像ソフトを使う

これらを意識する必要があります。

特に装備について、解像力のない装備で頑張ってもまず解像度の高い写真は撮れませんので、ある程度お金をかけることをお勧めします。

私も初めはSIGMAの超望遠ズームレンズから野鳥撮影を始めましたが、沼にハマって結局このありさまです 😛

なかなか自分で試さないと納得できないものではありますが、野鳥撮影は初めから良い装備を買っておくと無駄な出費を抑えることができますので、野鳥撮影を続けるならば清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ってしまう事をオススメします。

色んなシチュエーションを撮りたいならロクヨン、とまりものを遠くから綺麗に撮りたいならハチゴロー、山とかの散策主体ならばヨンヨンくらいを持っておけばほぼ満足できます。

まぁ…それが初めからできれば苦労はしないんですけどね 😛 大体はじわじわ沼ります

ただ、ボディは野鳥撮影で解像力を求めるなら高価なフルサイズほど良いというわけではないので、そこは注意。

EOS R7は小鳥のとまりものを高解像で撮るには最適なボディですので、快適な野鳥撮影ライフを送りましょう 🙂

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