このページは、私がこれまで野鳥撮影をしてきて、
「これはもう2度と撮れないかもしれない」というショットをまとめたページです。
アカショウビン
2025-06-21 巣穴掘り
EOS R5 mark II + EF800mm F5.6L IS USM。
突然近距離で巣穴掘りを始めたアカショウビンをMFで動体撮影。
例年は姿をとらえことすら困難な珍鳥の巣穴掘りを、距離12.6mで激写。
このアカショウビン自体は何名かで撮ってたりしたのですが、巣穴掘りは第一発見者となりこの日は1人だけの独占撮影となった記憶に残る撮影でした。
30~40回ほど巣穴に飛んでは近くの枝に戻るという行動を繰り返すアカショウビン。
とはいえ、発見時は何回飛んでくれるのかもわからなかったので、とにかく考えてEF800mm F5.6L IS USMで撮影できる方法をひねり出しました。
アカショウビンの巣穴掘りを撮影できたことも嬉しかったですが、これまでの経験を活かして撮影に成功したことも非常にうれしかったショット。
この笑顔。
アカショウビンもカワセミも、何故か笑っているように見える事がありますがここまで楽しそうなのは初めて見ました。
今後の人生でもう一度同じような機会に巡り合えるかというと、正直むずかしいのではないかと思っています。
ルリビタキ
2024-12-14 白変種
鳥の中には、アルビノとはまた違った形で本来の色ではなく白い色になる個体がいて総じて白変種と呼びます。
白変種は数の多い鳥ではそこそこ見るのですが、ルリビタキという比較的少ない鳥の白変種はかなり珍しいです。
12月に撮影して翌2025年1月末まではなんとか情報拡散もなかったのですが、たまたま撮影したカメラマンが漏らしてしまったらしく、普段は5人くらいしかいないこの探鳥地に毎日100名を超えるカメラマンが集まるという非常事態になりました。
かなり多くの枚数を撮影したのですが、発見日に撮影したものを殿堂入りとして残すことにします。
私が知る限りでは第二発見者だった事件でした😎
カワセミ
2025-01-03 小さなエビと落ち葉
EOS R5 mark II + EF600mm F4L IS II USM。
距離16.5mでとらえた水絡み。
カワセミ撮影は気づけば4年ほど続けていますが、もちろん餌付けなど一切なしでの撮影。
水の具合、カワセミのポーズ、小エビと一緒にくわえた落ち葉、光の具合や水面に写る影など、私が撮りたいカワセミの水絡みのほとんどが詰まったショットでした。
ヤイロチョウ
2023-06-17 見返り美人
EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM。
ヤイロチョウとの偶然の出会い。
本当は距離15mくらいでの撮影チャンスがあったのですが、あまりの突然の事にカメラの設定もできてなくて逃し。
はやる気持ちを抑えながら「頼む、まだ逃げないでくれ」と祈りつつ、なんとか撮れた1枚。
こういう出会いを求めて、EFハチゴローのような普通は散策では持ち歩かないような重いレンズをいつも担いで自然の中を歩き回っていたので、その苦労が報われた思い出深いショットでした。
ヤマセミ
2023-04-23 ホバリング
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM。
ただでさえ遭遇率の低いヤマセミの、近距離(20m)ホバリング。
ヤマセミは大きな鳥ですので、距離20mでフルサイズ800mmだとフレーム中の大半を占めます。
恐らくAPS-Cで撮影していたらはみ出ていたシチュエーションで、Canon一眼レフ最後のフラグシップであるEOS-1D X mark IIIとEF800mm F5.6L IS USMで完全に捕らえました。
鳥の瞳AFなどの機能のない機種で、目にピンポイントにAFもできており、私が一眼レフで撮影した最初で最後の殿堂入りショットとなりました。