先の3連休はどこに行っても雨が降ってきて、ようやく撮れたのはかなり暗い中で40m~50mの距離というひどい有様でした。
流石にL単大砲を購入して撮影テストがずっとできていないのは、ストレスもたまりますが何より初期不良チェック的な意味でも厳しいので今日は少し時間をとって撮ってきました。
ただ、撮りに行くまでは天気が良かったのですが、撮りに行った時/場所では雲が急に厚くなって暗くなるという…なんか呪われてるような感じもしますが、それでも何枚かは撮れたので貼ってみようと思います。
エナガ
ベストショット
できるだけ小さい鳥を…ということで、エナガです 🙂
ぶっちゃけそんなに明るくはなかったんですがかなり良いですね。
下がノートリなんですが、もうトリミングしなくても良いくらいの大きさです。
これは15mくらいでそこまで至近というわけではないのですが、これは本当に助かりますね。
これに慣れるとダメ人間になりそうです。
レンズの解像力はロクヨンの方が高い感覚はありますが、ハチゴローは大きく写せるので結果として同等の解像力になってるようなイメージですね。
あと、トリミング後の方は補正してますが、色温度がちょっと冷たい感じになってるのでそこはまた確認。
ギャラリー
エナガ大好きです 🙂
撮ったときにプレビュー見た感じではAFどうかな…という不安がよぎったのですが杞憂でした。
相変わらずEOS R7のプレビューは腐ってますね 😛 というかCanonのRAWプレビュー
ロクヨンでエナガを解像感もって撮る場合は結構近づかないといけないので、こういうのを簡単に撮れるのはハチゴロー様様だなぁと。
ロクヨンはかなり気合が必要ですが、ハチゴローは余裕をもって三脚たててじっくり撮れるのでGoodです。
枝被り
今日はわかりやすいようにトリミングしていますが、ノートリでもここまで大きくフレームに入るので解像度がすごいです。
EF800mm F5.6L IS USM は EF500mm F4L IS USM と同じで、AFの駆動音がこれ壊れてるんじゃないかってくらい大きいんですが、撮影中の不安はいずこやら…非常に良いですね。
今日はとまりもの主体だったので、基本的には電子シャッターで撮ってたんですが、「EF800mm F5.6L IS USMは古いからうまく同期とれないんじゃないか?」とかいろいろ不安はあったんですけど杞憂でした。
ヤマガラ
ノートリ。
表の写真はサムネイル的に縮小されているので、タップしてみてください。
群でやってきたんですが、この個体だけ餌をみつけて1羽で盛り上がってました 🙂
EOS R7の画素ピッチに耐えられる800mmって結構やばいなと思う次第。
もう本当に適当な距離で撮ってもそのままOKに。
シジュウカラ
う~ん…いいですね。
背中の羽毛がクッキリ解像してます。
あと、なんとなくですが1D markIVとかで撮ってた頃の質感というか…そういう感じがしますね。
色の味付けがあの時代風。
その他
綺麗ですね。
600mmよりも望遠効果で、勝手に背景が自然なボケになってくれるのが大きい気がします。
前も書きましたが、ロクヨン+Extender x1.4は特に顕著なんですが、二線ボケのようなものが特に目立つ組み合わせですが、ハチゴローは大丈夫そう。
気持ちよさそうに眠っている猫がいましたが、800mmではちょっと長すぎですね。
この猫のいる木の机なんかが良い味だしてたんですが全くフレームに入りませんでした 😛
同じく、かなり近かったのもあって何ともな感じ。
まとめ
結果としては、私の期待以上の性能でした 🙂 さすが元フラグシップレンズ
良かった点
解像力
作例を見てわかる通り、エナガを普通に撮ってここまで解像しているのでまず問題なし…というか非常に良いですね。
まぁ…もともとが200万円近くするレンズなので写りが悪かったらオオゴトですが、EOS R7で使っても全く問題なしです。
RFロクヨンと比べると、解像力は若干落ちている感覚はあるんですが、同じ距離でも大きく撮れるため相殺されている感じです。
至近まで近づくことができた場合はロクヨンの方がシャッキリしてるので、気合でブラインド使ったりして頑張れる人はロクヨンの方が良い気はします 🙂
ロクヨンにExtender x1.4をつけた時に発生する何とも言えない収差も全くありませんので、ロクヨン+Extender x1.4つかうならハチゴロー使った方が断然良いですね。
AFスピード
EOS R7のトラッキングなどについていけなくて厳しいかなと思っていたんですが、杞憂でした。
今のところ、とまりもの撮りで困るようなAFスピードではありません(レフ時代に普通に撮れてたので当然ですが)。
ただ、ロクヨンの時と比べると確かに若干もたつく感はあるので、そこはさすがRFロクヨンという感じですね 🙂
カワセミの飛び込みでどうなのかはまた追って検証しますが、一安心です。
連写速度
電子シャッターは30コマとかは出ませんが、とまりものを撮るのに困るようなスピードではなかったのでこちらも一安心。
EF400mm F5.6L USMの方はもっとコマ数落ちてた気もするのですが、現像していてそこまでコマ数少ないようには感じませんでした。
F値、ISO、SS
曇っていたので決して明るいシチュエーションではなかったですが、何とかISO1600以下、SS 1/200まででおさえられるので実用的にも大丈夫そうです。
被写体をかなり大きくとらえられるのでRAW現像耐性が高いため、もうちょっとISO上げても大丈夫かもしれないなと思いつつ。
悪かった点
暗い
F値が違いますので当然ですが、ロクヨンと比べるとSSやISOに全く余裕がありません。
一段分なのでまだカバーはできますが、ロクヨンなら1/500で撮れている場面で1/200になりますので大変ですね。
飛び込みはまだ撮ってませんが、かなり明るくないと厳しそう。
わたしはカワセミ専門ではないので困りませんが、カワセミはハチゴローのほうが良い理由はあまりないですね?
ブレ
まぁ、当然ですが被写体ブレなどのブレにとってもシビアです。
EOS R7の3250万画素で、35mm換算1280mmで撮ってるので当然ですが。
SS 1/200だと3~4枚に1枚ブレてないのがあるような感覚。
1/500は確保したいですね。
重量
当然ながら4.5kgはなんだかんだ重いです。
むかしEF600mm F4L IS II USMを使ってたときでも約4kgでしたのでなかなかですね。
手持ちはまだ試していませんが、筋肉痛になりそうです?
昔、重い装備で撮ってたのもあって、わたしは三脚も雲台もそれ用のを使ってますが、そのあたりは一応注意ですね。
プレビュー
何故でしょう…RFロクヨンの時もプレビューで見た時の解像感のなさはすごかったのですが、ハチゴローは更にヤバいです。
RAWに添付されるプレビュー画像のシャープネス設定あたりの問題なんですかね…。
家に帰ってRAW現像するまで結果がわからないのでドキドキします。
被写体をとらえるのが大変
これは慣れたら少しは改善しそうですが、常にロクヨンでテレコンつけてるようなものですので、被写体をとらえるのがかなり大変です。
重量的な問題もあるので、少し遠巻きで三脚立ててじっくり撮るのがよさげです。
AFの駆動音と振動が大きい
これは、EF500mm F4L IS USMもそうだったので私は気にしませんが、多分初めての方は故障してるのかと勘違いするので注意。
サーボだと「ガタンゴトン」みたいな感じで常に振動を感じます?
あと、動画とか撮ると音声入ってくるかもですね。
とりあえず、まともに撮影テストできて一安心。
さて、いろいろ撮っていくぞー。