カワセミ
昨日は天気もいまいちで増水もしていたので、今日はおそらくカワセミが活動的になるかな?という事で気合入れて朝から京都の川へ。
この1,2ヶ月で見るとかなりサービスしてくれた気がします 🙂
飛び込み1 EOS-1D X mark III
正直このショットはかなりビビったのですが、元写真は下の写真。
このポイントは朝はかなり暗い上にEV-2していたので、現場のプレビューではもう何かが写ってるのかすら見えませんでした。
そのうえ茂みのとこに飛んだので、「あ、これ失敗」って思ってたのが現像してびっくり。
相変わらずEOS-1D X mark IIIはこの辺は鬼だなと。
飛び込み2 EOS-1D X mark III
結構綺麗に撮れたと思ったんですが、浮上の瞬間がちょっと向こうの方をむいちゃってますね。
ただ、これだけ天気が良いと鮮やかで良いですね。
EOS-1D X mark IIIはISO耐性は異常に高いので、ISO12800とかでも使える写真にはなるのですが、やはり「綺麗な写真」はISO800~1600くらいで抑えないとな気がします。
飛び出し EOS-1D X mark III
今日は何度も飛び込んでくれたので、練習がてら飛び出しをファインダーで追ってみました。
ただ、結果としてはやはりヤマセミとはスピードが全然違うのでちょっと厳しかった 😛
飛び込み3 EOS-1D X mark III
営巣のせいか頭がちょっとハゲてきてますね 🙂
飛び去りもちゃんと追いかけるように意識して練習…。
ぼちぼち追いかけられるようにはなってきましたが、まだまだスピードが同調できずにある程度でハズれてしまいます。
飛び込み4 EOS-1D X mark III
真横方向にジェットスキーのように水を絡ませながら飛び出すシチュエーションは、かなり好きだったり。
光のあたり具合も良くて非常に綺麗ですね。
私は水から飛び出した瞬間~飛び去りまでが最も撮りたい瞬間で、特に2コマ目(ピックアップは1枚目)のような勢いのある写真が好きです 🙂
飛び込み5 EOS-1D X mark III
この辺りは完全に水浴びですが、私は狩りでも水浴びでもあまり気にしない感じですね 🙂
水絡みが綺麗に撮れると満足なのでむしろ水浴びどんとこい…ですが、同じとこに何度も飛び込むので角度が悪いと何回撮っても悪いままという。
飛び込み6 EOS-1D X mark III
まるで巣作りで汚れた羽をひたすら洗うように。
頭の頂点部の毛が薄いのが、哀愁を醸し出していますね。
水浴びって概ねかなり低い位置から飛び込むので実は結構合わせづらかったりします。
飛び込み7 EOS-1D X mark III
同じ場所に飛び込むので、飛び去りの追いかけを練習しては居るのですが、見ながらでは遅いのでスピードを掴んで先読みみたいな感じでレンズを動かすイメージですね…。
まだまだこの辺りは修行が必要そう。
飛び込み8 EOS-1D X mark III
わざと水に長く体を沈めているのか、水浴びでも二段階浮上をしてました。
まぁもちろん狩りではないのでかなり速いのですが。
飛び込み9 EOS-1D X mark III
これはとうとう飛び去りのスピードとレンズの振りが同期してちゃんと枝に戻るまでとらえ続けていますね。
飛び込むタイミングや場所、戻る枝がわかっている状況でこれなので、通常ではかなり厳しそう。
飛び込み10 EOS-1D X mark III
これはうまく飛び去りの同期がとれず…追い越してしまってますね。
同じ水浴びなのでどのショットも同じ感じになりがち。
飛び込み11 EOS R7
実はここに至るまでもEOS R7で何度か撮っていたのですがすべて失敗 😛
これはようやく成功したショットです。
止まり木の位置とカワセミが向いている方向から、もう「ここしか飛び込む場所ないよね」という状況で撮りました。
若干のブレはありますが、やはりEOS R7でちゃんと撮れると綺麗だなぁ…と。
しかもこれ、EOS-1D X mark IIIで撮るときと比べると、かなり遠くから撮っているんですがトリミングしても全然余裕ありますね。
距離30mで小鳥の羽毛が解像するような装備なので当然ではあるんですが…。
何とかEOS R7での成功率、歩留まりを高めたいですね。
ザハトラーにかえて初めて撮りましたが、ブレは結構マシになってる気がします。
ただそれでもブレているのでSS 1/8000ですかね…。
飛び込み12 EOS-1D X mark III
このショット、結構面白くて飛び出したカワセミの背後に魚が飛んでいます。
「咥えたのを離しちゃったのかな?」と思ってたんですが、1コマ目からよく見るとカワセミが飛び込んだ瞬間に魚が水からジャンプしてるんですね。で、魚を見失ったカワセミが浮上してきた…と。
こんなことあるんですね….かなり決定的シーンな気がします 😛 魚スゲー
エサごっくん
ついこの間まで大きな魚があまりいなくて、それなりのサイズの魚を飲み込むシーンをずっと見ていなかったのですが今日は久しぶりに。
途中、メスへの給餌用の魚をもって飛び去るシーンも見られました。
モズ
今日は、モズがひたすら給餌してました。
カワセミと違ってそんなに鳴かないので、給餌しているのはよく見るものの撮れないことが多かったのですが、そんな中でも数枚。
メスもたまに巣から出て狩りしてました。
まぁ、モズも嫌いな鳥ではないんですがカワセミの狩場とは距離を離してほしい 😛
EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMの手持ち。まぁ、イケますね。
まとめ
今日は久しぶりにガッツリと撮ることができました。
20回ほど飛んでくれたので久々にEOS R7でも撮ってみたのですが、やはり成功すると解像度はEOS-1D X mark IIIとは段違いですね。
思い切りトリミングして4Kモニタで見ても、十分に解像度に余裕があります。
まぁスマホとかフルHDとかのモニタで見る分には違いがわからないくらいだとは思いますが。
EOS R5にAFのアップデートこないですかねぇ…まぁ、結局EOS R7もカワセミ撮影時はトラッキングも検出系も全部OFFにしているのでEOS R5でも撮れるとは思うのですが。
R7での撮影で厳しいところは、
- APS-Cなのでどうしてもカワセミがフレームから外れてしまうことが多い
- ISO耐性がかなり厳しい
- ブレにかなり弱い
- ローリングシャッターの歪みが厳しい
- EF800mm F5.6L IS USMだと連写速度がかなり厳しい
ですので、R5だと
- フルサイズなのでフレーミング的にはEOS-1D X mark IIIと同じ
- ISO耐性も3200くらいまでなら許容
- ブレも画素ピッチが広くなるのでR7よりマシ
- センサー読み出しスピードがR7の倍くらいは速いのでローリングシャッターの歪みもマシ
- EF800mm F5.6L IS USMでも20コマ/秒出るという公称
という感じです。
ですのでカワセミの場合は 1DX3 >>> R5 > R7 くらいの順で撮りやすい気はするんですけどね 🙂
R5はAFの初動が若干R7と比べて遅い気がしてるのでそこだけ改善されないかなぁ…。
今日はこれまでと違ってカワセミが頻繁に餌を獲りにきていたので、なんとなく抱卵に入っている気がしてます。
そうなるとしばらく良いコンディションが続くかもですね….今後が楽しみです。