まずはEOS R7で試行錯誤する前に、EF800mm F5.6L IS USMでは歩留まりが良かったEOS-1D X mark IIIで、EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4を使ってどんな感じかを検証。
と、いうわけで早朝から比較的近場のポイントへ行ってきました。
結果は…
大敗北
と相成りました 😛
あ、これ書き終わった後でPCの方のブログの横幅を広く変更しました。
この記事含め読みにくくなってるかもですが次の投稿から読みやすいようにします。
カワセミ
本日のベストショット
はい…先に貼っておきます。
何度も飛び込んでくれたのですが、ピントが来たのはこのショットだけでした…。
ただ、このショットを見る限りでは画質やブレ等は特に問題ありませんね。
これ以降は全部失敗なので見なくて良いかも?
840mmでこの解像度なのでちょっと近かったのもあるかな…。
背景のボケ
「検証かよ、付き合ってやんよ」
という感じで男前なカワセミがやってきてくれました。
これは知ってたことなんですが、ロクヨン+Extender x1.4は、組み合わせ的に背景のボケがかなりうるさいです 😛
この投稿の「余談」にも書きましたが、II型は大丈夫…っていう人もいるんですが、私の用途ではII型もRF(III型)もそんな大差ないです 😛
飛び込み1回目(失敗)
これは、トリミングしてますが、実際のところはフレーミングがまずかったです。
ただ、水面に写っているフェンスが妙にくっきり写ってるのでそっちにもっていかれてるような…?
あと今日はEOS R7 + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4で撮るのが初めてで、思ったようにレンズを振れなかった感覚があり(言い訳)。
水面とフェンスが融合してるような、面白い写真になってますね 🙂
お食事1(説教部屋)
「なんだよ、撮れなかったのかよ(モグモグ)」
「すいません…もう一度お願いします…」
飛び込み2(失敗)
これも完全にレンズ振るのにもたついて、浮上後にシャッター切ってしまってます。
と、いうかここのカワセミは狩りが上手なのか、低いところから飛び込んでかつ2段浮上しないのでとにかく着水から飛び去りまでが速いんですよね…(言い訳)
飛び込み3(失敗)
はい、手前の鉄の棒にピント持っていかれました。
AFの設定で被写体追尾を粘る方に設定しているせいか、連写中は全然戻してくれませんでした…(言い訳)。
EF800mmと比べて、AFエリア内の他の物に食いつきやすい…?
お食事2(説教部屋)
「なんだよ、また撮れなかったのかよ(モグモグ)」
「すいません…もう一度お願いします…」
飛び込み4(失敗)
これはいきなり遮蔽物の後ろだったので無理かなと思いつつ。
これも、3コマ目でフェンスがシャキっとしてるので水面に写ったフェンスにピントいってますね…(言い訳)。
いつもの京都の川と違って邪魔な物とかが多いので、随分勝手がちがうなと。
羽繕い(説教部屋)
「あ~ん?また失敗かぁ?(カキカキ)」
「すいません…何卒もう一度お願いします…」
なんか、本当にカワセミが検証に付き合ってくれている気がしてきて、後半は申し訳なくなってました 😛
飛び込み5(失敗)
これはまぁ…ちょっと鉄の棒の後ろ、かつ背景にすぐ草で無理ゲーでした。
ここのカワセミはこの草むらに飛び込むことが多いので、結構厳しい(言い訳)。
ただかなり練習になる気はする?
飛び込み6(失敗)
ここも結構厳しい..(言い訳)。
トリミングしてますが、上にも鉄の棒があって上にレンズ振るとそっち行っちゃうんですよね..。
まぁ、草とかオブジェがあるとやっぱり厳しいですね。
飛び込み7(失敗)
完璧にシャッター遅れ。
いやぁ…1mも高さないところから飛び込まれると本当に厳しい…(言い訳)
Gitzoのジンバル雲台についてるパン棒が少し短くて、最近は大砲振るには少しアンバランスな気がしてます。
ザハトラーの雲台使ってる人多いですが、かなり違うんでしょうね。
久々にManfrottoのビデオ雲台持ち出してみるかな?
ホバリング(失敗)
ここまで失敗が続くと、逆に笑えてきました。
ちゃんとど真ん中にフレーミングしてからAF作動させたんですが、完全に背景に持っていかれてます。
「これは撮れただろ」と思ってみてみたら全然ダメ…。
EOS-1D X mark IIIでここまで連続で失敗するのは初めてですね..(諦め気味)。
まぁ、背景がここまでもっさりしている中なので、中央1点とかで撮れとか言われそうなやつです。
飛び込み8 (1枚だけ成功)
カワセミ様からのお慈悲か、1枚だけピントが合いました。
まぁ、カワセミにピントが合ったというよりはバーと同じ距離にカワセミがいただけですねこれは。
ただ、偶然でも1枚ピントが合ってると救われます… 😛
まとめ
現状装備と今日の検証
山などの軽量装備が必要な場所 | EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM |
高解像カワセミ飛び込み | EOS R7 + EF600mm F4L IS II USM EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x2 |
悪環境時の高ISOカワセミ飛び込み | EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4 |
ヤマセミ、猛禽類の飛びもの | EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM + Extender x1.4 EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x2 |
小鳥とまりもの、ヤマセミ、猛禽類 | EOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM |
ロクヨンが加わって、試していくのは赤字の組み合わせ。
青字の組み合わせはすでに実績があって安定している組み合わせ。
今のところ、ロクヨンなしでは撮れないのが、高解像なカワセミの飛び込み撮影。
悪環境時の高ISOカワセミ飛び込みをEOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM同様にロクヨンで撮れれば、カワセミ撮影はレンズはロクヨンだけで済むので効率が格段に上がるため、まずは今日はそこを試しました。
EOS-1D X mark III + EF600mm F4L IS II USM + Extender x1.4所感
感覚としては、191点クロスになった影響か、「広範囲でしっかりピントが合う」ようになった反面、逆に水面に写ったフェンスなど、カワセミ以外のものを掴んでしまうことが妙に多かったように思います。
これまではEF800mm F5.6L IS USMでは、逆に都合よく中央付近しか反応してなかったのが功を奏していた感覚は少しありますね…。
EF600mm F4L IS II USM + Extender x2にするとEF800mm F5.6L IS USMと似たようなAFになるので案外Extender x2で撮った方がいけるかもしれず。
あと、とにかく私のフレーミングが甘いのが課題です。
やはりレンズ重量や重心が変わるとパン棒の力の加減もかわりますので、しばらく使って慣れないとですね。
昔ジンバル雲台に変えたときにぴたっと止まらないなぁと思ったのが、装備が重くなって重心の問題もあって悪化してる気もしないでもない。
ただ実はこのポイントでは、まだまともにカワセミの飛び込みを撮れたことがなかったりします。
ここのカワセミは飛び込み開始の高さがかなり低いのと、一瞬で浮上してくるのでレンズの振りが間に合わないことが多く。
それと解像度見てて思いましたが、単純に近いですね、ここのカワセミ。
ま….修行あるのみ…。
あと、AFのスピード自体はExtender x1.4でもそんなには問題はない感覚です。
もうちょっと撮ったらなんとなく違いがわかってきそうな。
とりあえず…初戦は完膚なきまでの大敗北でした。
無念なり。
P.S. 後で確認してましたが普段よりかなり距離が近かった? 12mくらい?