野鳥撮影をしていると、カメラとレンズ以外でも色々と買ってしまうのですが、今も使っているものを紹介。
三脚
昔は本当に適当な三脚を使っていて、買い替え時も値段がなるべく安いものを選んで安物買いの銭失いしてました。
三脚については、
- 安定度
- 軽さ
- 強度
- 扱いやすさ
この辺りが判断基準なのかなと思います。
価格が入っていませんがそれなりの三脚の場合まず壊れないため、耐久年数が10年~20年~一生とかになりますので、ある程度お金をかけても元はとれるためです。
安い三脚は「壊れやすい」上に、安定度が悪かったり、重かったり、扱いにくかったりするので初めから良いものを、それなりのお金を払って買う事をオススメします。
GITZO GT3542L トラベル三脚 3型4段ロング
なんだ結局GITZOかよ?って話なんですが、まぁ良いものは良いので。
この三脚は…3型4段で径は小さめでコンパクトなのですが、安定度が凄いです。
正直なところ、見た目に全くそぐわない安定感で初めちょっと感動しました。
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USM + GHFG1という、一眼レフ時代でも重量級装備(約7.4kg)をのっけて撮ってましたがグラつきません。
ロックはナットロック式です。
レバーロック式は私の場合は調整しづらいし、すぐ壊れるので基本的にナットロック形式派です。
マンフロットの三脚でレバーロックのやつを何本か使っていたのですが、すべからく故障しました 😛
耐荷重21kg、重量1.86kgということで軽いのに超安定のオススメ三脚です。
これは購入すると新品15万円とかするのですが、私の場合は中古で10万円。
GITZOの三脚は突石ゴムも交換できますし、一生ものの三脚ではないでしょうか。
GITZO GT5542LS システマティック カーボン 5型4段ロング
現行モデルではないのでヨドバシリンクで。
5型の三脚を使うという事は重い機材を乗せる必要があって選んでいると思いますので、大きさとか重さはそこまで気にしないかもしれませんが、2.8kgなのでそれなりには軽いです。
耐荷重は42kgぐらいで10kgオーバーの機材をのせてもビクともしない余裕の安定度。
このクラスの三脚はよほどのことがない限り壊れないので、ものを自分の目で見るなりすれば中古で十分な気がします。
GITZOの5型は昔からありますし10万円以下で購入できると思いますので、長距離持ち歩かないならこれで良い気が。
Manfrotto MKBFRTA4RD-BH
この三脚は完全に携帯用ですが、力があまりない嫁もこれを使っています。
40cmくらいですので移動中に鞄にも入れられますし、重量も1.5kgとまずまずです。
安定度ではGITZOの三脚には全く及びませんがEOS R3 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMくらいならば特に問題はありません。
雲台はGITZO センターボール雲台 GH3382QDをつけっぱなしにしています。
雲台
雲台はとまりものと動体撮影で必要な性能が変わってきますので、2種用意するのが良いのではないかなと思います。
カワセミ撮影をする場合は、雲台の使いやすさがキモになります。
ザハトラーFSB8 mark II
ザハトラーFSB8 mark IIは重さ以外は正直なにも不満はありません。
EOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMのような重量級機材でも全く問題ありませんし、逆にEOS R7 + RF200-800mm F6.3-9 IS USMなどの比較的軽い機材でも非常にスムーズです。
20万円くらいしますので気軽にとはいかないのですが、調整の段階がFSB6 mkIIとは違って細かいのでオススメです。
私はドラッグステップは1で使う事が多いので、恐らくFSB6 mkIIでは設定できないかな?
カワセミを本気で撮る場合に、いろいろ雲台を試行錯誤するくらいなら初めから購入しておいてよいんじゃないかとは思います。
長年使っているわけではないので耐久年数などはわかりませんが、壊れそうな気配はないですね。
GITZO GHFG1 フルードジンバル雲台
ジンバル雲台は重心を調整することで、指1本でも重い機材を楽々回転させることのできる雲台です。
とまりもので使うととにかく便利で、ナットやロックなどを〆なくてもレンズを向けた方向で止めることができるので、一度使うとちょっと他の雲台には戻れませんね。
ただ斜めの移動に若干違和感があるのと、この雲台もフルード機構がついていますが「おまけ」みたいなものでビデオ雲台と比べるとお世辞にもききませんので、基本はとまりものか簡単な動体撮影で使うものと思った方が良いと思います。
あとGITZOは三脚は文句なしですが、このジンバル雲台はかなり文句があります 😛
まず、パン棒を固定するレバーの出来がわるくてコツを掴まないとレバーがすっぽ抜けます。
更に、少しプレートなどの素材に不安があって、きしんでるように感じて怖いです。
まぁ…GITZO好きなら購入しても別に損はないとは思います 😛 慣れれば不満はそんなにありません
三脚はGITZOを使っていますので、私はデザイン合わせ程度の意味合いでこれを使っています。
GITZO センターボール雲台 GH3382QD
重量は770gで、持つとズッシリきます。
一時期SlRUIのボール雲台をつかっていたのですが、あまりにも使いづらかったのでGITZOを使ってみるかという事で。
性能的にはロック機構が秀逸で、軽くロックするだけでボールが完全に固定されます。
フリクションは…軽い機材ならばなんとかという感じですね。
特になめらかに動くとかではありません。
私は大砲を使うときはGHFG-1を使いますので、こちらは比較的軽いRF200-800mm F6.3-9 IS USM用です。
これもGITZO好きなら選択しても良いのかなぁという程度ですね。
照準器
OM SYSTEM ドットサイト照準器 EE-1
ぶっちゃけそんなに特別良い照準器とも思いませんが、初めに購入したのがこれでしたのでずっと使っています。いまは3代目。
プラスチックなので壊れやすいしガタも来やすいので「次は買い替えようか」と思うものの、HOLOSUNの照準器は高いし素直にシューに取り付けられないしで「ま、いいか」とこれを選んでしまいますね。
レティクルはサークルで赤色で明るさを5段階で調整できます。
縦横調整はダイヤル調整で、慣れるまで大変なのと取り外しの際にいちいち何かに当たってズレるので毎回調整する必要があります。
まぁ…なんだかんだグダグダ言いながらこれを使い続けてそう 😛
その他のアクセサリ
Haoge 300mmクイックリリースプレート + SmallRig Moza Air 2/AirCorss 2ジンバル専用サイドハンドル+Leftfoto 110mm クイックリリースクランプ
これがかなり良くて、この3つを組み合わせてザハトラーのFSB8 mkIIの上にのっけてボディに右手、サイドハンドルを左手で握って撮っています。
一時期パン棒を逆につけて左手で握っていたのですが、どうも扱いづらかったのが解消されました。
こんな感じでパーツを組み合わせても普段は「いまいち」なものが出来上がるのですが、これに関しては「ドハマリ」な組み合わせで感動しました 😛
Chilison HDMI キャプチャーボード
動画ならボディで撮れば良いじゃない?と思われるかもしれませんが、これで撮ればユーザーインターフェースもすべて映るので、そういう録画をしたいときに重宝します。
あと、このサイトで設定紹介をしている投稿があると思いますが、UIを含む画面のキャプチャにも便利ですね。
※設定画面など
これ系のビデオキャプチャボードは相性もありますが、今のところはEOS R7でもR3でも安定しています。
私はAndroidを使っているのでUSB Camera Proを使っていますが、こちらも安定していますね。
買い切りの有料ではありますが、数百円ですのでここは無料にこだわるところではないですね。
SmallRig 汎用アルミスマホホルダー
HDMIキャプチャーを使って録画する際はスマホをつなぎますので、スマホホルダーはこれを使っています。
他にプラスチック製の物とかがありますが、アルミ製のこの製品が一番安定していますね。
これを見つけるまでにプラスチックの製品を数個買いましたがすべて無駄に 😛
PeakDesign アンカー&ストラップ
これは流石に知らない人はいないような気もしますが、PeakDesignのアンカーとストラップです。
類似品がたくさんあって、アンカーの方はデザインもサイズも全く同じものが出回っています。
ただ耐荷重や摩耗耐久度などが違うように思いますので、「pd」ロゴが入っていないアンカーには注意しましょう。
今のところEOS-1D X mark III + EF800mm F5.6L IS USMといったような重量級の機材をぶら下げて山を歩いても問題は起きてません。
CURA レンズクリーナー/ペーパー
そもそも巨大なフードのおかげで大砲を使ってるとレンズが汚れるという事がほとんどないわけですが、RF200-800mm F6.3-9 IS USMについては保護フィルターもつけてるため、ガサツに扱う事も多くて結構汚れます。
クリーナーは今のところはこのCURAのレンズクリーナー液やペーパーが使いやすいかなと思ってます。
マップカメラでも取り扱っているので、ポイントがたまったら適当に購入してます 😛
気になってるアクセサリ
マルチアクセサリーシュー スマートフォンリンク アダプター AD-P1
こちらはCanon純正品。
EOS R3もR7もマルチアクセサリシューなので一度使ってみたいなと思いつつ。
具体的に何ができるのかもよくわかっていませんが 😛
指向性ステレオマイクロホン DM-E1
これもCanon純正。
動画撮影をする機会が増えたので、そろそろ指向性のマイクが欲しくなってきてます。
鳥の鳴き声とかを綺麗に録音したいですね。
まとめ
野鳥撮影をはじめたころはボディとレンズにのみお金をかけていたのですが、実際のところ三脚や雲台にこそ、まずはお金をかけた方が良いと思わなくもなく。
特にカワセミ撮影をするならば、雲台は良いものを使った方がストレスがありません。
ただ、なかなかそうはいかないものだとは思いますが。
あと、ミラーレスになってデジタル機器との連携がとりやすくなったためHDMIキャプチャなんかを使った外部録画は結構有効だったりします。
撮影中は「なんでピントが合わなかったんだろう」と思うのですが、UIごと録画しておくとAFがどんな動きをして失敗したかなど後でゆっくり確認できますね。
ミラーレスに変えてアクセサリもいろいろと物色しましたが、最近は落ち着いてきたかなと思います。
いくつかマルチアクセサリシューにつけるアクセサリで試したいものはあるので、あとはそのあたりかなぁ 😛
さて、では頑張っていきましょう。