スワロフスキー CL Pocket Elegant 10×25
はい、というわけで前回の記事で撮影は休止してしばらく観察するというのを書きましたけど、早速ですが双眼鏡の検証用にCL Pocket Elegant 10×25を購入して使ってみてます。
ポケットサイズですのでガチの観察用ではないですが、何も考えずNL Pure買うほど気合は入っていないので、これでしばらくテストしてみる予定です。
双眼鏡について
使用する機材はカメラ+レンズか双眼鏡かで違いはありますが、結局のところ野鳥を探してファインダーなり視界内にとらえるという点では野鳥撮影と違いはありません。
カメラでの撮影で「野鳥を発見して観察する」ためのノウハウは蓄積されていますので、それと照らして双眼鏡について考えていきたいと思います。
何故、野鳥撮影で双眼鏡を持ち歩かないのか?
野鳥撮影で双眼鏡を持ち歩かれている方はたくさんいますが、私は基本的に持ち歩いていません。
理由として私の場合は、
- 肉眼で発見 → カメラで撮影の方が早いし撮影成功率も高い
- 双眼鏡じゃないと発見できない距離の鳥を撮っても、綺麗に撮れない
- 猛禽類はほぼ撮らないので、長距離で豆粒のような鳥を判別する必要がほぼない
- 撮影機材自体がそもそも重いので、追加で600gほどの双眼鏡を持ち歩くのは大きな負担
このあたりが理由です。
矯正視力も関係あると思っていて、私は眼鏡をかけた状態で1.2~1.5ほど視力があるので、双眼鏡を使わずとも鳥の判別に困ることはほとんどないんですよね。
もちろん細部まで見えているというよりは、鳥の動きや鳴き声なんかも含めての鳥判別ですが。
用途が大事
つまり私は野鳥撮影において双眼鏡を使う必要性があまりないので、逆に言うと双眼鏡を使う理由というか用途を定義しないと、何を買っても意味がないということになるのは間違いありません。
そういうわけで、
- 観察では、鳥の判別だけではなく表情なども精細に観察したい
- 撮影では、軽量コンパクトで重量やサイズ的に負担にならずに遠くの鳥を判別したい
私の双眼鏡に求める性能はこの2つになります。
ただまぁ実際のところどっちもかなり弱い理由で、必須ではないので実際のところは
- 撮影休止中に、探鳥地に行って歩き回れる程度の程よいモチベーションを担保したい
というのが一番ですね。
新しい機材があると試してみたくなりますよね😂
店頭では確認が難しいこと
店頭で確認してみて、私が探鳥地で実際に試さないとわからないなと思ったのは以下。
- 自分にはどのくらいの倍率が良いのか
- 重量差は探鳥でどのくらいの影響があるのか
- 撮影アダプタでどのくらい写るか
倍率はx8が良いとは言われてますが、まぁ野鳥関係の「丁度良いほどあてにならないものはない」ので、結局のところ倍率について「何倍の使えばいいの?」というのが全く分からないですね。
それでいてズームレンズと違って単焦点なので、一発勝負は怖いという。
高倍率ほど良い?
野鳥撮影を長くやってるので、私としては被写体を視界に入れやすいかどうかってあまり重要ではなかったりします。
EOS R7 + 800mmで撮ってて、x8~x10程度で視界に入れられないはずがないじゃない...と。
この点は、ほぼ慣れでどうにかなると思ってます。
むしろ双眼鏡の高倍率については、ブレる方が大問題ですね。
店で試してた感じだとNL Pureなどはかなりブレを抑えられますが、ポケットサイズではどうにもならない感じはありました。
なので、倍率だけではなく倍率+筐体の安定度みたいなので選ぶ必要があります。
なぜスワロフスキー CL Pocket Elegant 10×25?
なぜポケット双眼鏡?
そんなわけで、これまでの話の流れからなんでポケット双眼鏡になったのか。
まず「双眼鏡での野鳥観察」というのが、私は趣味として成り立つかがかなり怪しい😂
あまり性に合わなければしばらく観察も中止、または早めに撮影に復帰するかの2択になります。
そんなわけで、いきなりNL Pureみたいな高額で大きめの双眼鏡を使うのはリスクが高いなというのがありました。
15万くらいのポケット双眼鏡でコケても、NL Pureみたいに50万でコケるのに比べたら1/3くらいの被害で済みますよと。
最高峰の双眼鏡が50万円で手に入るなら撮影レンズと比べると安いものですが、それでも流石に高価ですね。
あとポケット双眼鏡は重量面では350gということで、カメラの半分くらいの重量ですし、趣味になりえなくても野鳥撮影の際に忍ばせておくくらいの使い道くらいはあるだろう...ということで。
倍率
私は基本的に撮影でも精細な写真を撮りたい方ですので、観察でも鳥を遠めに見るというよりはできるだけ望遠的に観察したいというのがあります。
撮影では一般的に600mmくらいが大体ボリュームゾーンなところ、私は最低800mm、できれば1000mmオーバーで撮りたい人間ですので、双眼鏡がx8がボリュームゾーンなら私の場合は間違いなくx10かx12は必要でしょうと。
というわけでx10を使えばx8でもいいのか、またはx12が必要なのかある程度の評価はできますし、どちらの場合でもポケット双眼鏡としてはずっと使うことができるんじゃないかと。
なぜスワロフスキー?
これについては、正直どのメイカーでもよかったんですけどね。
- 一般的に評価が良かった
- 外観の色が好きだった
- そこそこ高級だった
くらいです。なんかスワロフスキー好きな人に怒られそうですが。
実は最後の「そこそこ高級な双眼鏡」というのが大事で、これが安価なものだと頑張ってそれをもって探鳥地を回ろうというモチベーションが、私の場合は薄れてしまうんですよね。
そんなわけで、ちょうどよかったのがスワロフスキーということです。
実際に使ってみて
所感
まず、双眼鏡での野鳥観察ってなんとなく
- 簡単に鳥を観察できそう
- 鳥を精細に見れそう
- 山も楽そう
みたいなイメージがありますが
- 観察できる確率は、撮影できる確率と大差なし
- 撮影機材の方が精細
- 山道は結局しんどい
ということで、実は野鳥撮影と比べてそんなに良いところはないというのが所感です🤣
ただ、今はシーズンオフでほぼ鳥のいない季節で、かつ酷暑でしんどいだけで、おそらく秋になれば快適に観察できるんじゃないかなとは思ってます。
倍率
これに関しては、x10 でも私の場合は観察用途では足りない印象でした。
なので、観察専用の双眼鏡の倍率は x12 は欲しいというのがほぼ確実かなというところです。
問題はx14じゃなくていいの?という点で、スワロフスキーには NL Pure 14x52というのもあるので、これにヘッドレストつけてブレが収まるならそれでもいいかなくらいに思ってます。
ただポケット双眼鏡ではx12ではブレまくって厳しいと思うので、今回x10を買ったのは妥当な線だったなとは思いますね。
人間の肉眼では大体50mmレンズでの撮影と同じくらいといわれますので双眼鏡の倍率を50倍したものが撮影時のレンズの焦点距離くらいと考えると、x8 = 400mm、x10 = 500mm、x12 = 600mm、x14 = 700mmですのでまぁ納得。
私としては観察用途ではブレさえ押さえられるならできるだけ高倍率の方が望ましいので、またどこかに展示あったら試してみたいですね。
まぁそこまでいくとフィールドスコープもありかなというのもあるんですが、それだともう撮影機材持ち歩いてもいいかなって気もするんですよね。
重量
前回は500gの双眼鏡を首にかけて探鳥した結果かなり首がダルくなったのですが、今回は350gの双眼鏡なのでそんなに気にならなかった感じです。
さらにポケット双眼鏡は名前の通りでポケットやポシェットに忍ばせておけばよいので、撮影で持ち歩いてもほぼ負担にはならなそうですね。
つまり250g程度かわっただけでこれだけ違うので、逆にNL Pureの42口径で800gになると野鳥撮影にもっていくのはちょっと嫌かなというところです。
14x52に至っては1kg超えているので、完全に観察専用でサイドバックに入れて持ち歩きですね🤣
撮影アダプター
スマートホン用撮影アダプターVPA2でちょろっと撮ってみましたが、スマホのRAW写真は基本的にDxO PureRAWでノイズを消せないのが厳しい。
最近のスマホはノイズ除去がかなり強いので、JPGで撮ってスマホ側にノイズ除去は任せた方が良さそうです。
あと探鳥では撮ってませんが完全に証拠写真なものの、撮れないこともないのはわかりました。
「どうやって持つんだろう?」と思ってたんですが、双眼鏡の鏡筒を左手でつかんで右手でスマホを持てばカメラみたいに撮影できますね。
まぁ、ポケット双眼鏡は瞳径も小さいのでケラれまくってますが。
しかしこのVPA2とクランプアダプターだけで合わせて5万円です🤣下手なカメラくらい
プラスチックで合わせてせいぜい1万円くらいが適正価格な気がしますが、ブランド価格で恐ろしい値段ですね😇
眼鏡での使用
はっきり言ってNL Pureほど瞳径が大きければ別ですが2.5mmくらいだと、眼鏡での使用はかなりつらいです🤣
アイレリーフはそこそこ長いですが、あまり意味ないですね。
あと眼鏡でみると像が少し小さく見えるので、何も良いことはないです。
私は実は裸眼でもそこまで視力が悪いわけでもないので、この双眼鏡を使う時は眼鏡をはずすことにしました。
この双眼鏡、裸眼での使用感は非常に良いですね。
まとめ
ポケット双眼鏡のx10という選択をしたわけですが、とりあえず爆死はしなくて良かったなというのが正直な感想です。
x8の方が使っている人多そうだったので、ちょっと悩んだんですけどね。
長く野鳥撮影をやっていたおかげで、どういうシチュエーションで使いたいのかなどを想定できたのが良かったのかなとは思います。
ああ、あと目のピントを合わせる筋肉をよく使うせいか、かなり目が疲れます...が、じつはこれ老眼に効くんじゃないかとか思い始めてます🤣
さて、というわけでまたしばらく使ってみます。
野鳥撮影で双眼鏡購入を考えている人の何かしら判断材料になれば😎