9ヶ月経過

EOS R5 mark IIの発売から、気づけば早9ヶ月です。


7,8月はあまり鳥たちは活動しないので、あと1ヶ月もすれば1年の主要シーズンを撮り続けたことになりますね。


去年の9月から現在に至るまで、休日はほぼ全て野鳥撮影に出かけていた気がします😇ガチで


冬鳥から夏鳥まで撮ってきたので、現時点でのEOS R5 mark IIのAFについてレビュー気味にコツなども紹介したいと思います。

Canonのカメラ

Canonの特徴

Canonは記者やスポーツ撮影などが使う機材をプロ用機材と呼んでいて、人間を被写体とした撮影に強いAFになっています。


EOS R1はプロ用ボディですが高速化を優先して、印刷物に必要十分な低画素センサーなのはそのためです。


同様にレンズもNikonのように野生動物撮影に適した600mm F6.3や800mm F6.3といった程よいものはありません。


そういうわけでCanonは残念ながら野生動物の撮影に特別強いかと言われると、そうでもないのが現状です。


ただCanonの中で5系のEOS R5 mark IIは万能ボディとして設計されており、高画素なセンサー、高速/高性能なAFという特徴を持っていて野鳥撮影に非常に適したボディとなっています。


面白いことにEOS R5 mark IIは野鳥撮影においては他社のフラグシップと同等以上の性能を持っていますので、高価ではあるんですが他社は今後フラグシップを購入せねばならないと考えると、実はコスパは良いという不思議な状況になってます。


EOS R7もかなり遠距離撮影向きで尖っていますので、EOS R7 mark IIが期待通りの性能で発売されたらコスパは凄いことになりそうですね。

CanonのミラーレスのAF世代

EOS Rシリーズの初のナンバリングボディとして発売されたEOS R5の世代を第一世代として考えた場合、EOS R3やR7の世代が第二世代、そしてEOS R1やR5 mark IIが第三世代となります。

  • 第一世代 ... なんとかミラーレスで撮影できるくらい、鳥検出はあるものの全体的にまだまだ厳し目
  • 第二世代 ... トラッキングが搭載され、一眼レフよりもミラーレスの方が有利なシーンが多くなってきた
  • 第三世代 ... トラッキングは標準のAF機能に統合され、ほとんどの面で一眼レフ以上の性能となった

こんな感じですね。


Canonの野鳥撮影におけるAFは第三世代が出てくるまではSONYやNikonに劣っていましたが、ようやく同等以上になりました。


今後はこの第三世代のAFシステムが、これ以降発売されるEOS Rシリーズ1桁ナンバリング機に搭載されると思われますのでEOS R5 mark II、R1以降はストレスなく使えるんじゃないかと思います。

Canonのレンズ性能

私は細部までシャッキリ撮れた精細(繊細と読み違えないように)な写真が好きなので、このブログではEOS R7(APS-C 3250万画素  ※フルサイズ換算約8300万画素)でちゃんと解像するかどうかを基準として書くことがよくあります。


なので辛口な事が多いですがCanonのレンズって他社より劣るの?というと別にそういうわけではありません。


Nikon、SONYを含めた中でもEOS R7って断トツで画素ピッチが狭いんですよね。


SONYのα7R Vでもフルサイズ6100万画素ほどですので、EOS R7では他社の高画素モデルでの使用より高いレンズの解像力が求められます。


他社と同等くらいの画素ピッチであるEOS R5 mark IIのフルサイズ4500万画素では、RF600mm F4L IS USM + Extender x1.4でも全く問題ありませんので、もしEOS R7がなければレンズの解像限界はあまり気にされなかったはずです。


CanonにはEOS R7という狭い画素ピッチのボディがあるがゆえに、レンズの限界がわかるので気になるだけですね。


噂ではRF150-600mm F5.6L IS USMが発売されるとか、RF600mm F4L IS USM + TC1.4が発売されるとか言われていますが、このあたりのレンズが期待通りの性能なら、EOS R7 mark IIとあわせてまた探鳥地でCanon機がズラっと並ぶ日も来るかもしれませんね。

EOS R5 mark IIの野鳥撮影におけるAF性能

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM
焦点距離
600mm
SS
1/200
F値
4
ISO
3200
露出補正
-2
撮影距離
10.5m

一括りに野鳥撮影といっても、シチュエーションで必要なAF性能は異なります。


私の場合は

  • とまりもの (ちょっとした動作含む)
  • 動体撮影 (主に飛び出し~飛翔~着地)
  • カワセミ飛び込み (動体の中でも特殊)

くらいで必要なAF性能が異なっているかな?という印象ですね。


それぞれについてどうなのか紹介していきます。

とまりもの

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM
焦点距離
600mm
SS
1/200
F値
4
ISO
5000
露出補正
-2
撮影距離
5.3m

とまりもの撮影で重要になってくるのは、以下の3つの機能かなと思います。

被写体検出

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
2000
露出補正
-2
撮影距離
12m

ミラーレスではやはり被写体検出精度が非常に重要で、動物検出が成功すればトラッキングが被写体を掴んでくれますし、簡単にフレーミングして撮影できます。


EOS R5 mark IIはAI処理の専用チップを積んでいて高速かつ高い確率で動物検出してくれます。


ただ、フレーム内の被写体サイズが小さかったり、暗かったりする場合には検出成功率が低下します。


また枝の後ろに鳥がいる場合なども第二世代AFよりは検出してくれるようになりましたが、やはり成功率は低下します。


他にもF値が暗いレンズで背景がクッキリしている場合に背景を掴みっぱなしになるなど色々とありはするのですが、それでもEOS R5 mark IIは被写体検出については高性能と言って良いんじゃないかと思います。

瞳検出

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
400
露出補正
-1
撮影距離
8.2m

被写体検出の1つ先にあるのが瞳検出。


鳥の写真は瞳がガチピンだとシャキッと見えるので、特に近距離の場合は瞳にピントを合わせるのが非常に重要になります。

(特に近いと被写界深度が浅く、体にピントがあっていても目に合っていない場合が多いため)


Canonは第二世代AFでもそうでしたが、瞳検出の成功率と精度はかなり高いです。


被写体検出ができている時は、高い確率で瞳検出も成功しているように思います。


EOS R5 mark IIは瞳検出についても高性能と言って良いんじゃないかと。

中央1点

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
1000
露出補正
-1
撮影距離
18.3m

ミラーレスではなかなかピントが合わない状況になる事が多いので、よく中央1点AFに切り替えて撮影します。


例えば藪の中の鳥を撮るときなどは、狭い範囲を打ち抜くようなAFが必要になります。


Canonのミラーレス全般ですが、中央1点については最悪と言って良い性能です。


クロスセンサーを積んでいるEOS R1はわかりませんが、その他のボディはEOS R5 mark IIも含めかなり精度が低いですね。


正直「あれ?これ故障してない?」というレベルです。


一眼レフ時代の中央1点と同じような性能を期待してはいけません😂かなり酷い

動体撮影

被写体を掴むまで

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF2x
焦点距離
1200mm
SS
1/3200
F値
8
ISO
3200
露出補正
-2
撮影距離
40.3m

多いのは空や森をバックにして手前に飛んでいる被写体を掴むシチュエーションですが、ハンチング(ピントを合わせるためにフォーカスレンズが前後する動作)のような動きが起こって、被写体がボケてデフォーカスしてしまう事が非常に多いです。


サーチ駆動を切ったり、フォーカスリミッターを入れたり、フォーカスプリセットを活用したり...いろいろ対策はしますが、けっこう厳し目です。


私は猛禽類などは照準器でフレーム内に被写体をいれて、被写体の動きに合わせてレンズを振りつつファインダーを覗いて掴むというような撮り方をしますが、被写体が空に溶けて見失ってしまって焦ることが。


Canonは飛んでいる鳥を掴むまでが少し難しいボディな気がします。


この写真のようなハヤブサをとらえようとした場合でも、安定するまでは背景とピントが変に行き来することが多いですね。

掴んだ後

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/4000
F値
5.6
ISO
800
露出補正
-2
撮影距離
32.4m

EOS R5 mark IIは一度被写体を掴んでしまえば、フレームから被写体を出さない限りAFが外れることはほぼありません。


ただ、たまに背景が森などの場合に唐突に森の方にピントが合ってしまう事があります。


これは被写体の輪郭範囲ではなく、被写体を四角い矩形範囲でAFしてるせいじゃないかなという気がしています。

(検出されている被写体の四角い矩形範囲にピントを合わせようとすると、ポーズによっては背景の比率が非常に大きくなる)

※これは完全に感覚ですので不明


ただEOS R7世代では一度背景に食いつくと全く戻ってこないことが多かったのですが、EOS R5 mark II世代のAFは「何度かAFのON/OFFを繰り返す」と戻ってくれる場合が多いです。


内部的な動作はわかりませんが、カメラマンが「そうじゃない」と言ってるのをカメラがくみ取ってくれるような挙動...一眼レフでも同じような感じだった気がしますが、そういうアナログ感覚的な融通が利く場合が多いですね。

手前に向かっての飛び出し

機材
Canon EOS R5m2 + EF600mm f/4L IS II USM +1.4x III
焦点距離
840mm
SS
1/4000
F値
8
ISO
1250
露出補正
-1
撮影距離
16.5m

とまっている鳥が飛び出して手前に向かってくるシチュエーションでは、飛び出してからしばらくはピントが合ってくれません。


その後の飛翔中はずっと合わせ続けてくれるので、なんとなく静止状態でピントを安定させるために敏感に追従しないような仕様になっている気がします。


ですので、もしかしたらレンズを少し振ってあげると全体像が変化するので、すぐ追従するのかも(※試せてません)


ただ、それじゃなんのためのプリ撮影だよって感じもするので、プリ撮影中は即座に反応してほしいものですね。


知り合いに訊ねたところ、SONYはα1は反応してくれたのですがα1 IIは若干怪しいとか。


ボディは野鳥撮影だけに使うものではないので、この辺りの調整は苦労するんでしょうね。

カワセミなどのダイブ撮影

機材
Canon EOS R5m2 + EF600mm f/4L IS II USM
焦点距離
600mm
SS
1/4000
F値
5
ISO
1250
露出補正
-1
撮影距離
16.5m

カワセミのダイブはちょっと特殊で、どこに飛び込むかは大体予測ができます。


ただ、着水〜浮上まで被写体の検出はできないので、「なんとなくそれっぽいもの」にピントを合わせてくれる必要があります。


EOS R7の頃は着水と同時くらいでシャッター切り始めた場合、トラッキングや動物検出がONだと背景の何かよくわからないものを掴んで離さない事が非常に多く、トラッキングや動物検出をOFFにして撮るという残念な使い方をしていました。


ですがEOS R5 mark IIではこのシチュエーションに非常に強くなっています。


浮上中は水しぶきを掴んでしまう事はもちろん多いですが、よくわからないものを掴むことはほぼなく、高確率でカワセミ+水しぶきにピントを合わせてくれます。


EOS-1D X mark IIIも非常にこのシチュエーションが得意でしたが、それに勝るとも劣らない性能ですね。


それでも背景を掴んだら離さない性質はありますので、飛び出しから撮影する場合は着水と同時に一度シャッターをON/OFFするか失敗覚悟でシャッターを入れ続けるか...という感じになると思います。

EOS R5 mark IIでのAFのコツ

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/4000
F値
5.6
ISO
4000
露出補正
-3
撮影距離
12.8m

一眼レフからミラーレスに移ってAFで気を付ける事、EOS R5 mark IIのAFのクセ(特徴)などを紹介します。


EOS R5 mark IIのAFは優秀ですが、やはり根本的なミラーレスの性質からは逃れられません。


一眼レフと同じ撮り方をしているとなかなか歩留まりは向上しませんので、ミラーレスにあった撮り方をしましょう。

サーボAFで撮る

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/100
F値
5.6
ISO
6400
露出補正
-2
撮影距離
8.6m

一眼レフのころはとまりものはフレーミングのためにワンショットで撮ることが多かったですが、ミラーレスではサーボAFで撮るのが基本になります。


サーボAFで被写体の検出やトラッキングでピントを合わせ続けて、連写で撮影するような感じですね。


鳥はやはり動きますので、トラッキングなどを活用したほうが歩留まりは向上します。


以前、カワセミを撮りに来ている方がEOS R3でワンショットで撮ろうとしているのを見てちょっとびっくりしたので一応。

親指AFは使わない

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
2500
露出補正
-1
撮影距離
18.3m

一眼レフのころは、フレーミングやサーボAFが安定しなかったのもあって親指AFをつかって撮影することが多かったですが、私はミラーレスではあまり必要ないかなと思います。


AFをOFFにした状態でシャッターを切るより、サーボAFをONにしたままシャッターを切ったほうが有利な場面が多いのでAF ON/OFFの立場が逆転した感じです。


親指のAF-ONボタンは使いやすい位置にあるので、押してる間は中央1点に切り替える機能を当ててますね。

AFエリアの大きさと、サーボ中の全域トラッキング

これは特に小さい鳥を撮影するときに有効ですが、AFエリアは被写体のサイズに合わせて被写体が丁度収まるくらいの範囲にしておくのが、別のものを掴む確率が大きく低下するため有利です。


ただサーボ中の全域トラッキングがONだと掴んだ後に全域になって、結局別のものを掴んだり被写体を見失ったりする場合が多いので、サーボ中の全域トラッキングはOFFで使う場合が私は圧倒的に多いですね。


サーボ中の全域トラッキングがOFFでも、AFエリアに被写体の検出矩形範囲が重なっていると掴んでくれるようなので、大体の場合はAFエリアが多少狭くても問題ありません。


もちろん、ある程度安定してAFエリア近辺に被写体を入れられる前提なので、環境やスキルと相談を。

AFエリアダイレクト選択

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF2x
焦点距離
1200mm
SS
1/4000
F値
8
ISO
4000
露出補正
-1
撮影距離
81.9m

被写体の大きさによってAFエリアを頻繁に切り替えますので、よく使うAFエリアサイズをフレキシブルゾーンで作って、AFエリアダイレクト選択で切り替えられるようにしておくのをオススメします。


撮影中は本当に頻繁に使うので押しやすいボタンで😎


カワセミを撮るときは距離で大きさを切り替えてますね。

登録AF機能に切り換え、AF-OFF

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
800
露出補正
-1
撮影距離
9m

EOS R5 mark IIはAFが良くなりましたが、それでもうまくいかない事は頻繁にあります。


私の場合はフレキシブルゾーンでのトラッキングではどうにもならない時のために、「登録AF機能に切り換え機能」をボタンに設定して、トラッキングなしの中央1点AFをいつでも使用できるようにしています。


大体はこれで何とかなりますが、中央1点でもどうにもならない時はMFで撮影するので、その時のためにAF-OFF機能も別のボタンに設定しています。

しつこくシャッターボタンを半押し/離すを繰り返す

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
800
露出補正
-1
撮影距離
13.9m

動体撮影でも書きましたがEOS R5 mark IIでは、ピントが合わない場合にシャッターボタンの半押し/離すを繰り返すとボディが「仕方ないなぁ」とばかりにこちらの意図をくみ取って被写体にピントを合わせてくれる場合が非常に多いです。


EOS R7の場合はそのまま何やっても無駄な場面が多いのでMFしてしまう場合が多かったですが、EOS R5 mark IIの場合はMFすることはあまりなく、何度もこのAFチャレンジでどうにかなる場合がかなり多いですね。


一眼レフもこういう感じの挙動がみられたのですが、これはCanonが意図的にやってるんですかね?


これのおかげで、かなりミラーレス機での撮影ストレスが減りました。

大きくデフォーカスしている時はすぐに諦めてMF

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
100
露出補正
-2
撮影距離
16.5m

これはミラーレス共通な気はしますが、大きくデフォーカスしているとどうやっても被写体にピントをあわせてくれません。


しつこく半押し/離すを繰り返すと合ってくれることもありますし、サーチ駆動がかかってくれることもあるのですが、あまりにもボケてる場合は初めからMFした方が結果的に速いです。


MFと書いていますが、フォーカスプリセットなどでも良くて、とにかく何らかの手段で手動ですぐに被写体のあたりまでピントを移動させるということですね。

中央1点は信用しない

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
500
露出補正
1
撮影距離
12m

こちらもデフォーカスに近いですが、シビアな茂みの間を抜いてAFで撮影するのが厳しい場合が頻繁にあります。


こちらもあきらめて完全MFで撮影してしまった方が良い場合が多々ありますね。


AFを発動させると手前の枝などにピントが戻ってしまって、またMFで近くに寄せて...を無限ループするやつです。


私はこのケースではすぐにファインダー像を拡大して、MFしてAF-OFFでシャッターを切るという流れが既に体に染みついてますね。

とりあえず連写しておく

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
100
露出補正
-0.7
撮影距離
18.3m

EOS R7では融通がきかないかわりに瞳AFが効いていると1枚撮影でもほぼピントを外すことはなかったのですが、EOS R5 mark IIでは若干ハンチング的な挙動をすることがあります。


ですので1枚だけ撮るような事はせずに瞳AFが効いている場合でも連写しておくことをオススメします。


あとで現像してみると、「このシーンは確実に撮れてるはず」という場合でも連写の中の1枚しかガチピンじゃなくて冷汗な事がよくありますね。


写真家が作品を撮るときに魂込めて1枚で決めるとか言っている人たちもいますが、ちょっと私には理解できません😇

プリ連続撮影しておく

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM
焦点距離
600mm
SS
1/4000
F値
4
ISO
1600
露出補正
-1.7
撮影距離
12.8m

私はとまりものでも動体撮影でもプリ連続撮影はONにしています。


EOS R5 mark IIは記録メディアの容量や現像の面倒くささ以外では、プリ連続撮影をしない理由があまりなかったりします。


EOS R5 mark IIはレリーズタイムラグもR1やR3と違って他のボディと同様くらいには長いので、プリ連続撮影はそれを補えますし、とまりものでは上で書いた「とりあえず連写しておく」というのをワンショット操作でできます。


小鳥のようにちょこちょこ動く被写体の場合、「あ、こっち向いた」と思ってシャッターを切った時には既に遅しという場合が非常に多いですが、それも防げます。


私はEOS R7ではRAWバーストなのもあってプリ連続撮影はONにしないので、不安になる事が増えてきました😇 mark IIはよ

表示シュミレーション

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
12800
露出補正
1
撮影距離
7.5m

表示シュミレーションは一眼レフから使っている人は絞りボタン中のみにする場合が多いと思いますが、ミラーレスでは表示シュミレーションはAFにも影響を与えます。


まずブラックアウトフリー中やプリ連続撮影中は、センサーが取り込んだそのままの状態で写真を記録できる状態である必要があるため、絞り羽根はシャッター時ではなくAF中から設定したF値の状態になっています。


露出補正についても同じく反映されるのですが、普段表示シュミレーションで露出補正を反映させていない場合、プリ連続撮影の場合はシャッター半押しを開始したときに一瞬ファインダー像が「カクッ」となりますね。


この「カクッ」が撮影の連写開始などに影響するかはわからないですが、ブラックアウトフリーにしておくとおきないので、問題ない場合は私はブラックアウトフリーをONにしてます(照準器を使う場合や、明るい場合など)。


ブラックアウトフリーはセンサーが取り込んだ画像をそのままファインダーに映し出すことで実現しているので、絞りも露出補正も強制的に反映状態になります。

絞った状態でのAF

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
1600
露出補正
-2
撮影距離
10.5m

これは実際にどうなのかわかりませんが、絞り羽根が実際に閉じている状態では当然ボケは小さくなっているはずですので、デフォーカスは起きにくくなっていると思われます。


AFは絞り開放で...といわれますが、ミラーレスはF値が高くてもAFできるので一概にそうとも言えない気がしますね。


カワセミ撮影では明るさよりも被写界深度の深さを優先することが多かったりします。

露出補正を下げた状態でのAF

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
1250
露出補正
-1
撮影距離
9.4m

撮影時のEVを下げていくと被写体検出などが変化するのがわかります。


±0が良いんだろうなぁ...と思いきや、実はカワセミ撮影なんかではEVを下げておくことで水面が暗くなって被写体以外を掴みにくくなるという効果があるような気もしています。


プラシーボかもしれませんが撮影成功率は向上してる気はします🤣

まとめ

EOS R5 mark II

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
320
露出補正
-2
撮影距離
18.3m

ミラーレス時代になり、AIによる被写体検出やトラッキングなどがAFの重要なファクターとなって、一眼レフ時代にはあまり重視されていなかった「ソフトウェアによる画像/映像処理性能」でAFの性能が大きく変わる時代になりました。


EOS R7などの第二世代ではまだまだこの性能が低く、人間から見て「なんでそこ掴むの?」っていう事が多かったですが、EOS R5 mark IIになってかなり人間の感覚に近づいたように思います。


EOS R5 mark IIよりもAF性能の高いボディはこれからも沢山出てくるでしょうが、とりあえずEOS R5 mark IIのAF性能があればミラーレスでもちゃんと野鳥撮影できるという所まできたなと。


同時に、とうとう一眼レフ機を使うメリットがほぼなくなったんじゃないかなと思います。


私はEOS R7大好き人間ですのでEOS R7 mark IIが発売されたらおそらく買い替えてしまいますが、EOS R5 mark IIIでよほどのAF性能の向上がなければ、EOS R5 mark IIはずっと使い続けても良いようなボディになっていると思いますのでオススメです。

総括

機材
Canon EOS R5m2 + RF600mm F4 L IS USM + EXTENDER RF1.4x
焦点距離
840mm
SS
1/800
F値
5.6
ISO
640
露出補正
-0.7
撮影距離
8.6m

去年使っていたEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMは長距離モンスターなので、この組み合わせでは解像度高く撮影できる代わりに動体撮影やカワセミのダイブなどは全く撮れなかったという、かなり尖った機材構成でした。


常時焦点距離1,280mmで撮影しろというのも、なかなかの苦行でしたね🤣


EOS-1D X mark IIIも持ち歩くことで動体撮影やカワセミのダイブに対応はしていましたが、やはり合計7kgは非常に重かったのと、ボディ交換は大変でした。


今期はEOS R5 mark II + RF600mm F4L IS USM + (Extender x1.4/x2.0)でどんなシチュエーションでも対応でき、4kg程度と軽く、更に多くの鳥種を撮影できました。


正直な所、過去最高に安定しているのでこのまま使い続けても良いと思ってもいるのですが、EOS R7 mark IIが発売されたら移っちゃうんだろうなと思ってます😇


さて、では鳥が全然いなくなるまであと1ヶ月ほど、

気合いれていきましょう😀