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撮り方
素早く被写体までの写線を通す
サンコウチョウは杉や檜の高い枝にとまっていることが多いので、枝の隙間を縫って撮影せねばならない時が多く、とまった位置から即座にどの場所からなら枝被りせずに撮れるかを判断して動きましょう。
写線という言葉はない気がしますが、なんとなくわかってもらえたら 😛
すっきりした場所に出てきてくれることもありますが、自分から動いてなんとかできる場合は動いてパシャリしたほうが撮影確率は向上します。
どの鳥でも一緒ですが、難しい状態でも証拠写真を撮るのを優先するか、少し移動して綺麗に撮る方を優先するかは判断が難しいですけどね😇
動くときは鳥をびっくりさせないように、素早く、ですが変化は緩やかに動くことを意識しましょう。
順光で撮る
サンコウチョウは黒いのもあって、逆光で撮るとコントラストが低下してディテールが潰れるのでRAW現像でもどうにもならない場合が多いです。
真面目にRAW現像するとある程度は奇麗にはできますが、やはりとても不自然な写真になってしまいます。
先回りするときなどに、太陽の場所を頭にいれて意識して動くと順光で撮れます。
あと、できるだけ背景の雲バックを避けておくとEVも-2~0くらいで撮影できて良いんじゃないかなと。
どうにもならない場面も多いですが、できる限り心がけましょう。
SS、ISO、EVなど
サンコウチョウは少し薄暗い場所で撮らざるを得ない事も多いので、SS、ISO、EVの調整が悩ましい事が多いです。
動体を撮る場合は選択の余地なくSSを上げざるを得ませんが、とまりものの場合はSSは1/50~1/100でも十分撮れるんじゃないかと思います(1/200は確保した方が良いです)。
小鳥のように素早く動く鳥ではなく少し優雅に動く鳥なので、低いSSでも問題ないことが多いです。
ISO、EVについてはケースバイケースですが空を見上げての撮影になる場合も多いため、EVには特に気を付けましょう。
瞳のアイリングやクチバシの色が特徴的で写真を見る人はそちらに目がいくのと、黒いのもあってそもそもディテールはISOを上げても潰れがち(というか真っ黒)なので、ISOは優先度的には少し低くて良い気はします。
またサンコウチョウはちょっと引いて撮る変わった鳥なので、ISOやEVなんかを考えるとAPS-Cよりはフルサイズでの撮影が良いかもしれませんね。
瞳AF
サンコウチョウはアイリングがしっかり解像しているととてもシャッキリ見えますので、瞳AFを発動させることには特にこだわりましょう。
黒に青いアイリングは瞳AF成功率も高いため、CanonのミラーレスならEOS R3/R7以降は問題はないはずです。
知り合いに聞きましたが、瞳を掴んだまま安定してフレーミングするのはCanon機の得意分野だそうです🐧
私はあまり他社ボディを使わないのでわかりませんが、各社得手不得手ありますね。