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EOS R7 + EF400mm F4 DO IS II USM 朽木

朽木 野鳥を守る会
「朽木 野鳥を守る会」は滋賀県高島市朽木の、絶滅危惧種の野鳥及び 渡り鳥に関する保護活動や繁殖事業を行い、自然豊かで野鳥あふれる「ふるさとの森」が復活するよう努めることを目的として、活動しています。 活動内容 朽木の野鳥たち 朽木アクセス

今日は朽木 野鳥を守る会で探鳥会があったので、ふれあいの里跡地へ行ってきました。

今年はなんか気候がおかしくて、夏鳥がまだいたり冬鳥があまり入ってきてなかったりとよくわからない感じになってますね。

まだ全然EF400mm F4 DO IS II USMの試運転も終わってないのですが、現地でいろいろ試しつつ。

イタチ

「チラっ、チラっ、ジー」


「ばれた、逃げろ!」みたいな。

今日の主役です 😛
巣箱の中で何か動いているなぁと思ったらイタチでした。

鳥を狙っていたのか、居心地が良くて居ついていたのか。
なんとなく後者な気がします。

実は最近よく行く近場のカワセミポイントでも、イタチをよく見かけたりします 🙂
カワセミを待ってる私の近くをソロリソロリと歩いてます。

ムギマキ

本日のベストショット


Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/500s 250 

葉が少しかぶっていますがソレガイイ 🙂

こういう自然物のディテールアップは好みです。
あとうまく暗すぎない日陰で色乗りも悪くないですね、キビタキもですがこういう明るさが最も綺麗に撮れる気がします。

これは、どうやってもブレ&ボヤケが発生するのでアタマにきて、MFで撮りました 🙂
私はAF-ONでAFがOFFになるという変な設定していますが、今日はフル活用…。

あとで症状はまとめますが….ただEF400mm F4 DO IS II USMにはクリティカルなファームアップがあってそれを適用していなかったというミスが。

前向き



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/500s 250 

いやぁカラスザンショウの枝、トゲ痛くないんですかね。

これもベストショットと同様で胸のカラーのグラデーションが綺麗です。

ロー



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/500s 800 

今日はムギマキは同じ場所にずっといたので、バックはほぼ空。

EV上げても良いんですがISOが上がる割に綺麗に撮れないので、RAW現像で上げることにして暗めに撮ってます。

ただどうしてもノイジーになるのは明るい背景の場合は仕方ないですね。

ブレ&ボケ 微ブレ?



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/500s 400 

こういうブレが多発します。
SS 1/500なのでもう少し抑えられそうなものなのですが、なんか微ブレと似てるんですよね。

で、ファームウェアアップデートされてないことに気づいてしまったと。

テレコンのボヤけ



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/500s 200 

ノートリを拡大するとわかりますが、テレコンつけるとこんな感じの2線みたいなボケが発生します。
これはある程度仕方ないです 😛

ただ、目立つショットと目立たないショットがありますね。

キビタキ♀



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/500s 800 

時刻的にはムギマキよりも先に撮っていたんですが、この時からもうどう撮ってもボケみたいなのがおさまらなかったので、ムギマキの後半からはずっとMFで撮ってました。

レンズ解像力の問題か?とも思ったんですが、バキバキの写真も多いのでちょっと違う感じです。



Canon EOS R7 560mm ƒ/6.3 1/500s 800 

おケツ。
なんとなく青っぽく見えたのでオオルリかなと思ったんですがキビタキですね。



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/200s 800 

これは枝の隙間の割には結構まともに撮れていたもの。

ただ曇り空がバックで日もさしていたので木漏れ日によるかすみがひどい。
このレベルのかすみを除去すると流石にノイジーです 😛

ムシクイ

本日のベストショット part.2



Canon EOS R7 560mm ƒ/5.6 1/80s 320 

SS 1/80…。かなり動き回る鳥なのでここまでシャッキリ撮れたのはちょっと奇跡です。
正直ムシクイをこの距離でここまでバチっと撮れたのは初めてかもしれず。

といってもムシクイの判別はどうも苦手。
Googleレンズ様はオオムシクイと言っておられます 😛

藪の中に入っていくのが見えて、飛ばれないように追跡しつつ撮りました。
これはトラッキングして普通に撮っているので、なんとなくわかってきた気がします。

見てわかる通り、かなり大きくフレームにとらえているので瞳AFが的確にきいていて、さらに1/80でもブレないほど(それでも一瞬ですが)止まってくれていたおかげです。

下の方で説明しますが、ウォブリング的な挙動が起こらずにすんなり撮れた例ですね。

ハイタカ


Canon EOS R7 560mm ƒ/6.3 1/2000s 500 

遥か遠くに見えるのをパシャリした証拠写真ですので、豆粒です 😛
まぁハイタカいたよねと。

ブレ&ボケ的な症状

EF400mm F4 DO IS II USM ファームウェア v1.0.9

「あれ?…そういえば、比較的新しいレンズって制御チップが入っていて、ファームウェアアップデートなかったっけ…?」

と思いついて検索..

2020年11月5日 EF400mm F4 DO IS II USM ファームウエア Version 1.0.9

EF400mm F4 DO IS II USM ファームウエア Version 1.0.9|キヤノン
EF400mm F4 DO IS II USM ファームウエアの変更内容を説明しているページです。

「まれに手ブレ補正機能の不具合(像がわずかに揺れる現象)が発生することを改善しました。」

内容は

「まれに像がわずかに揺れる現象が発生する」

ってなんか直球すぎやしません?

条件が一致すれば必ずおこるものでも、メイカーは「まれ」って言ったりします。

で、2014年発売のレンズのファームウェアアップが2020年に行われているということは、
明らかにこれはRFマウントカメラで使用した時の不具合です。

EOS R5の発売日は2020/07/30なので、R5のボディとの組み合わせで何か発見されたんでしょうね。

まぁ…でも2020年のファームアップだし、前のオーナーがやってくれてるよね….?

「はい、検証やり直し。」

まぁ、これが原因かどうかわかりませんが、変なブレ方するなぁというのをヒシヒシ感じているので何かしら改善してくれることを祈ります 🙂

現在起こっている症状

結構撮ったので症状が大体わかってきました。

  • 常にサーボAFでピントがウォブリングのように動き続けている
  • 全体が微ブレすることがある

なんとなくこの2つが複合で起こってます。

ウォブリング

上の方は実はこれRFロクヨンでも起こっていたんですが、ミラーレスは「ここにピントを合わせたい」と頑張っても合わせられないことが多々あって、微細なウォブリング的な動作をしてなんとか合わせようとする挙動がみられます。

コントラストAFのものとは違うんですが。

EOS R5の頃はサーチ駆動のような挙動をしてピントがぶっ飛びまくっていたんですが、EOS R7ではかなり狭い範囲で微調整のためのウォブリングをしているようです。

像面位相差AFの性質と更にそもそもクロスセンサーでもないため、まだ「単純にピントを合わせる性能はレフ機ほど高くない」ので、思うようにボディがピントを合わせられないのが原因です。

で、連写でシャッター切ってる間もこれがバンバン起こります。

今日撮った写真をみていたところ、連写中にサーチ駆動のようにボケ→合焦→ボケみたいな感じでピント状態が常に変わっているものが多数(というかほとんど)ありました。

RFロクヨンの時はかなり低確率で起こっていましたが、EF400mm F4 DO IS II USMではかなり頻繁に起こっている印象..EF800の方はまだしっかり試していません。

で、MFで撮ってみたらほぼ変なボヤケはなくなったので、おそらくこれが原因です。

とはいえずっとMFで撮るわけにもいかないので、次はトラッキングOFFにしても発生するのか試してみる予定です。

全体が微ブレする

これはEF400mm F4 DO IS II USMのファームアップで直る可能性もあります。

あと、上のウォブリング的な動作もこれが原因で起こっている可能性があるので合わせて確認…。

「像がわずかに揺れる現象」ってデュアルピクセルCMOSでは「ピントが合っていない」と判断されるので永久にAFが動き続けるかもしれません。

EF400mm F4 DO IS II USMについては、これで全く問題なくなれば良いのですが。
ただ、EF600mm F4L IS III USMの方ではより直接的に修正されているので、期待薄かもです。

 

EF600mm F4L IS III USM ファームウエア Version 1.1.3|キヤノン
EF600mm F4L IS III USMのファームウエアの変更内容を説明しているページです。

サーボAF連写時におけるAF合焦性能を改善しました。

なんとなくEFレンズをRFマウントで使う際に避けられない問題で、ロクヨンIII型くらい新しいとある程度対応出来るけど、昔のレンズは対応できない問題な気もしつつ。

まとめ

お日柄

今日は、ムギマキがいたところに小鳥の群れが何度かやってきた以外は、ほとんど鳥の気配はありませんでした。

このところ、朽木というか山の方はこのパターンが多い気はしてます。

逆に京都植物園であるとか京都御苑であるとかは、比較的にぎやかですね。

あと、午後になるとパタっと鳥の気配が消えます。

レンズの検証をしたかったので2往復くらいしたんですが、撮影機会はかなり少なかったです 😛

EFレンズ検証

EFレンズをEOS RシリーズにRFマウントアダプタで装着するのはあまり問題ないのかなと思ってましたが、野鳥くらいAFがシビアだと結構いろいろありそう。

EFレンズの方が綺麗だしちゃんとAFとかも動くならいいじゃんと思ってたものの、「おとなしくRFレンズにしとけ」という結論になるような気もしつつ。

RFマウントアダプタが出来が良すぎて気にしてませんでしたが、結局のところEFレンズにRFレンズの真似をさせてるってことですもんね。

これから試していくのは

  1. ファームアップ(EF400mm F4 DO IS II USM)
  2. トラッキングOFF
  3. その他サーボAF系の設定を見直し
  4. ワンショットAFにする

なんとなくこの4段階かなと。

EF400mm F4 DO IS II USMのほうはかなり頻繁に使うレンズなので、1のファームアップで何とかなってくれることを祈ります。

EF800mm F5.6L IS USMはレンズ側にAFの制御チップが入っていないレンズですので、ファームアップというわけにはいかないのですが、こちらは飛びものや遠くからとまりものを撮るレンズですのでトラッキングOFFで安定してくれないかな?と思う所。

最悪ミラーレスなのに懐かしのワンショットAFとかになるんですかね?w

そうなってくると正直ミラーレスをわざわざ使う必要もないので1DXや7D2あたりに逆戻りでしょうか?

ただミラーレスの罠で、AFもストレスフルではあるのでそれはそれでアリではあります 🙂

あ、あとEF400mm F4 DO IS II USMはなんかもう野鳥撮るならこれ使っとけってくらい良いです。

560mmF5.6で、単焦点レンズの写りで、この軽さは本当に凄い。

EOS R7で使ったときの問題が片付きますよーに。

 

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