Nikon CoolPix PX-1100
はい、というわけで衝動買いしたCoolPIx PX-1100です。
ぶっちゃけほとんど調べずに「コンデジで野鳥撮れるやつ」を検索して、すぐにヨドバシに走ったので購入直後は性能も全然知りませんでした😂
ベニマシコがまだ居たので「すぐ撮りたい」のと「これまでと同じ機材買っても面白くないからコンデジで頑張ってみよう」くらいですね。
実は性能的なところはベニマシコを撮ってからゆっくり調べました😇
基本スペック
| 項目 | 性能 |
|---|---|
| センサー | 1/2.3型 CMOS 約1605万画素 |
| 焦点距離 | 4.3mm~539mm(35mm換算:24mm~3000mm) |
| 開放F値 | F2.8–F8 |
| 手振れ補正 | レンズシフト方式、約4段分 |
| AF方式 | コントラストAF |
| 連写 | 7コマ/秒 ... ただし、7コマくらいでバッファフル |
| EVF | 約236万ドット OLED |
| 重量 | 1.4kg |
ファーストインプレッション
ポジティブ
35mm換算3000mmはやはり強力
画素ピッチはある程度をこえて狭くなると「色のり」「ノイズ」「解像力」とかそういったものには期待できないので、「とにかく大きく写す」ことが重要になります。
この写真は実は距離30m以上あるんですが、この距離でズズメ大の鳥をここまでのサイズでノートリで写せると、あとはよほど酷い状態じゃなければRAW現像で救えます。
距離30m超というのは大体の鳥がこちらを気にしない距離ですので、警戒意識の範囲外から撮影できますし、そういった意味でも非常に強力ですね。
DxO PureRAWが良く効く
このカメラはどうもISO800を超えると途端にノイズが酷くなるようです。
ただ、DxO PureRAWを使えばISO1600くらいまではいけそうですね。
まだISO3200は見てないのでそれはまた今度。
3000mmではF8、2000mmでF6.3なのでISO800におさえるのは結構大変なわけですが、ISO1600なら何とかなるかなという感じ。
DxOで処理しないと、なんだか懐かしいモヤっとした写真が出てきます🥴ちょっと無理
手振れ補正
これに関しては文句なしに強力ですね。
3000mmでも余裕で手持ち撮影ができます。
レンズ込みの1.4kgで手持ちで撮ってここまで使えるのは凄いですね。
グリップ
なんとなくなんですが、これボディはEOS R7と同じくらいのサイズありますよね?
握っててまったく違和感ないです。
昔なにか超望遠系のコンデジ使ったことがあったんですが、そのときに感じた不安感は全くありませんね。
ネガティブ
AF性能
まぁ、AF性能が一番ハイエンド機と違うところなので当然ですが「合えばラッキー」くらいで。
デフォーカスはもちろん、追尾なんて夢ですし、枝の隙間なんかもかなり厳しいですね。
スピードももちろんコントラストAFなので非常に遅いです。
書き出し速度
これについてはPX-1100つかうと絶対に「え?」って思うはず。
連写が遅いし長くもたないのは当然ですが、Hで連写すると1秒くらいしかもたないのに、その後6秒くらい何もできません😇
ファインダーをのぞきながら連写、操作できるようになったら鳥はほぼいなくなってますね。
ファインダー像だけは更新されるのが唯一の救いですが、たまに画面も固まる気はします。
単写で撮った方が良いのかはまぁ...これから検証ですね。
バッテリーがすぐ減る
ちょっと完全に充電できていたか自信はないですが、数時間ほど探鳥地を歩いていただけで1度交換しました。
カワセミ撮影やなんかでONのままならわかりますが、散策でたまにONにしてる撮り方でこれは結構減ってるねと。
あと、標準では本体にUSB-Cをつなげてバッテリー充電なので複数バッテリー持ちだとちょっと困りますね。
操作系がいまいち&カスタム範囲が狭い
設定メニューを見てたんですが、「あれ?これだけ?」というくらいには設定が少ないですね。
もうちょっとボタンカスタムできるとありがたいのですが....。
AF/MF切り替えがレバーなのがまず使いづらいのと、あとはフルタイムMFができないのがかなり使いづらい。
かなり頻繁にAF/MFを切り替えてるので真っ先に壊れそうな😇
いくつかのポイント
MF
まぁ、元も子もないのですが困ったらMFですね。
体感ではAF-Fは特に危なくて、シャッターを押し込む瞬間にもAFが稼働してせっかく合わせたピントをずらしてくる気がします。
大体はAF-Sで近くに合わせた後に、MFしてシャッターを切った方が安定する感じがしますね。
特に暗所(というほど暗くないのですが)での3000mm撮影はかなりの頻度でピントが合わないので、すぐMFに切り替えてピントを合わせて撮りましょう。
Sモード
これはまぁ好みもあるんですが、野鳥撮影ではこのカメラだと基本的に開放F値で撮ることになるので、私はMモードではなくSモードの方が撮りやすいですね。
そうなると調整するのはSSとISO、露出補正になるわけですがISOも基本的にAUTOで良いですしSSと露出補正だけを意識すればよくなります。
野鳥撮影って急に被写体が現れるときがあるので、そういった場合に明るすぎてMモードだと白飛びしてしまうことが良くあります。
一瞬しかシャッターチャンスがない状態だと即座にその辺を調整するのは難しく、ピントを合わせてフレームに入れて撮るくらいしかできないんですよね。
クイックバックズーム
このカメラ特有の機能の中ではクイックバックズームはかなり良いですね。
やはり単焦点だと一度被写体を見失うとどうにもならないことが多いのですが、この機能を使えば比較的簡単に再発見できます。
積極的に使ってよい機能な気が。
三脚
三脚を使うかどうかですが、私は使った方がいいかなと。
もちろん気楽に散策するときにはその限りではないですが。
理由としては
- 出会い頭に撮るスタイルよりは、超遠距離から撮るスタイルが得意
- ちょっとしたブレで被写体を見失いがち
- 軽いけど軽すぎるものでもない
でしょうか。
三脚じゃなくても手振れとかそういった面では大丈夫なのですが、継続性というか一度見失ったあとのリカバリーに時間がかかりますね。
まとめ
とりあえず、所感としては「想像以上に便利だし撮れる」ということでしょうか。
ロクヨンはもとよりEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMでも「視界に入ったらちょっと近づく」ことは必要なのですが、このカメラはその場で三脚を立てて撮影でOKなシーンが多いですね。
とにかく「鳥の警戒範囲外」から撮れるのは非常に強く、こちらを気にして飛び去られるのを気にすることなく枝被りのない良いポジションまで出てくるのを待つことができます。
もちろん、出てきてもすぐにピントが合わないのでそこが厳しいところですが😂
まったく使いものにならなかったらしばらく使って売ろうかなと思ってたんですが、これは本格的な野鳥撮影復帰時に大砲に戻ってもサブで持っておいて良いカメラな気がしますね。
あと、うちの嫁はEOS R7 + RF100-500mmでも重量的に厳しかったようですが、このカメラならさすがに大丈夫そうな気がします。
ただ操作していて気になる点も非常に多いので、そのあたりを改善したものを発売してほしいなとは思いますね。
では、またしばらく使い込んでいろいろオススメ設定などは紹介していきたいと思います。
渡りの季節、はりきっていきましょう。