4~6月の野鳥傾向

夏になるまでの滋賀での探鳥のヒントなど。

これから滋賀で、またはこの季節に初めて野鳥撮影をしていこうと思っている人の助けになれば。

ここで紹介するのは一般的または私が感じたことですので、イレギュラーはありますし間違ってることもあるとは思いますが、大きく違う事はない...ハズです :P

玄人がみても仕方ない記事ではありますので、初心者向けです :)

探鳥地

いまの時期はちょうど冬鳥と夏鳥が入れ替わる時期ですので、両方の鳥がクロスオーバーする探鳥地を狙うのはアリです。

ただ大阪城公園や石川県の舳倉島だったりがそういう場所ですが、滋賀は内地ですのでそういう場所は少ないですね。

ですので滋賀ではほとんどの場合、潔く冬鳥が去った後に夏鳥を待つか、フライングして他の県で探鳥するかになります。

標高的には冬は低地の公園などに野鳥が多かったですが、これからはどちらかというと山のほうに野鳥が多くなります。

一年中いろんな野鳥を撮れる場所もありますが、ほとんどの場合は夏鳥と冬鳥どちらかに強い探鳥地が多いですね。

滋賀には高い山はほとんどないので冬に見た鳥たちを追って山で観察できることはあまりありませんが、周囲の山々は代表的な夏の珍鳥達にとって良い環境だったりします。

私がよく行くのは朽木だったり比叡山だったり音羽山や菅山寺や金勝山、あとは湖東の山々のあたりですかね?

滋賀は盆地で周囲を山で囲まれていますので、余裕があればいろんな場所を探鳥してみてください :)

野鳥の行動


機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/4000
F値
5.6
ISO
1600
露出補正
-1
撮影距離
10.4m

夏にやってくる鳥のほとんどは繁殖活動をしますので、冬とは全く行動が異なります。

冬は群れて餌をバクバク食べている鳥達が多いですが、これからの季節は群れることはあまりなく、ツガイ単位でばらけていることが多いですね。

また地鳴きではなく囀りますのでどこにいるかわかりやすいのと、特にオスがメスを探している時期は人に対しての警戒心が散漫になるのでこの時期は撮影チャンスです。

カップリングが終わって営巣して抱卵...というような時期になると、逆に目立つ行動をしなくなって人に対しての警戒心も強くなります。

ですので、できれば入ってきてすぐ囀っている時期にパシャリできると良いですね。

という感じで冬とは違って短い周期で行動が変化するので、そのあたりも考慮して探鳥しないと期待通りに出会えない場合が多いです。

探鳥地には珍鳥博士みたいな人がいるので、そういう人に珍鳥の生態を教えてもらうのも良いですね :)

野鳥紹介(4月中旬~)

私の感覚では、なんとなくこの2種が先行してやってくるようなイメージがあります。

コサメビタキ (★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/640
F値
6.3
ISO
125
露出補正
1
撮影距離
18.3m

コサメビタキはかなり早めに入ってきて、しばらくしたらあまり姿を見なくなる鳥です。

いる場所にはいるんですが、早めに引きこもっちゃう気がしますね。

4月中旬~5月中旬くらいに撮っておくのが良いんじゃないかという気がします。
朽木をはじめ様々な公園で姿を見ることができます。

警戒心は強くはないのですが、キビタキほどフレンドリーかというとそこまででもない気がします。

サンショウクイ(★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
320
露出補正
0.7
撮影距離
10.4m

「山椒は小粒でもピリリと辛い」ということわざを連想させるピリリーという鳴き声から名前がつけられたとか。
そんなわけで、サンショウクイはいたら鳴き声からすぐわかります。

高い場所を群れで飛んでいる事が多いので、簡単に撮影できるかというと実は案外そうでもありません。
山をブラブラ歩いているとたまに低い場所まで降りてきてくれるので、そういうチャンスにパシャリですね。

またサンショウクイは比較的長い期間姿を見かける気がします。

あまり低地の公園では見ない気もするので、朽木くらいの山に行った方が可能性は高いかもしれませんね。

野鳥紹介(4月下旬~)

センダイムシクイ(★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/200
F値
5.6
ISO
250
露出補正
1
撮影距離
12.6m

この時期によく見かけるムシクイ。

12.5cmくらいとかなり小さいので撮るのはそれなりに大変です。

単独でも見かけますが、小鳥の群れに混ざっていることも多いので群れを見かけたら探してみるのが良いかも。
他のムシクイは藪というイメージがありますが、枝から枝を飛び回っているところをよく見る気がします。

山の方にもいますが、小鳥たちが群れている低地の公園でもよく見かけます。

キビタキ (★★)

オオルリ(★★★)

クロツグミ (★★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
320
露出補正
-1
撮影距離
25.8m

クロツグミも鳴き声が独特で、声も大きいのでいればすぐわかります。

警戒心は強い方なのでよく飛び去って行くのは見かけますが、なかなか撮影できない鳥かもしれませんね。
比較的大きな鳥ですので、少し遠目から撮影した方が良いと思います。

あまり低地の公園では見ないので朽木くらいの山に行った方が良さそうです。
菅山寺のあたりでもよく見かけますね。

野鳥紹介(5月上旬~)

アオバズク (★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/400
F値
5.6
ISO
1000
露出補正
0
撮影距離
15.4m

京都御苑などいくつかの場所に毎年アオバズクはやってくるので、行けば高確率で撮影できます。

京都御苑は滋賀じゃないでしょって話ですが、ぶっちゃけ大津市と京都市は15分程度で移動できる場所なので、滋賀みたいなもんです(謎)。

私は1年に1回は撮りに行くことにしています :)

ほとんど動きませんが、たまに目を開いたときにパシャリしましょう。

サンコウチョウ (★★★★)

トケン類 (★★★★)

野鳥紹介(5月下旬~)

オオヨシキリ (★)

機材
Canon EOS R5 + RF600mm F4 L IS USM
焦点距離
600mm
SS
1/500
F値
4
ISO
250
露出補正
0
撮影距離
0m

名前の通り、ヨシがあればいますので滋賀県には非常に多くのオオヨシキリがいます。

「ギョギョシギョギョシ」と非常に大きな声で鳴くので「仰々しい」ということで「行々子」という別名があります。

いればわかるというか...既に存在アピールが激しいですw

南では地球市民の森あたりがオススメで、夏には本当にうるさく鳴いていますね :P

私は年に1回くらいはボウズ逃れで撮りに行きます。

ブッポウソウ (★★★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/800
F値
5.6
ISO
500
露出補正
1.7
撮影距離
81.9m

ブッポウソウは見た目がなんとなく仏法僧っぽいからつけられた名前かと思いきや、コノハズクの鳴き声をこの鳥のものと誤認されてブッポウソウという名前が付けられたそうです。

ブッポウソウは岡山県の吉備中央町など、いくつかの町で巣箱を設置して保護活動されているので単純に撮影したいならそういう場所に行くのが確実です。

ただ、滋賀にもやってきてはくれるので自然の中のブッポウソウを探すのも一興かもしれませんね。

私は自分から遠出して撮ることはあまりありませんが、朽木などに来てくれた年は通って撮影しています :)

アカショウビン (★★★★★)

ヤイロチョウ (★★★★★★)

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/160
F値
6.3
ISO
640
露出補正
-2.3
撮影距離
20.3m

ヤイロチョウについては、毎年滋賀の探鳥地を通過はするんですが、運がいいと探鳥地にとどまってくれるような感じです。

そうじゃない場合はその通過するタイミングでなんとか撮影せねばなりません。

鳴き声はとにかく大きくてわかりやすいので、いればすぐわかります。

警戒心はかなり薄いのと、大きな鳥ですので発見しさえすれば撮影はそこまで難しくありません。

ただ、個体数がとにかく少ないので難易度は非常に高いですね。

一部のヤイロチョウファンが血眼になってこれからの時期は探し回っています。

早朝に大きな声で鳴くのでそれが探鳥開始の合図ですねw

まとめ

ロケーション

機材
Canon EOS R7 + EF800mm f/5.6L IS USM
焦点距離
800mm
SS
1/2000
F値
5.6
ISO
160
露出補正
-2
撮影距離
7.1m

滋賀の朽木あたりで探鳥した場合に出会える時期を書いていますので少し遅めなのと、年によって時期も鳥種もズレます。

なのでもうこの4月上旬~中旬くらいからは、もしかしたら既に入っているかも...と思って探し始めた方が良いですね。

これまで書いた通り、行動の変化が激しいですし2週間くらいズレがあると最も良い時期を逃してしまいますので空振り覚悟で少し早めに探すのが良いとは思います。

今年は3月まで非常に寒かったですが、一気に暖かくなったので状況が全く読めなかったりしますね :P

また、営巣地がわかれば抱卵~巣立ちなどまで観察できますが、慎重に撮影しないと巣を放棄してしまいますので気を付けましょう。

慣れないうちはあまり営巣地には近づかず、しっかりその鳥の生態を勉強して現地の博士?にも説明を乞いましょう :P

険しい場所に行っても成果は変わらない

私は探索するのが好きなので、獣道しかない森や藪の中など険しい場所にもよく行きますが、野鳥って整備されてない場所より里山とかのほうが多かったりします。

もちろんいないわけではないのですが、険しい場所は移動もしづらいですし、かなり危険です。

もうひとつリスクに見合った成果を得られないので、慣れるまでは険しい場所はお勧めしません🐧

機材

この季節は山を歩き回ることになるので、できればフットワーク軽く撮影できる機材が望ましいと思います。

冬はじっくり撮ることが多いのですが、この季節は一期一会な感覚が強いですね。

私は今年はEOS R5 mark II + RF600mm F4L IS USM + Extender x1.4か、EOS R7 + RF600mm F4L IS USMでいこうかなと。

去年はEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMでしたので行動が制限されていましたが、この機材ならば三脚ナシで歩き回れそうな気がします。

三脚はあった方が良くはあるんですが...今年は折角RF600mm F4L IS USMを使っているので初めはナシで。

まぁどう考えてもNikonのZ8/Z9 + 800mm F6.3または600mm F6.3を使うのが良い気がしますけど、Canonでガンバリマス。

 

では、これから滋賀で野鳥撮影をはじめようとする方に何かしら参考になれば幸いです :)
頑張っていきましょう。