今日は朝に昨日のカワセミポイントを少し確認して、ヤマセミを求めて午後からダムに 🙂
先に撮影していたカメラマンの方と話をしながら、じっくり撮ってきました。
とてもバイタリティのある方で、いろいろ教えていただけてありがたかったです 🙂
今日はEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USMの実力を測るべく本気モードです。
ヤマセミ
とまりもの
これはもう陽も落ちてかなり薄暗い中。
ヤマセミは、とまりものならどこまでSS落としても大丈夫なくらいは動かないので綺麗ですね 🙂
ロクヨン+Extender x1.4で撮ってた時と比べるとテレコン特有のボケのようなものがなくてGood。
光量もかなり少ない中でここまで写っていれば全く文句なしです。
正直、ハチゴローを買った最大の理由がヤマセミ撮影ですので良い感じです。
ヤマセミって横から見た顔と、少し正面から見た顔とのギャップが凄いですよね。
正面からみると途端にニワトリ満載 😛
飛び込み~飛び出し
物凄く遠い。
どのくらいあったんでしょうね…80~100mくらい?
APS-C 3250万画素 / 800mmでギリギリな撮影は初めてです 😛
この場所にヤマセミがいることはわかっていても、ロクヨン+Extender x1.4かハチゴローあたりを使わないと撮影はかなり厳しいんじゃないでしょうか…。
拡大すると厳しいですが、十分撮れてますね。
特にピントがしっかりあってるのが素晴らしい…EOS R7のピント精度相変わらずすごいなと。
ホバリング
ホバリングからの方向転換。
ヤマセミのホバリング撮ったのは初めてかもしれません。
これでも70m~80mは離れているので、よく見れる程度に撮れてるもんだと感心。
比較的後ろにピントが撮られそうなものが多いですが、ここまで遠いともう関係ないかもですね 🙂
これまでロクヨンの口径が大きすぎて照準器を斜めにつけてたのですが、上につけることができるようになって精度も随分上がりました?
浮上
対岸からこちらの岸に寄ってきてくれたので大きさ的にはそれなりに。
それでも50m以上はあると思いますが。
しくじってフレームの隅っこで撮ってしまったので、ジャスピンではありません 🙁
いやぁ…恰好良いですねヤマセミ。
今日は飛び込みはこれが初回だったのですが「ん?AFイケてるじゃんハチゴロー」という感じでした。
飛び出し
飛び出しといえばプリ撮影。
見事に何枚かローリングシャッターの歪みが発生しています。
ただまぁ…撮れないよりはマシなので、わかっていて使う分には 🙂
鳥の場合は羽を上から下に羽ばたかせる瞬間がどうしても歪みますね。
獲物をゲットした後は短くても2時間ほどは狩りをしないので、ハナから飛び出しを狙いました。
随分EOS R7を使いこなしてきたかな…と思います。
獲物ゲット
エサをゲットしたときの飛び込みも撮ってはいるのですが、まぁまぁ遠かったのと、飛び込みからこの岩にたどり着くまでのコマ数が相当多かったので、また機会があれば貼ります 😛
今日はオスとメスのヤマセミがいましたが、オスは獲物をゲットしていたものの、メスは何度も狩りを失敗していました。
オスが獲物を獲ってあげたらいいのにと思いつつ…。
EF800mm F5.6L IS USMでの飛翔撮影
飛翔を撮ってるときにピントが若干安定しないときはありましたが、正直かなり良い成績でした。
ヤマセミが遅い…というのもありますが、ジャスピンがかなり多かった印象。
上の作例では1,4枚目はボケてますが2,3枚目はジャスピンですね。
ヤマセミくらいのスピードだと、トラッキングや動物認識などの使用は好みかなと思います。
あとヤマセミは白黒でコントラストがハッキリしているため、AFの反応が非常に良い鳥なので参考にならないかもしれません 😛
ジョウビタキ
早朝でかなり薄暗く。
EF400mm F4 DO IS II USM は EF800mm F5.6L IS USMと比べてしまうと焦点距離が全く足りませんが、十分綺麗です。
というかハチゴローと比べると、改造感はロクヨンでも厳しいので比較すること自体が間違いなのですが。
EF400mm F4 DO IS II USMもお高いレンズですが、ハチゴローは定価は実にお値段3倍ですしね…。
現場では完全に日陰で真っ暗ですよ、どんな解像力ですか先生…。
とにかく重くて三脚必須なのを除けばチートアイテムです、ハチゴロー。
使ってみて、何がヤバイって焦点距離に対しての解像力もさることながら、とにかく暗部が潰れずに解像すること。
EF800mm F5.6L IS USM
EF800mm F5.6L IS USMって蛍石を2枚使ってるわけですが、レンズ重量を気にしていなかった時代のレンズですので、恐ろしいことに前2枚が蛍石なんです。
RF800mm F5.6L IS USM
RF800mm F5.6L IS USMは重い蛍石は真ん中の方に移動されて、こうなっちゃってるんですよね。
ハチゴローにらず、軽量化されてるレンズは概ねこうなっていて、重量と引き換えに画質が落ちちゃってます。
EF600mm F4L IS II USMもハチゴローと同じく前2枚が蛍石ですが、III型から真ん中に移動してます。
実はこれが、私がRF600mm F4L IS USM売ってでもEF800mm F5.6L IS USMを確保しておきたかった理由です..。
いまは世界情勢的にもレア素材はお高くなっているのと軽量化の流れなので、おそらくもう蛍石を前にもってくるような大口径レンズは発売されません。
カワセミ
昨日見つけたポイントに確認しに行きましたが、あらわれたので通えばいつかは撮れそうです 🙂
これでも実は昨日よりは驚かさないように距離をとっています。
ガッツリ近づいて飛び込みをとってみたいですね 🙂
カワラヒワ
ヤマセミのポイントに向かう途中で群れが。
景気づけにパシャリ。
まとめ
ヤマセミ
今日は6時間くらいずっとヤマセミと遊んでいた気がします 😛
撮影距離的にギリギリですので、できれば次はこの写真くらい近くで飛び込みを撮りたいですね。
非常に楽しかったデス 🙂
EF800mm F5.6L IS USM
今日はEOS R7 + ロクヨンからEOS R7 + EF800mm F5.6L IS USM に変えてどうなのかを測るテストでもありましたが、文句なしに合格です。
というか、EOS R7 + ハチゴロー って野鳥撮影装備のなかでは最も解像力のある組み合わせですが、ちょっとチートアイテムすぎですね…。
あと数m近づけばロクヨンの方が綺麗に撮れる事は多いのですが、その数mを近づけないのが野鳥撮影。
小鳥が逃げない距離から撮ってこの解像力は、野鳥撮影がとても簡単なものに感じてしまいます…。
EF400mm F4 DO IS II USM
こちらはまだ安定して撮影する方法を模索中ですが、なんとなくわかってきました。
4段分の手振れ補正がついていますが、今はAPS-Cで使っているのでそもそもが2~3段分くらいしか効果がない(焦点距離x1.6なため)上に、APS-C 3250万画素という狭い画素ピッチの影響で、シャッタースピードが足りずに、おそらく手振れしてしまってます。
描写が毎回安定しないのもそのせいですね。
400mm x 1.6 = 640mm、この焦点距離だとおそらく2段分くらいしか手振れ補正が効かないので SS 1/200~1/300くらいは最低でも必要という事になります。
Extender x1.4をつけた場合は手持ちだと1/400~1/600くらい欲しい感じになりますね。
というか、35mm換算 896mmの焦点距離なので当然ですね。
最近はRFレンズで手振れ補正が強力なレンズに慣れていたので、すっかり忘れていました。
ですのでExtender x1.4をつけずに400mmでSS 1/300、ISO800で撮れれば良くはあるのですが実際のところ森や山の中ではかなり厳しい値です。
そこで、今度フルサイズのEFマウントカメラを1台買おうと考えています。
EF400mm F4 DO IS II USM + Extender x 1.4で 560mm F5.6レンズとして使って、SS 1/300くらいでISO~3200くらいで撮ればおそらく期待通りの性能を発揮できるはずです。
EOS R6 mark IIも考えましたが、こちらは高いのと何よりミラーレスでは森や山でのAFの短所を補うことができません。
森や山で咄嗟に鳥を撮るのにはデフォーカスの起きにくいEFマウントカメラはうってつけです。
更にEF800mm F5.6L IS USMもEFマウントですので、高感度耐性が必要な時にはそちらでも使えるので一石二鳥ですね。
EOS 1DX mark II、EOS 5Ds Rのどちらにするか少し悩んでいますがISO耐性が必要なので1DX mark IIの方が良いかもしれません。解像力をどう考えるか次第ですが。
まだまだEFとRFのボディはそれぞれに利点があるので、当面は両方持ちがベターが気がしています。